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伝説となった狩人達

作者:さいぞう
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四人目
BROTHER
  九話

必死に……


いつ死ぬかわからない怪我してるくせになあ…

必死に暴れてたよ。


見ちゃいられなかった……


そのうち、赤毛は虫の息になって倒れてなあ。





ガルル…





それでも芝居を打つ赤毛に、俺は言ってやったんだ。





もういいぞ。

頑張ったな……赤毛…





そして…
また立ち上がってな。


俺に2,3回すりすりしてから、山方へ歩いて行ったんだ。


村のみんなももう…赤毛の気持ちはわかってたんだろう。


ああ…
赤毛の行き先はわかってたからなあ……



やつと暮らしたあの小屋で……

自分の大好きな場所でな……

眠るように死んでたよ……
 
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