SAO ~青の剣士達~
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第1部 SAO
14話 結婚と恋人
前書き
タクヤとアイリが......
そしてついにアスナとキリトが?
僕はアイリに会うために47層にいた
「タクヤ」
アイリが呼びかける
「ごめん....待った?」
「ううん。大丈夫....それより何?」
「君に大事な事を伝えに来た」
僕は真剣な顔をする
それに合わせるようにアイリも同じような顔をする
僕はさっき買った指輪を取り出し
「僕と結婚してください」
アイリは驚いた顔をし、それから今まで見た事の無いような笑顔で泣きながら
「はい」
こうして僕達は夫婦となった
◆
「きれい!」
「あんまり、はしゃがないようにね」
「うん!」
「聞いてるのかな.....」
僕達はエギルさん、兄さん、アスナさん、ソウさんの手を借り、22層のログハウスを買った
この家より大きい家が2分程、離れた場所にあったが、高すぎて買えなかった
引越しを終えたのが今日の午前11時、今は午前12時
「お昼にしよう?」
「うん」
今日のお昼はアイリ特製の焼きそばだった
「おいしい!」
「ありがと」
アイリはうれしそうに笑う
僕もそれを見て同じように笑う
その時チャイムが鳴った
「は~い」
「アイリ!来たよ♪」
「副団長!」
「いらっしゃい....アスナさん」
アスナさんだった
「新婚生活はどう?」
「楽しくて幸せです」
「いいな.....私も早く.....」
「結婚したいですか?」
「そう.....」
そして再びチャイムが鳴る
「は~い」
「よ!」
「兄さん」
「!」
僕の兄さんという言葉で反応している人がいるが見なかった事にしよう
「どうしたの?」
「お前の新婚生活を見に来たのさ」
「つまりからかいに来たと」
「そういうこと」
「ソウ!お前!」
「お久しぶりです。ソウさん」
「久しぶり!」
「それにしても、いつの間に.....」
「企業秘密だ」
「どうせ、隠蔽スキルだろ?俺は気づいてたけどな」
「ええ!?僕も索敵スキルの熟練度800超えてるけど.....気づかなかった.....」
「お前は甘いだけだ。特に今はな」
「兄さん厳しいな.....」
「幸せというなの素晴らしいものが手に入ったからな。気をつけろよ?」
「はい!どうぞ中に!」
僕は兄さん達を中に入れる
兄さんから「今更すぎるよ」という言葉を貰ったが気にしない事にした
入るなり兄さんは驚いたらしく裏返った声で
「アスナ!?」
「キ、キリト君!?」
「ひ、久しぶり.....」
「久しぶり....」
いきなり会話が途切れたね......
大丈夫かな....
「「あ、あの!」」
今、完全に声がかぶったね.....二人とも
「アスナからどうぞ...」
「いや....キリト君からどうぞ......」
「いや.....アスナから.....」
「そう?じゃあ......アイリ達はできれば、別の部屋にいて」
「分かった.....行くぞ!タクヤ!アイリ!」
「え!?ここ、僕達の家!」
「いいから行こう!タクヤ!」
◆
アスナさんから呼び出しがあったのはあれから2時間後の事だった
「話は終わったのか?」
「ええ」
「ああ」
「そうか....帰るか」
「またね。ソウさん」
「またな、タクヤ、アイリ」
ソウさんが帰り、僕、アイリ、兄さん、アスナさんが残った
「何の話だったの?」
「「なんでもない.....」」
ハモったよ.....今
なんか、兄さんもアスナさんも顔赤いけど......
「まさか......付き合うの?」
「「!」」
二人して驚いてるし......図星だね
「おめでとう!アスナさん!」
「副団長の思いが実りましたね」
「えへへ.....」
思いっきり笑ってるよ.....
逆に兄さんは照れてるし
「まあ、兄さんもアスナさんに気があったしね」
「え?......それ本当?」
「はい!」
「タク!お前!」
「現実世界での呼び方しない」
「悪い」
「へ~......あっちではタクって呼ばれてるんだ......ちなみに何歳なの?タクヤ君」
「う~ん......14歳かな」
「「私の年下だね」」
「アイリもアスナさんも年上なんだ.....」
「私は15歳だよ」
「私は16歳」
「アスナが一番の年上か.....」
「え!?キリト君、年下だったの!?」
「俺は15歳だぞ」
「私と同い年か.....」
「アイリ.....こんな弟だがよろしく頼む」
「兄さん!」
「頼まれました」
アイリはにっこり笑う
つられて兄さんも笑う
ともあれアスナさんと兄さんが付き合う事になったのはうれしい事だ
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