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Ghost trick

作者:夜光蝶
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放浪者

ガープ「ムウマ!どこ行ってたんじゃ!」

『散歩』

再び海軍本部に戻って来たムウマに、声を上げる。

センゴク「勝手に出歩くな!」

すると、センゴクの一言に、ムウマは敏感に反応する。

『何で?』

センゴク「それはお前が…」

『親じゃないんだから、心配する必要無いじゃん』

センゴク「!!」

ムウマの答えに、センゴクは言葉を詰まらせる。

ガープ「ムウマ。これから、わしと修行じゃ」

『は?』

ガープの言葉に、ムウマは思わず、間抜けな声を出す。

ガープ「お前さんは、立派な海兵になるんじゃ」

『ヤダ』

ガープの決め事に、キッパリ断るムウマ。

『何でお前が、ウチの人生決めるんだよ』

ガープ「なっ!恩人に向かって、何じゃその態度は!!」

ムウマの態度に、厳しく怒鳴るガープ。

『アハハハハハッ(笑)』

すると、ムウマは愉快そうに、大口開けて笑う。

『恩人?アハハハハハッ。






















馬鹿じゃねぇの?』

すると、声のトーンが一気に下がった。

『孫が海兵に成らなかったからって、ウチを代わりに使うんじゃねぇよ』

ガープ「なっ…!!」

センゴク「!!」

冷たい眼で応えるムウマに、二人は驚く。
 
『“ウチ”の人生は、“ウチ”が決めんだよ』

中指を立てて、舌を出し、挑発するムウマ。

『じゃあね~』

ガープ「待たんか!ムウマ!」

ドアノブを回し、背を向けるムウマ。

『あ、そうだ。一つ面白い事教えてあげる』

センゴク「?」

『もし、まだ白ひげが死んでないなら、面白い事起きるよ(妖笑)』

センゴク「どういう事だ!」

センゴクは声を上げ、呼び止めるが…

『さぁ?何だろうね?』

ニヤリと笑い、彼女はバタンッと扉を閉めた。

to be continued

 
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