幽霊だからって恋がしないとは限らないっ！

俺は皆と別れ、帰路に着いた。
「はぁ～憂鬱だ。」
「そんなに家に帰るのがいや？」
聞いてきたのは渚だ。
「当たり前だろ、お前が居なければなんとかなるんだが・・・」
「私は叶えられること以外は叶えられません。」
「どこのシェンロンだ。」
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「ただいま。」
「ディノッゾ、帰りが遅いぞ。」
「NCIS！？」
「いや、ギブスよ。」
「めんどくせぇな！おい。」
このめんどくさい方は獅童由美子。残念なことに我が母だ。
「残念ってなによ。」
「ナレーションに突っ込みいれないでくれます？」
自分の部屋に入ると真っ先に渚がベットへ飛び込んだ。
「疲れたよ！」
「こっちの台詞だ！」
「なに一人で叫んでるのよ。」
「あっ、なんでもない。」
俺は渚を睨み付けた。
「テヘ♪」
「一度死ね。」
こうして夜は更けていった。

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「フワァーア。」
「起きたか、渚。」
「うん！学校行く？」
「当たり前だろ 。早く準備しろ・・・っていうかのお前は私服でもいいんじゃないのか？」
「無いって言ったじゃん。」
「そうか・・・・今度買いに行くか。」
「！？本当に！？」
「ああ、明日は休みだしな。」
「やったー！」
「それじゃあ準備しろ。」
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「・・・・」
「おはようございます！」
「よう、伊織、玲瓏さん」
出迎えてくれたのは、智輝だった。
「学校でその話は・・・」
「まぁいいじゃない！私のことを認識してくれてるんだから！」
「まぁ、そうか。」
俺は智輝の後ろの席に座った。
「それじゃあ、授業始めるぞ！」
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俺達は昼休みに屋上で飯を食っていた。
「はぁ、疲れたな！」
「お前は寝てただろ」
「睡眠学習ってやつ？」
「私もほとんどそれです。」
「おまえもか！」
するといきなり昇降口のドアが空いて、人が出てきた。
「伊織！」
出てきたのは霙だった。
「なんだ。」
「ご飯一緒に食べない？」
「一緒に食べない。」
「即答！？」
「当たり前だ。お前と食べると後々大変だ。」
「どういう意味だ！」
「だから、伊織君は、一緒に食べない？とか聞かれるのが、エッチしない？にならないように苦労してるんです。」
「どういうちじょ！？」
「目の前にいるちじょです。」
「ははっ、本当になかいいね。」
「そうですよ！二人はなかがよすぎです！・・・・・・本当に。」
霙の目に暗い光が宿ったような気がしたが、瞬きするうちにいつもの優しい顔に戻った。
「・・・・・・・・・・・・・」

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放課後、俺達はいつも通りで部室へ来ていた 。
「チーッス。」
俺が入ると他には全員揃っていた。
「やぁ、伊織くんみんな揃ったね。」
「こんにちは。」
「遅かったな。」
「んじゃお休みぃ。」
奏は寝てしまい。
最後には「伊織くんは私のものです！」
とか喧嘩初めて
「今回は私の勝ちのようだね。」
ポーカーを終わった部長によって、閉められた。
「そう言えば、伊織くんは玲瓏とどうやって出会ったんだ？」
「あっ！それ聞きたいかも！」
「え～、私もほとんど覚えて無いんだよね～」
「んじゃ伊織は？」
「・・・・まぁいつかは話さないとって思ってたからな。」
俺は閉ざされていた記憶の扉を開いた。