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虹の軌跡

作者:フゥマ
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第五十一話

右手にグローブをはめた一ノ瀬はワインドアップからオーバースローで球を投げた

あおい
「(121km/h…そこそこの速度かな?)」

そのまま5球投げると


「すみません、投球変えても良いかな?」

虹太郎
「え?良いけど?(まさか変化球?)」

一応許可を出す


すると、要は投球動作に入った

あおい
「!?(アンダースロー?)」

要は上体を沈ませ、地面スレスレからボールを放った

パン

虹太郎
「(100km/hちょいだけど…驚いたな、まさかアンダーで来るなんて)」

その後、残りを全てアンダースローで投げきった要

フォームも安定しており、コントロールもそれなり

佐野同様、欲しいのは決め球とスピードと言ったところだ


虹太郎
「よし、じゃあ今の投球を基に考えてみる。投手になると、ペース配分や打者との相性など、考えることが多くなるし、練習内容も変わってくるから、肩や肘には気をつけて生活してほしい。他にも見たいけど、もう時間だからここまで。お疲れ様でした」

全員
「「「「お疲れ様でした」」」」

 
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