SAOもう一人の聖騎士
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新たなる世界へその四
前書き
オリジナル伝説級武器だしました。名前が安直なのはご容赦を・・・(汗)
「もっと重いのを」
キリトの要求が続く、これがうちで一番重い奴ですと店主が涙目で持ってきたのは、彼の身長に届く大剣だった。
「ぷっ!」
リーファが吹き出すのも無理はないだろう。キリト自身170Cm位で決して小柄ではないが、髪がつんつんした少年漫画の主人公のような見た目なので、なおさら面白く感じるのだ
「さーて俺は・・・」
長剣の中から慎重に選んでいく。そうするとふと奥にある一振りの剣が目に入った。
「お客さん、そいつは外れですよ」
店主が忠告する。なんでも、ALO最高の筋力値を持つサラマンダーのユージーン将軍すら抜けなかったものらしい。俺としては、筋力値うんぬんの問題でなく、何か条件があると思うのだが・・・・・・・・
「・・・・・・・・やっぱり仕掛けが有ったか」
「仕掛け!?」
店主が驚愕するが、そうでもしないとおかしいだろう。仕掛けが有ったのは柄の部分、この剣<デュランダル>の銘の通り、フランスの英雄ローランの伝承に基づく仕掛けだった。
「やっぱりな、フランスの伝承『ローランの歌』でデュランダルは鍔に四つの聖遺物が納められているんだ。パズルみたいに伝承通りの場所に聖遺物を納めると・・・・・・ほら!抜けただろ?」
シャラン!と美しい音を立て聖剣が抜き放たれた。うん、柄の黒革は手に馴染み、鍔の装飾の美しさから一見すると儀式剣のようだが、鏡のような銀色の刀身から放たれる威圧感が伝説級武器の性能を教えてくれた。
「いやぁ、お客様良くご存じですね
「よし、こいつを買うぜ、いくらだ?」
店主はとんでもないと手を振って、
「いえ、その剣はお譲り致します。こいつも誰かに使われた方が嬉しいでしょうし・・・・・・きっとあなた方は大物になる、今後共この店をごひいき願います」
「そうか・・・・・・・・有り難く戴いておこう。また来るぜ」
「・・・・・・・・クラディールさんちょっとカッコつけすぎじゃない?」
余計なお世話だリーファ。
「はあああ!」
アルンへ向かう道すがら、シルフ領『古森』でキリトが龍戦士共を撫で斬りにしていた。剣を一回薙ぐたびに三匹もの龍戦士共が吹っ飛ぶのは中々シュールだ・・・・・・・・あれ?こんなこと前にもあったような・・・・・・・・
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