チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
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『始まりは唐突に』
前書き
始まりはいつも唐突に始まりを告げる。
え~画面の前の皆様突然ですが私 黒帝 零は何故か……。
上空数百メートルから落下しております!!
気分はまさに某紅い弓兵だよ!
「なんでさ~~~!?」
叫びながらもなお地面へと落ちるスピードが加速する。
ギャグ補正掛かってるならまだしも普通にこのまま地面に落ちたら俺ミンチになるよ!?
「とりあえず能力を使って飛ぶことをオススメします」
20cmくらいにミニマム化した千歳が冷静な判断を告げる。
「と とりあえず『空を飛ぶ程度の能力』発動!」
俺は必死に自分が空を飛ぶイメージをすると俺に掛かる重力から解放される。
某守銭奴な楽園の巫女さんの能力が発動した瞬間に俺の落下は止まりその場でふよふよと身体が浮く。
「ふぃ~ なんとか止まった~」
発動したてのせいかあまり安定せずにフラフラとよろめきながら空を移動する。
「主様 夜の空とはいえ誰かに見つかる前にどこかに下りましょう」
「そうだな」
とりあえず俺は知識の中にあった認識阻害の魔法を使いながら近くの公園に下りる。
「あの ジジイ覚えとけよ」
直死の魔眼で点を突いたろか?
つぅか……なんか妙に目線が低いような気がするんだけど?
気のせい……なのか?
まぁ 確認は後ででいっか。
「そういえば主様あの方よりお手紙を預かっておりますよ」
「へっ?」
千歳は尻尾から1枚の手紙を取り出し俺はそれを受けとる。
手紙に書かれた内容は、
『この手紙を読んでいるという事は無事に転生出来たようじゃのぅ』
上空数百メートルからのダイブが無事と言えるか!?
『それはさておき実はお主の『身体』の事なのじゃが……』
えっ? 俺の身体が何!?
『お主の新しい身体を創ったのはいいのじゃがちぃっとばかり力を込めすぎてじゃな半不老不死になってしもうたんじゃ』
なっ! ナンダッテ~!!
『簡潔に言うとじゃな老いる事が無くなりまた高い再生力で身体を粉々にせぬ限りは再生し、簡単には死なぬ身体となってしもうたのじゃ』
オィィィッ!?
何してくれやがるんですか~!?
なんつー重い十字架を背負わせやがるんですかー!?
『その代わりと言ってはなんじゃが身体は常に最高の状態を維持するようになりまた、主には他人を不老にし主よりは劣るが再生力を与える力を宿させたので頑張ってくれ』
マジですか?
『ちなみに方法はいくつかあるから千歳に聞いといてくれぃ……あと主の見た目に関しては最近の流行りとやらを参考にしたぞい』
もぅ……なんも言わんぞ……
『それでは新たな人生を楽しんでくれ……』
まぁ 手紙の内容はアレだがここは素直に感謝しておこうかn、
『PS この手紙は読み終えると爆発するのでできるだけ速く処理をするようにな by ゼウス』
前言撤回じゃー!!
俺はもはや神速とも呼べる速度で手紙を丸め空えと全力投球する。
ー投ー
投げられた手紙は、
ー爆発ー
空中で大爆発を起こしビリビリと大気を震わせ周囲に響き渡るほどの轟音をたてる。
本来ならば消防車やパトカーが来ても可笑しくはないのだが幸いにも千歳がいつの間にか辺りに防音結界が張っていてくれたおかげで事無きを得た。
うん……気遣いのできる従者でホントに良かったよ。
「主様 この後はどうなされます?」
息を荒げる零とは対照的に冷静に今後の予定を聞いてくる千歳。
「その前に俺のことは名前で呼んでくれ」
その呼び方はやっぱりなれないんだよね。
「では 零様とお呼びします」
「よろしくな千歳」
「はい」
「今は夜か……とりあえず夜明けまで少し能力の練習でもするか……」
俺は千歳に頼み公園に隔離結界を張ってもらい能力を試すことにした。
ー隔離ー
空間隔離結界が張られた事によって自分達のいる場所が世界から隔離され色彩が変わる。
「小手調べに錬金術から試すか」
よほど変な錬成をしない限りは危険性が少ない錬金術から試す事にし、
両手を合わした事によりパンと乾いた音が鳴り、
続いて合わせた両手を離し勢い良く地面に手をつき頭の中でしっかりとイメージをしながら錬金術を発動させる。
すると、
錬成反応による音と光をだしながら土の案山子を造る。
「おっ! マジでできた!」
興奮した俺は右腕を突き出し、
「ファイヤーボール!」
ファンタジー世界では馴染みのある呪文を叫び右腕から火球を放つ!
火球は真っ直ぐ案山子に向かい、
ー轟ー
ボッ!!
火球を受けた案山子は砕け火球の熱量により一部が炭化する。
初級呪文にしては威力が妙に高くないか?
それとも俺の魔力が高いせいか?
