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ロザリオとバンパイア 転生物語

作者:圭人
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第13話 人間界へ

ケイトが息をふきかえしてから、5日ほど経った

ケイトは人並みに歩けるほどに回復していた。九尾を体内に
宿すため並の人間より回復がはやいのだ まだ戦闘できる
ほどではないが生活には支障ない程度に回復

「ケイト。身体の具合はどうだ?」
すらっとしたワンピースをきて、こえをかけたのはモカ

『ああ。 上々だよ。 普通の生活に問題ないくらいよくなったよ
ありがとな モカ♪』

ウィンクしてはなした。
モカも最初の方は笑顔できいていたが突然のウインクに顔を赤く
赤くした。
「ケイト…// その…ウインク辞めてくれないか?恥ずかしいのだ…//」
照れながら話した
『えっ? そうなのか?』
「そうだ。次したら血を頂くからな♪」
モカも笑いながら話し

この何気ない会話でもモカは幸せだった


「じ〜〜〜〜…」
モカはケイトを見つめた
『なんだよモカw』
「そういえばケイトが目覚めてから暫く吸ってなかったな…」
と言いながら抱きつく
『まって…モカ…// ?まさか?///」
「そのまさかだ♪///」

“かぷっ… ちゅううぅぅぅぅ………………”

『はははw』

でもあれ?初めてモカに吸われたときより痛くない、、
バンパイアって恋した相手だといたくないのか?

モカもケイトの久しぶりの血の味を堪能していた
(やはり、初めて吸った時より美味だ///やっぱりケイトはスキ)

ケイトの血が吸える幸福感、自分のすべてを包みこんでくれる優しさ
モカの頭のなかには幸せしか無かった


『あの モカ?…』
5分ぐらい吸われていただろうか かるく脱力感が

「む!あ、ああ すまない///」
モカは はっ!っとして顔を離し、開放し
顔を赤くしながらそっと離れた
でも満足した 久々に好きなひとのものが吸えたから

『てかっ モカ、学校は?』
「ケイトの看病にと父さんから一月の特別休暇をもらったんだ。」

さすが校長の娘w融通がはんぱない

『そーなんだ…w』
「なんだ?私では不満か?」

少しムッとした表情ではなす
『そんなことはないさ。 むしろモカには感謝してる』
笑ながら答えた
「馬鹿ッ……///」
モカは照れていた
そしていつまでもケイトの笑顔がみたいとおもった矢先のこと

数日後、


ケイトはあることを決意する これからのこと
転生されてから人間界へ行ったことがないため
旅にでるのだ

『モカ、アカーシャ、ちょっと話があるんだが、紅茶でも飲みながら
聞いてくれないか?』
2人を呼びとめる

「なんだ?ケイト。 改まって。」
「そうよ?なにかしら?」
2人は椅子に腰をかけケイトの話をきく
使用人が三つのティーカップに紅茶を配った。
『失礼ですが⚪︎⚪︎さん、三人で大事な話をしたいので席を外して
いただけないですか?』
大事な話となれば使用人も部屋をでるほかない
「かしこまりました。ケイト様。」
『無理を言ってすみません』
「いえいえ お気に入りなさらずに、 では失礼します」

丁寧な口調で部屋をあとにした

ケイトは席に座る前に防音、盗聴防止の為結界ん張り椅子にすわる。

「話ってなんだ?」
モカは紅茶を一口のんで質問した
アカーシャも同じ様に
「あなたが結界を張るほどまでの素振り、ただの話じゃなさそうね」

そうアカーシャはケイトが旅立つことを決意したことを
感じとった
『唐突だか、俺は人間界へ旅にでる』
「そう。あなたもとうとういくのね。あちらへ」
「ケイト…」
モカは不安にかられる もう会えないのだろうかと
『おれはもともと人間界へ行ったことがない。ほんの好奇心で行くんじゃない。
人間界と妖の世界での違いや考えかたを肌で感じ、自分がこれから先何を
すべきか見つけにいきたいんだ』
「でも…」
モカは納得できなかった

人間はキライじゃない 恋人が人間だからとか、人間の血が美味いからとかは関係ないことは確かだ

だが怖かった
またケイトが命をおとすやもしれんと
「あなたが行きたいと、何かそれであなたの未来が、行くべき道が開かれるのならいきなさい。
一茶さんとあなたが説く共存への鍵がみつかるかもしれませんね」
アカーシャは穏やかな表情で答えた


モカが重い口を開き話す
「私は人間は嫌いでないわけではない もちろんケイトのことも
だが今は両者が差別しあい、ちょっとしたした火種でお前を死なせたくない。
だかそこにケイトの進むべき道、鍵あるなら…
私はお前を…見送ろう…」
モカも穏やかな表情と涙をこぼしながらはなした
不安で仕方なかった だけど彼が行って、この世界の差別がなくなり
なおかつそれが彼の幸せなら笑顔でおくりたい
そう思った

『アカーシャ…モカ… ありがとう 君らにわかってもえただけでも嬉しいよ…
さよならは言わない キライな言葉だからね また笑顔で…』

そういうとケイトは席を離れ2人をそっと抱きしめた
暖かい手で





翌朝
モカの寝ているベッドでいつもそばにいた
愛しき人はいなく
机に鎖に通された指輪と手紙、置かれていた

『モカへ 何も言わず旅だってごめん 俺はまたかえってくるから
待ってて欲しい その指輪には俺のチャクラがこめられいつも金色に光る
その光はモカを護ってくれる
だから 待ってて?
ちゃんと貴女のもとへかえるから
波坂 ケイト』

その手紙を読みモカは
「待ってる…ずっと…」

と泣き崩れた

彼がまた戻るのを信じて


 
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