ノーゲーム・ノーライフ~3人目の天才(ゲーマー)~
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第6話~一人の天才VS二人(ひとり)の天才~
前書き
さってと、今回は前回の反省を含めた結果、第5話を書き終わったのと同時に書き始めました!
まぁ、正直書き終わるのがいつになるのかはわかりませんが、できるだけ早めに書き終えるように努力はします!!
空「・・・どうせ口だけだろ」
なっ!ん、んなことねぇよ!!
空「お前の母さんによく言われてただろうが。口先だけだって」
白「・・・(コクコク)」
なんでお前ら知ってんだよ・・・・。
「ゲーム・・・ねぇ。でもさ、空兄ちゃん」
「ん?なんだよ」
俺はおそらく空が見落としているであろう点を注意する。
「この世界ではゲームを受けた側が、そのゲームを受けるか否かを決めれるんだよ?」
「・・・・・・・」
「・・・・にぃ?」
白が空の心配をする。まぁ無理もないだろう。この世界の“盟約”というルールを既に把握している俺や白にとってこんな当たり前のことを見落とすのはありえないのだから。
「だ、大丈夫。大丈夫だぞ白!兄ちゃんはちゃんと覚えてたぞっ!」
「・・・・にぃ」
「・・・・空兄ちゃん」
「や、やめろぉ!俺をそんな目で見ないでくれぇぇぇ!!」
案の定把握していなかった空はうろたえ出す。・・・みっともねぇな、これ。
「にぃ、落ち着いて」
白が空を落ち着かせる。おいおい、兄の威厳なんて全くねぇじゃん。
「・・・ふぅ、もう大丈夫だ白。んで、どうするんだ赤葉」
「ん?・・・何が?」
「とぼけ、ないで」
「え?白までどうしたの?」
「はぁ・・・だから、俺たちのことについてだよ」
「空たちのことって?」
とぼけまくる俺に流石にしびれを切らしたのか空が本題を口にする。
「俺たちの名前を知ってることだよ。最初この世界に落ちてきたとき、お前は俺と白のことを名前で呼んだ。あの世界で俺たちは確かに複数説があったが、名前までバレるようなヘマはしなかった。おかしいんだよ。俺たちの名前を知っているお前は」
「そゆ、こと」
「あぁ・・・そのことね」
「そういうわけで、再度問うぞ?俺たちとゲームしようぜ?」
「・・・僕がそれに応じると思っt」
「思うな」
「・・・その自信はどこから来るの?」
「お前の性格から・・・かな」
「僕たちまだ二時間程度しか一緒に行動してないよ?」
「それだけあれば十分だ」
「じゅう、ぶん」
「へぇ・・・」
空と白の目が語っていた。――こいつは絶対にのってくる――と。
(・・・まぁいいか。今回は素直にのってやろうじゃないか。どうせ結果はわかってるんだから)
「・・・わかったよ。やろうか、そのゲーム」
「お?なんだ、やけにあっさりじゃないか」
「まぁね。時間の無駄だと思ってね」
「そうかい。それじゃぁ、早速始めますか」
「うん。・・・あっ、その前に一ついい?」
「ん?なに?・・・今頃になって止めるとか言うなよ?」
「あぁ、それは大丈夫だよ。そんなことじゃなくてこの世界に来る前に自称神様とゲームしたでしょ?
それで、どれくらいの時間がかかったのかなって」
「それは別に教えても構わないけど・・・同じゲームとは限らないんじゃないか?」
「・・・(コクコク)」
「あぁ、それは大丈夫だよ。あの自称神様から同じゲームだって聴いたから。それで?どうだったの?」
「あ、あぁそうか。えっと~・・・どのくらいだったけ?この数時間でゴチャゴチャありすぎて全然覚えてねぇや」
「・・・・八」
「「はち?」」
俺と空は揃って白に聞き返した。空は納得したような顔で白の言葉の続きを待っていた。
「八、時間、五分、三十、六秒」
「さっすが白っ!兄ちゃんはお前みたいな妹を持って幸せだぞっ!」
「お、覚えてるの?」
それぞれ違った反応を見せながら、空はまるで自分のことのように喜び、俺は驚くことしかできなかった。
「ま、まぁいいや。いろいろと予想外だったけど、そろそろ始めようか」
「そうだな。それじゃぁ、それぞれ賭けるものを決めようか」
「・・・(コクコク)」
「それじゃ俺たちからは――赤葉の知っている俺たちの情報の全て――でいいか?」
「・・・(コクコク)」
「じゃぁ僕は――――」
そうして、天才と天才との戦が今始まるっっっ!!!!
後書き
よっっっっっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
空「うるっせえぇぇぇぇぇ!!!」
白「耳、痛い」
でもでもでもでもでもでもでもでもでも!!!!
空「落ち着けだいだいやじるし。これが普通だ」
・・・・・・・え?今、なんて?
空「はぁ・・・これが、“普通”なんだよ」
コレガフツウ?ナニソレ?オイシイノ??
白「これ、もうダメ」
空「ダメだな。もうコイツ終わってるわ」
ボクガンバッタノニボクガンバッタノニボクガンバッタノニ・・・・・・。
空「こりゃもう手遅れだな」
白「・・・うん」
ぶつぶつぶつぶつ・・・・・・・・
白「それ、じゃぁ」
空「おう。次回もどうかよろしくお願いします!!」
ぶつぶつぶつぶつぶつ・・・・・・・・・・・・・。
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