魔法って術者の魔力しだいで威力が変わるってどっかで聞いた事があるけど。
「千歳 ユニゾンも試してみたいんだが」
一応千歳は俺のために創られたユニゾン・デバイスだから問題なくユニゾンが出来るとは思うが、
やはり未体験の出来事故に一抹の不安が残るが俺はあえてユニゾンを試す事にする。
「仰せのままに」
千歳は頷き、
「いくぞ」
「「ユニゾン・イン!!」」
千歳は光の玉となり零の身体へと入り、
俺が千歳とユニゾンすると、
「なんか目線が高いような」
何故か目線の高さが先程よりも上がっており。
「身体も変わってる!?」
髪は銀髪から金髪に変わりさらに九本の黄金の尻尾が生え、
足は狐のようなしなやかな獣の足になっており、
両腕の爪はまるで剃刀のように鋭く、
身体を黄金に輝く毛皮が覆う。
「スッゲー!」
本当に姿形が変わるんだな!
「グゥッ!?」
自分の変化に驚いていた俺の頭に突然頭痛がはしると同時に頭の中に俺の能力に関する全ての知識が入ってくる。
「ぐぅぅぅぅッ!」
その知識の多さのせいなのか凄まじい頭痛が俺を襲いその痛みに悶絶する。
体感時間は物凄く永く感じたが実際は精々数十秒程度だろう。
「ふぅ~なんとか終わったか……」
知識のダウンロードが終わり痛みが引いた事によりなんとか平静を取り戻す。
「へぇ~狐の形態になったり手は自由に変えられるんだ」
その後ユニゾン形態の知識を得て身体を色々と変化させたりと、そんなこんなで色々やっているうちに、
「あ 夜明け……」
いつの間にか夜が明けていた。
「とりあえず千歳ユニゾン・アウトだ」
「はい」
俺の身体から千歳が出たことによって元の身体に戻る。
「とりあえずは まぁ 拠点探しだな」
資金については黄金律使って宝くじでも買えばいいしな。
「ところで千歳」
「はい?」
「耳や尻尾は隠せるのか?」
俺はふとした疑問を千歳に聞く。
「はい 耳は隠せますし尻尾は見えなくすることができます」
意外と便利な身体みたいだな。
「なら 頼む 人目につくとめんどうだからな」
「はい」
「さて まずは腹ごしらえでもしますか」
今『王の財宝』漁ってたら何故か財布がはいってたし(中身は何故か諭吉さんが20枚)
「そうですね」
「今の時間帯ならファミレスぐらいだな」
そして俺達は近くにあったファミレスに入り食事をする事にした。
「とりあえず まずやることは」
1 資金の調達
2 身分の確保
3 拠点を探す
4 なのはと接触する
5 能力の確認
⑨ 作者もとい自分
「なんか電波が……」
1 黄金律の使用で解決できるが近いうちに何か商売を始める事を考えておく
2 ネット喫茶のパソコンからハッキングしてデータを捏造または最悪裏で買う
3 候補地としては原作でフェイトが住む予定の高級マンション辺りが妥当
4 とりあえず公園で待ち伏せ そして歪みの阻止 その過程でアリサとすずかの誘拐の阻止または救出
5 管理外世界か惑星に結界を張りなおかつそこの原生生物との戦闘によって確認
⑨ 手遅れ
「やかましいわ!!」
「零様!? どうかなされましたか!?」
突然の俺の叫びに驚く千歳。
「すまない 何か変な電波を感じて……」
「はぁ……」
「とりあえずメシを食い終わったら昼まで町を散策しようと思うんだ」
「資金や拠点はどうなされます?」
「資金については俺の能力でどうにかするし 拠点については候補地がある」
まぁ 最悪 錬金術で黄金錬成して質屋に売り飛ばせばいいだろ。
「そうですか」
「まぁ 原作介入まで少しは時間があるから準備はしっかりしておくか」
そしてその後しばらくは町の散策をしていたがデパートが開いたのでそこの宝くじ売り場でスクラッチを数枚とロトを買う。
結果は 200万 50万 30万 10万と高額当選が連続で出るという奇跡が起こる。
正直 黄金律 侮ってました………黄金律ハンパねぇ~。
「とりあえず変身魔法で姿変えとこ………」
「それが妥当ですね」
俺と千歳は変身魔法で姿を変えてうっとうしい金の亡者どもを無視して金を受け取り。
金を王の財宝にしまってから変身を解きネット喫茶にはいってハッキングをする。
その際に『答えを出す者』を使いその際に提示される選択肢な内最も危険の少ない方法を選択する。
「『答えを出す者』はやっぱすごいな」
『答えを出す者』によって作業はかなり簡単に終わったが、
「次は拠点だな」
問題はまだまだ山積みであった。
「マンションは場所がまだ分からないし買うとなれば足りないからとりあえずホテルにでも泊まるとするか」
「はい」
とりあえず金はそれなりにあったのでその日は近場にあった高級ホテルに泊まる事にしました。
後書き
原作はまだですが次でヒロインと遭遇します。
こんな駄作ですが、アドバイスや感想常に待っています!
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