魔法少女リリカルなのは ~黒影の死神~
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
『第十話』
前書き
前回のお話
高町なのはが魔法に覚醒した翌日の放課後
神社でジュエルシードが発動
草むらで拓斗が見守るなかフェレット、ユーノ・スクライアはなのはにレイジングハートの起動を促すが
「え!? ・・・起動ってなんだっけ?」
拓斗side
落ち着け俺、おそらく聞き間違いだ。
いくら高町でもそんな大事なことを忘れている筈がない
「……なのは、今なんて言ったの?」
俺と同じ気持ちだったのかユーノはなのはになんと言ったか聞き返した
頼む、聞き間違え出会ってくれ……!!
「だから……起動ってなんだっけ?」
……………
「えぇ(ハァ)!?」
「『我は使命を?』から始まる起動パスワードだよ!」
「ええ?!? あんな長いのおぼえてないよ?」
「も、もう一度言うからそれを繰り返して!」
「う、うん!」
なんということだ、アイツ馬鹿だ、俺は頭を抱える。
デバイスの起動パスワードを忘れるなんて……
ユーノは高町に起動パスワードを教えている。
起動パスワードを言おうとするなのはだったが、敵がそれを待つわけもなく、なのはに向かって跳躍する。
俺が見てられないと飛び出そうとした時、レイジングハートが光りだした。
「レ、レイジングハート!?」
[『スタンバイレディ セットアップ』]
光が広がり、収まった時には、なのはの手に起動したレイジングハートがあった。しかし、バリアジャケット(だったか?)が起動していない。あれではマズイ!
「な、なのは! 防護服を!!」
「え!?」
ユーノが気づき、なのはに伝えるが、魔物が一気になのはに迫る。
「ッ・・・!」
[『プロテクション』]
魔物の爪がなのはに振り下ろされる瞬間、バリアジャケットが展開し、プロテクションが張られていた。それにより魔物が弾き飛ばされる。
(……あと一回くらいいいか)
そんなことを思いながら首にかけているソウルを握る
[いいのか?]
「死神としてピンチでもないのに助けるのは今回で終わりだ」
[おまえがいいなら、俺は何も言わねぇよ]
「ありがとうソウル。 トリガー・オン」
俺はソウルを起動させ守護服(バリアジャケットや騎士甲冑のようなものです by作者)を纏う。
大鎌となったソウルを右手で握りしめ草むらを飛び出す
「あ、あなたは!?」
「死神さん!」
突然現れた俺にユーノは驚き高町は嬉しそうな顔をする
ユーノの反応はわかるが高町はなぜ嬉しそうにする?わからん
俺はそんな一人と一匹を無視し魔物に突っ込んで行く。しかしこの魔物よく見ると
(犬? いや、地獄の番犬といった方が合うな。そんなことはどうでもいいか)
まずは魔物の足元に入り込み前両足をソウルで斬り離し
「次っ!」
前のめりに倒れる魔物の後ろに回り込み後ろ両足を斬り飛ばす
「これで……」
全ての足をなくし移動ができなくなった魔物の真上に跳びソウルを左に持ち替え右手に魔力を集中する
「とどめっ!!」
大量の魔力を込めた右手で掌底を思い切りぶち込む!
「『爆散掌』!!」
掌底は強大な爆発を起こし真上からその掌底を受けた魔物は地面に強く打ちつけられる
手ごたえは十分すぎる程ある
「高町なのは、頼む」
高町をフルネームで呼ぶ。同じ呼び方で呼べば死神が月詠拓斗だと思われる可能性があるためだ
「……………」
「…高町なのは?」
「え、な、ななんですか!?」
「封印を頼む」
「わ、わかったの! レイジングハート」
[イ、『イエス マイマスター シーリングモード セットアップ』]
レイジングハートがどもった!?
そんなに爆散掌に驚いたのか!?
(少し黙ろうか?) by 作者
サーイエッサー!
