| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

貯蔵能力を持つ赤龍帝

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

レーティングゲームと解説

いよいよ匙vs木場&ギャスパーの試合だ。
ステージは商店街で建物を破壊したらダメなそうだ。
邪王炎殺黒龍波と聖剣と魔剣のぶっぱが封じられたな。
ちなみに俺は解説として実況席に座っている。

「あ、これじゃ、両チームのエースが封じられましたね」
「そうなんですか?」
「ええ、シトリー眷属の匙、グレモリー眷属の木場の必殺技がパワータイプですからねー」
「へー、では、これはエース以外も重要になりますね」
「いえ、エースとそれ以外では実力差が圧倒的過ぎます。匙、木場、ギャスパーの三人がどう戦うか、そして他のメンバーでどう隙をつけるかそこが鍵と言えるでしょう」
「ほうほう、そうですか」

試合が始まったようだ。
木場がいきなり矢と弓を投影してきた。

「偽・螺旋剣Ⅱ」

いきなり新名を解放してきた。
そしてシトリー眷属の陣地に当たる。

「壊れた幻想!!」

シトリー眷属を大量に巻き込み爆発する。
「グレモリー眷属騎士、ルール違反により失格。シトリー眷属女王、兵士、騎士、戦車、僧侶×2戦闘不能」

大量に減ったな。

「・・・・・すごいですねー」
「いや、木場の価値はこのゲームで先程失格したシトリー眷属の総価値より高かった。・・・・成る程」
「何が成る程なんですか?」
「いえ、シトリー眷属は残り王と兵士だけですからギャスパーで匙を止めて残りの眷属で王を狙う作戦でしょう」
「では、価値が合ったということですね」
「いえ、木場なら接近すればあっという間に他を片付けてギャスパーの手伝いに行けたでしょうから、確実差で劣ります。匙がギャスパーを倒す可能性を考えていない」
「成る程、勝った場合、匙さんが他のメンバーを一瞬で片付けるといったことでしょうか。ですが、他のメンバーが匙さんを倒しにいくという選択は無いのでしょうか?」
「ありません。あったら可笑しいというべきですね。残りのメンバーでは足手まといにしかなりません。シトリーがどうやって時間を稼ぐか、それと匙がどれだけ短時間で消耗せずにこれるか。これがポイントですね」

さて、匙、あれからどれだけ修業した?

「会長、俺が帰るまで時間を稼いでいてください」
「匙、わかりました。ですから、必ず帰ってきてください」
「了解です」

匙はギャスパーと合った。

「勝負だ、匙よ」
「ふん、いいだろう」

匙は包帯を取り黒炎を纏いギャスパーはDIO 立ちで『世界』を発動させる。

「邪王炎殺煉獄焦!!」
「気化冷凍法!!」

ギャスパー、一部も使えるようになったのか

「ふん!」

黒炎が氷を溶かした。

「やはり、気化冷凍法では敵わんか」
「当たり前だ」
「だが、後ろはとったァ!!」

『世界』が匙を殴ろうとしている。

「っ、喰らえ!!」

纏っていた黒炎が『世界』を焼く。

「っぐ、おのれぇ、このギャスパーにダメージを与えるだとォ!!」
「ふ、貴様は勘違いしているようだな。お前が格上じゃない。俺の方が格上だ」
「ありえんなぁ!!この程度でこのギャスパーが倒れると思ったかァ!!『世界』時よ停まれぇ!!」

あ、やっちったな。

「グレモリー眷属僧侶、ルール違反により失格」
「何ぃぃぃ!?」

叫びながら失格した。

「やっぱり、ギャスパーはルールを聞いて無かったな」
「何故、そのようなことが予想できたんですか?」
「あいつは慢心していた。それだけだ」

そこまで真似しなくてもいいだろうに。
ほぼノーダメージでしかも時間もあまり掛からずギャスパーを倒した。

「あとはグレモリーが隙をつけるかか、匙の到着まで時間をシトリーが稼げるか。それがこの試合の要だな」
「では、到着までに決めないとグレモリーは負けるということですか?」
「いや、それよりも早く決める方法がある」
「それは・・・・」
「それは・・・・・」

匙がそれをやろうとしている。

「邪王炎殺黒龍波!!」

匙が黒龍波を喰らい黒炎を纏う。

「邪王炎殺黒龍破ッ!!」

黒龍破が壁を破砕しグレモリーへ喰らいつく。

「きゃぁぁぁぁ」
「シトリー眷属兵士、ルール違反により失格。グレモリー王、投了を確認。ソーナ・シトリーさまの勝利です」

会場が歓声に包まれた。

「ルール違反が多いゲームでしたね」
「エース全員がルール違反をするゲームなんて初めてじゃありませんか?」
「そうなんですか?俺、転生悪魔なのであまり知らないんですよ」
「あら、そうなのですか」
「ええ、最近上級悪魔になったばかりです」
「では、眷属は揃って居ないでしょう」
「ええ、二人しかいません」
「では、レーティングゲームどうするおつもりで?」
「それは内緒です」
「それは残念です。では、次回をお楽しみに」 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