カンピオーネ〜転生〜
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〜前編〜
10話
前書き
遅くなってすみません。普段でさえ遅いのに今回は色んな行事が重なって中々投稿できませんでした。
では、どうぞ!
清水寺を参拝した後は、京都のいろんな観光名所を見て回ったり、京都のお菓子や食べ物を食べたりと、恵那と二人で歩き回った。気付けばもう日が沈み掛けていた。
「恵那、そろそろ宿に戻るか?」
「うん、そうしよっか。今日いろんなところいったよねー」
「だな、たまにはこうやって親なしで、出かけるのもいいもんだな」
「そうかだね!」
「今度は、和泉も入れて三人でどっかこようぜ」
「あ、それいいね!二人で旅行もいいけど、やっぱ人数多いほうがいいよね!」
「おし!じゃあ夏休みに三人でどっか行くか!」
「うん!」
宿に着いたら夕飯の時間にちょうどよく間に合ったようで、すぐに夕ご飯になった。お刺身の盛り合わせや京都料理の数々等沢山あってしかも豪華だった。さすが老舗旅館って感じだ。
「いただきまーす」
と部屋に着くなり恵那は目を輝かせて席に着くなり早速料理を食べ始めた。
「うっまっ~い!!海斗、このお刺身凄く美味しいよ!」
「どれ、食べてみるかな?」
恵那が美味しいと言っていたので食べてみた。
「うまいなー、これ。よし、じゃあこっちのやつも食べてみるかな?」
とお刺身の隣にあったなんていう料理かわからないが美味しそうなものがあったからそっちも食べてみた。
「お、これもうまいぞー!!」
「本当だ!!久しぶりにこんな豪華な料理たべたよ」
「俺なんか初めてだよ!」
俺は結構料理には自信があったのだが、この料理とはレベルが違いすぎる。
(すげ~~、俺も将来こういうの作ってみたいなー。まあ、だとしたらもっと頑張らないとな!)
~30分後
「ふー、食った食った」
「だね~思った以上におおかったよ」
あれからあれもこれも全部が全部美味しくて箸が止まることはほとんどなく二人でたまに感嘆の声を漏らしながら食べ切った。
「海斗の作る料理も美味しいけど、この料理も美味しいかったな~」
「だな!俺ももっと修行しなくちゃな!」
「頑張ってねー」
(それにしても今日は食ったな............そういえば近くにコンビニがあったような)
「近くにコンビニがあったから食後の運動がてら飲み物とか買いに行ってくるわ。恵那、先に風呂入ってていいぞー」
「うん。わかったよ、行ってらっしゃーい」
「おう」
そう言いながら部屋を出た。そのまま旅館をでて5分ぐらい歩いてコンビニについた。適当に飲み物を4、5本取ってレジに持って行き買った。また旅館に帰る帰路に着いた。
(そういえば、あそこの旅館の女将さんが『今は露天風呂が壊れてるから部屋にあるお風呂を使ってください』って言ってたけな。それ恵那にいい忘れてたような気がするような............)
考えてるうちに旅館についていた。そのまま自分達の部屋に入った。
「ただいまーー」
その挨拶へ帰ってくる言葉はなかった。どうやら本当に俺は恵那に女将さんが言っていた事を伝えてなかったようだ。多分今頃恵那は露天風呂に向かっているのだろう。
(やっぱいなかったかー。まあ、しょうがないから風呂でも沸かして待ってるかな)
罪滅ぼしのため恵那が帰ってきたらすぐに風呂に入れるように風呂を沸かしておこうと思い、脱衣所の扉を開けると脱衣所の奥にある浴室へと続くドアの奥から水音と微かに恵那の鼻歌が聞こえる。
(ヤバイ、ここで恵那が出てきたら本当にヤバイぞ!俺!社会的に終わってしまう!よし、早くここからでよう)
そろーり、そろーりと部屋から出ようとしてあと一歩ってところで浴室のドアが『ガチャッ』と言う音と共に開いた。油の切れたロボットみたいに振り向くとそこには、生まれたままの姿の恵那がいた。
「............よ、よお」
「う、うん。人の気配があったから、不審者だと思って、追い出すために出て着替えるために外に出ようとしたんだけど、まさか海斗だったとはね〜〜。で、何しようとしてたの?」
「い、いや、さっきここの旅館の女将さんから『今は露天風呂が壊れてるから部屋にあるお風呂を使ってください』って言われててさ、それを出かける前に言い忘れてて俺が帰ってきだ時に恵那がいないと思って風呂でも沸かして待ってるかなと思ってて、それでで今に至るわけなんだ。」
「ふ〜ん、そうなんだ。じゃ、じゃあさ今から一緒に入らない?」
「え、エエエエエエ〜!!!!!イヤイヤイヤイヤそれは、流石にまずいでしょ!!」
「恵那は気にしないよ?........海斗になら見られてもいし........」
「イヤイヤ俺がきにするんだってば!!」
最後の方はなんて言ってたかわからなかったが、とんでもないことを上目遣いで恵那は言ってきた。正直もう少しで理性が飛びそうだった。危ない危ない。その後、恵那と交代で風呂に入り、早い時間に寝た。2人とも長旅だったせいか布団に入った瞬間に寝てしまった。
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