さ、さて・・・・魔物に向けたレイジングハートから桜色のリボンが放たれ、魔物を包み込む。
[『スタンバイレディ』]
「リリカル、マジカル! ジュエルシードシリアルⅩⅥ封印!」
[『シーリング』]
封印されたジュエルシードは吸い込まれるようにレイジングハートの中に入っていた。
「はあ、これでいいのかな?」
「うん、これ以上ないってくらいに」
「そっか、よかった」
すごいな……つい先日まで普通の少女だったのに大したものだ・・・。
俺は話している高町達を残し階段を下りていく
「あ、あの!」
階段を下りる途中に俺を高町が呼び止める
「また助けてくれてありがとうございます!!」
そう言って高町は頭を下げる
「別にいい、自分のしたいようにしたことだ。だが」
一旦話すのを止め、少し待ってから話し始める
「俺はおまえを助ける事はもうないだろう。」
「え?そうなんですか?」
「まだ魔法の世界に関わるなら初めて魔法を使った時の様にならないよう日々魔法を鍛錬することだ」
俺は高町にそう言い残して神社を後にした
ユーノside
「まだ魔法の世界に関わるなら初めて魔法を使った時の様にならないよう日々魔法を鍛錬することだ」
彼、死神はそう言い残して帰って行った。
(いったい何者なんだろう)
そう考えずにいられない。
昨夜ジュエルシードの暴走体から助けてもらい、今回も子犬に発動したジュエルシードの暴走体を簡単に倒してしまった。
一瞬で全ての足を斬り飛ばし、最後に暴走体の真上から強力な掌底をぶつけて先頭不能にした。
最後の掌底はどう見てもAAランクはある。
とても強く、謎の魔導師だ。
術式は浮かび上がらなかったからよくわからないけどあれはミッド式の魔法ではない。
おそらくベルカ式でもないと思う。
本当に死神は何者で何が目的なんだろう?
『まだ魔法の世界に関わるなら初めて魔法を使った時の様にならないよう日々魔法を鍛錬することだ』
死神はそう言った。
確かに彼の言う通りだ。
僕のせいでなのはは魔法に関わってしまった。
今回までは死神が勝手にだが手助けしてくれた。
これからはなのは一人で暴走体を相手にしなければいけない。
そのためにもできればしたくないがなのはには強くなってもらわないといけない。
でも……
「ユーノ君おいで、帰るよ」
「うん、お疲れ様なのは」
「ユーノ君も頑張ったよ」
「そ、そうかな? 大したことはしてない気がするけど」
「なのはが危なくなった時も離れずにずっとアドバイスしてくれたもん。充分大したことだよ」
「それは……僕が巻き込んでしまったわけだし……」
「それでも、ユーノ君がずっと声をかけていてくれたから怖くても頑張れたんだよ」
「なのは………ありがとう」
僕もなのはをしっかり支えられるように頑張らないと
後書き
~あとがき雑談会~
作者(以降作)「さぁはじまりました!『魔法少女リリカルなのは ~黒影の死神~ あとがき雑談会』!!」
拓斗(以降拓)「なんでそんなにハイテンションなんだよ………」
作「だって連載以来最初のあとがき雑談会なんだよ!?興奮しないわけないじゃん!!」
拓「そこまではしないだろ……」
作「まぁまぁ、それでは拓斗くん解説よろしくぅ!!」
拓「はぁ……まぁいいけど。これは名前の通りあとがきに行われる雑談会だ。通常は俺と作者、ときどきゲストの約3~4人で雑談が行われる。注意しておくがこれは毎回書かれるというわけではない。作者の気分次第だ」
作「できるだけ毎回書けるよう頑張ります!!」ビシッ(敬礼)
拓「で、今回は原作でのなのはが二回目の魔法戦闘なわけだが……俺、なんか出張りすぎじゃないか?」
作「うん、最初は見ているだけにしようとと思ったんだけどそうしたら何書けばいいかわからなくてね」
拓「作者は作者なりに悩んでいるわけだ」
作「そゆこと。ストックもなしに始めたからね~、それに初めてだから」
拓「書くペースが上がればいいんだがな」
作「そうすればストックも作れて余裕ができるだろうからね」
拓「まぁがんばれ」
作「ありがと、じゃあ拓斗くん次回予告よろしく!」
拓「わかったよ
日は流れなのはは五つ目のジュエルシードを手に入れる
なのはにもう助けることはないと言いながらも影から見守る拓斗
そんな拓斗は新たな魔法少女と出会う
次回 魔法少女リリカルなのは ~黒影の死神~
『新たな出会い』」
作「うん上出来だね」
拓「そうか?」
作「うん、それじゃあ次回に」
拓・作「「トリガー・オン!!」」
前日に出せると言っていましたができませんでした
申し訳ありませんでした<(_ _)>
誰に言ってるんだ?
誰でもいいでしょ
まぁいいか。で?最後の『トリガー・オン!!』てのは?
まぁ決めゼリフ的な?
ページ上へ戻る