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問題児たちが異世界から来るそうですよ?~無敵の転生者~

作者:rocky
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無敵は再び異常な普通と出会う。

 
前書き
今回は番外編です。
ギフトとかも出てない状態ですが、気にしないでください。
そして、今回コラボするのはハーメルン様で連載している暇人KH様の『問題児たちと異常な普通が異世界から来るそうですよ?』です。
許可はもらっています。 

 
ある日ノーネームの本拠地で時雨が唐突に、

「よし、違う箱庭に行くか」

そんなことを言い出した。

『今度は何処に行くんですか?』

ため息交じりにヒョウが時雨に聞く。

「前にこっちの世界にきた異常な普通がいただろ?」

『はい、いましたね』

「そいつの世界に行こうと思ってさ」

『でも、ランダムじゃないんですか?』

そんなヒョウの問に時雨は首を振る。

「あれはそっちの方が面白いからだ。」

ひゃは、と笑ってゲートを開く。
それに躊躇なく、飛び込んだ。








平行世界、異常な普通がいる世界で、

「ねえ、健太」

「何?耀」

「前に別の箱庭から帰ってきたときに怖い怖いっていってたでしょ?」

「・・・うん、あまりおもい出さないで欲しいけど、それが?」

ちなみにこの世界では2人は恋人同士である。

「あんなことをする健太が怖いって言うほどの人物でしょ?だから、どんな人か知りたいなって・・・駄目?」

上目遣いでちょっと首をかしげて聞かれればいいえとはいえないだろう。

「う~んと、頭にウサギを乗っけてて、身長は十六夜より高い・・・とかそんぐらいかな?」

「ふ~ん」

「あ!キッチンとか片付けないとね!」

話をそらし、散らかっているであろうキッチンに向かう。

「あ、待ってよ!」

これは、バレンタインの後、甘々雰囲気の最中の会話だ。
そうしてキッチンについた健太と耀が目にしたのは・・・

「うわっ!これうめえ!・・・あ、こっちの小さいチョコも中々」

先ほど話していた人物、天月時雨が健太と耀の最高傑作をパクパクモグモグと食べていた。

『マスター!駄目ですよ!見られてますよ!絶対大切なものですから!』

「うん、知ってる。・・・あ、健太久しぶりだな。ムグムグ」

限界突破した健太から『0』が撒き散らされる。

「・・・・君は、何をしているのかなあ?塗りつぶすよ?」

普通の人ならそれで逃げ出すが、時雨は普通ではない。

「ん?これってお前が作ったのか?ならスマン」

パチンッと時雨が指を鳴らすとチョコが前の状態に戻っている。

「・・・えっと?あなたは誰?」

話についていけてない耀が時雨に尋ねる。

「ん?俺?健太から聞いてないのか?」

「えっと・・・・・」

そこでさっき健太から聞いた人物の特徴と一致していることに気付く。

「じゃあ、あなたが健太が怖がっていた人物・・・?」

そんな耀の天然発言。それを聞いた時雨は、

「ひゃは!怖がってた!?俺に説教までしたくせに!?彼女さんには甘えちゃうタチなんですかァ~?」

と、茶化す。

『マスター、駄目ですよ。そこは聞き流してあげないと』

「う、ウサギが喋った・・・!」

動物が大好きな耀、目がキラキラしている。

「・・・耀、皆を集めてくれる?」

「あ、うん。分かった」

耀を追い出してから、改めて健太は時雨に向き直る。

「久しぶりだね。無敵。消えたんじゃなかったの?」

「こちらこそ。異常な普通。お前の言葉を借りると『ところがギッチョン』ってやつさ」

時雨も健太も『0』を撒き散らす。
にらみ合いが数秒続いた後、健太がふっと息をはいて。

「まあ、ゆっくりしていきなよ。ただし、僕らの平穏は壊さないようにね?」

「ひゃははは!壊したら元通りにする。基本だろ?」









応接間に全員集めた耀は健太を呼びに行き、全員集合した状態になる。

「全員集合しているところで、こんにちは。天月時雨です。こっちはペットの天月ヒョウ」

「よろしくお願いします」

ついでにヒョウは人になっている。

「あれ?その子って人になれたんだ?」

「そういえば健太がいる時は人になっていなかったな」

周りを見て、全員が一歩ひいていることに時雨は気付く。

「おい、ヒョウ!いくら違う世界だとわかっててもレティシアに引かれるのは傷つくな!」

傷つくといっているのにテンションがあがっているように見える。

「・・・・なんか、すまん。だが、得体がしれなくてな」

レティシアが謝ってくるが、

「ああ、気にするな。んで、得体が知れない?それじゃ、こうすればいいのかな?」

時雨は『0』を撒き散らす。
それに一番反応したのは、耀。

「ッ!それは、健太の!」

「YES。あいつが箱庭に来ているときに・・・ちょっと、ね?」

「マスター、敵を作るような真似をしてどうするんですか?」

「ひゃは、まあ気にするなよ。ヒョウ」

「・・・・・・はあ、なにはともあれ歓迎するよ、ようこそこちら側のノーネームへ」

「よろしくお願いします。だな。こちらにいる限りはきちんとしようかな」

「「(絶対嘘だ・・・)」」

時雨を良く知る、ヒョウと健太がそう同時に思った。 
 

 
後書き
・・・うまく書けているかなあ・・・
不安、明日の受験が不安。 
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