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スマコメ!

作者:御劔優太
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俺のスマホは人間モドキ。

リリリリ・・・・
いつもと同じ朝。
いつもと同じ時間。
そんな毎日にどこか飽きていた。
「ん・・・・」
俺は目覚まし時計を探す。
「あった。」
ふよん
「?」
もう一度。
たぷたぷ
俺は顔をあげる。
「んぁっ」
そこには、美少女が寝ていた。
「ぐぁぁぁ!!!」
俺はベッドから落ちた。
「あ・・・ご主人様!!」
美少女は、俺を見るとご主人様といい、自分のこと見た。
「あっ!願いが叶いました!!!」
「お、おま!誰!?」
「え?私ですか?いっつも一緒に居たじゃないですか!」
俺は全然分からない。
「スマホですよ!ご主人様の!」
「んなばかな」
俺は制服を着る。
「本当ですって・・」
すると、どこかで電話がなった。
「あ、俺のスマホ・・」
音がなってるのは、美少女の腹のなかだった。
「うそだろっ!?」
俺は耳を澄ます。
「出ますか?」
「どうするんだ!?」
「うーんと・・スマホの音声探知がついたようなものですっ!」
「それじゃあ・・出れたら信じてやる。」
『もしもし?水無か?』
「参りました。」
俺はDOGEZAはじめてした。
『ん?聞こえねーぞ?』
「あ、悪い・・またあとでにしてくれないか?」
『別に良いけど・・さては妹』
プツッ
俺は切れと命令した。
「信じてくれました!?」
「あ、ああ・・それで・・名前は?」
「決まってません!」
「は?」
「ご主人様が決めてください!」
「ま、まじか・・」
俺は色々な思考を張り巡らせる。
「奏でどうだ?」
音を奏でるって意味で言った。
「はい!ご主人様!」
満面の笑みで答えた。
「・・・って8:15じゃねーか!?」
「はい!」
「お前・・スマホに戻れるか?」
「お安いご用ですっ!」
ポンと音を立てて、スマホに戻る。
「私は壁紙に居ますよ~」
奏は、ロック画面の中に入っている。
「動く壁紙か・・」
俺はそんなことを考えながら、走り出した。 
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