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鉄槌と清風

作者:deburu
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64部分:63:出撃/突入


63:出撃/突入

 フォワード4人は、ヘリに乗り出撃準備、空戦可能な隊長、副隊長、セプト、アイン、ツヴァイは下部ハッチから直接発進する。

 「ほんじゃ、リミット解除よろしくな、はやて」

 「いま、カリムとクロノ君に頼んだよ」

 そういいながら、良彦、ヴィータ、セプト、なのは、フェイト、はやて、シグナム、アイン、ツヴァイが、下部ハッチから飛び出していき、空中でリミッターが解除される。
 同時に、皆がそれぞれの魔力光に包まれて、その光りが消えた後には魔導師はバリアジャケット、騎士は騎士甲冑へと姿を変えている。

 「うっし、全開でいけるな…つっても、無理すんなよ、なのはとフェイト」

 「ちょ、何で私とフェイトちゃんだけ?」

 「そうだよ、良彦だって無茶するくせに」

 「お前らのフルドライブが、一番負担大きいだろうが、特になのは」

 「そ、それはそう何だけど…よしくんに言われるのは納得いかないよ」

 「あ、でも、確かになのはのは危ないよね、使うなって言ってもダメだろうから、できる限り短時間でね?」

 「うぅ、わかったよフェイトちゃん、よしくん…味方はいなかったんだ」

 と、そんな会話をしていると。

 「さて、そろそろ別れんといかん場所や、漫才はそこまでにしてや」

 「漫才じゃないよぅ」

 「はいはい、それじゃ、フェイトちゃん、アジト頼むで」

 「うん、はやて」

 「シグナム、アイン、ツヴァイ、地上本部上空は任せたで」

 「はい、全力にて」

 「了解、主の名にかけて」

 「はいです」

 「なのはちゃん、良彦君、ヴィータ、セプト、内部制圧よろしくな」

 「うん、任せて」

 「おうさ、今回は最初から全開だ」

 「任せとけ、最初にあたしが全部ぶっ壊す!」

 「よし、ほならいくで皆!」

 「おう!」

 全員の声が重なり、魔力光を引きながら速度を上げ飛行する。
 途中、一旦なのはが止まり。

 「エクシードモード、ドライブ!」

 『了解、エクシードモード』

 一瞬桃色の魔力光につつまれ、昔のようなバリアジャケット…普段はスカートが少し短かったのが、ロングに…に包まれ、速度をあげ、良彦とヴィータに追いついてくる。

 「こっちもいくか、セプト」

 「心得た、マイロード」

 「ゼピュロス、モードドライ」

 『了解、モードノトス』

 「ユニゾンイン!」

 あふれ出る青い魔力光のなか、セプトが良彦とユニゾンする、髪が少し伸び、瞳が青と緑の虹彩異色、騎士甲冑は空色に染まり、籠手は金に輝く。

 「おし、いくぜ」

 ぐっと力を入れなおし、ヴィータ、なのはと並んで飛行する。

 「まず、突入口を見つけてくれるまで、ゆりかごから出てくるⅡ型を相手しよう、よしくん、ヴィータちゃん」

 「あぁ、とはいえ…こいつら俺だと相手しずれーから、防御は任せて、射砲撃よろしく」

 「おめえは、ホント遠距離だめだよな」

 「無差別でいいなら、あたり一体潰せるぞ」

 「ダメに決まってんだろ、大人しく護衛してろ」

 「あいよ、なのはも防御は考えず、ばんばん好きに撃てよ」

 「うん、遠慮はしないよ!」

 なのは、ヴィータが射砲撃の準備をしながら飛行するなか、良彦は離れすぎないように辺りのⅡ型の動きをみて、攻撃がくればシールドなりで弾いていく。
 そして、Ⅱ型を潰しながらも此方も突入口を探しながらしばし、連絡が入る。

 『突入班が、入れそうな場所みつけたそうや、至急むかってや』

 「だとよ、いくぞ」

 「おうよ、なのはも」

 「うん、いこう」

 青、赤、桃の魔力光が指示の合った場所へいけば、航空隊の隊員が数人、ゆりかごの外壁に空けた穴の前で3人を待っている。

 「高町教導官、こちらです、既に数人が突入しています」

 「うん、ありがとう、私達も突入します」

 「あんがとよ、さっさといって…」

 「…さっさと終わらす!」

 3人がその穴からゆりかご内部へと入る、ゆっくりと降下するなか、AMFが強まっていき、一瞬飛行魔法が乱れるが、3人とも少しに集中で立て直す。

 「AMF濃いな此処…めんどくせー」

 「言っても仕方ねーだろ、サーチャー出して、内部解析してもらうぞ」

 「そうだね、できる限りだしとこう」

 3人がそれぞれ青、赤、桃の小さい球体を辺りに飛ばす、自動でデータを収集してくれるものだ、先行している隊員も出しているだろうから、内部構造は近いうちに連絡が来るだろう。

 「とりあえず、中にもいるみてーだし、掃除しながら行くぞ、ヴィータ」

 「おう、良彦、なのはは消耗おさえとけよな」

 「でも…」

 「なのはは、ヴィヴィオ助けるのに余力のこしとけよ、フロントアタッカーの仕事させろ」

 「そういうこった、あたしらは他のメンバーの消耗を抑えるのも仕事のうちってね」

 湧き出てくるような、Ⅰ、Ⅲ型に青と赤のコンビが突撃する、流れるような連携でガジェットを寄せ付けず、先へと進むのであった。
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特に大きく違う点はありません、地上上空にアイン、内部に良彦&セプトがいる程度です。

次回は、内部決戦(良彦の)の辺りでしょうか。
 
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