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まどほむ百合百合日記☆

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まどほむ百合百合日記☆1

 
前書き
今回から、どんどんイチャイチャさせるよ!!
日記風にやってみるかな 

 
11月1日
天気 快晴

ほむら「こんなに街に被害が出ないとは思わなかったわね」

まどか「えへへ、良かったじゃない」

ほむら「いや、そうなのだけど…」

街の中でも壊れているのは一部だけ。ワルプルギスの攻撃云々させる前に決着をつけたのだから、当たり前と言えばそうなる。だが、今まであいつのせいで1ヶ月という時の迷路に閉じ込められていた。こうも、呆気ないと、今までの苦労が分からなくなってくる。

まどか「みんなもお家壊されてなくて、避難所で一日過ごした後はみんな帰っていったもんね〜。大した事無いとか言われちゃったりするし」

ほむら「こちらの気もしれないのにね…」

まどか「でも、ほむらちゃんが頑張ったからこうなったんでしょ?もっと素直に喜んでよ!私が言える立場じゃないかもしれないけど、ワルプルギスを倒してくれたおかげで今があるよね。だから、ありがとうほむらちゃん。今までの私がどんなだったか分からない。分からなくてもいいの。ただ、私ならこう思うはずだよ。ほむらちゃんは、笑顔が素敵で、もっと笑って欲しいなって」

ほむら「まどか…うん、そうよね。辛い事の後には楽しく笑顔よね!」

まどか「そうだよ!来週まで学校は臨時休校みたいだから、たくさん遊べるよ!」

ほむら「じゃあ、今日は何しよっか?」

まどか「うーん、今日はお店も空いてなさそうだよ。お家でゴロゴロしてよ?」

ほむら「それもいいわね。今日は何の気兼ねもなく、羽を休めるとしましょう」

二人は現在ほむらの家にいる。まどかのご両親から承諾を受けて来週の学校が始まるまでほむらの家で過ごすことになっている。
そして、私とまどかはベッドで一緒に寝てみたり、台所で一緒に料理したり、とにかく色んなことをして、夜になった。

ほむら「今日は家だけど、だいぶ遊んだね」

まどか「そうだね〜、それもほむらちゃんがいるからだね」

ほむら「ふふ、わたしもまどかといるから、こんな幸せを感じられるわ。ありがとう、まどか」

まどか「お礼を言うならこっちだよ、ほむらちゃん。わざわざ泊めてくれてありがとね」

ほむら「あら、私が泊めたかったんだもの、気にすることないわよ?」

まどか「えへへ、ほむらちゃん優しいね」

そう言ってまどかは私に抱きついてくる。エアコンもついておらず、かなり寒い状況ではあるものの、二人でベッドに入っているおかげでとても温かい。何より、まどかの温もりを感じることができる。

まどか「ほむらちゃん、これからずっと一緒だからね?」

ほむら「ええ、約束するわ。私とまどかはずっと一緒よ」

まどか「えへへ、この幸せが続くといいな」

ほむら「そうね」

私はこの幸せを捨てるぐらいなら、自害するかもしれない。ソウルジェムが真っ黒になったら、迷わず拳銃で撃ち砕く。それほどの覚悟はできている。

まどか「ほむらちゃ…眠くなってきたよ…」

ほむら「ふふ、そのまま寝ていいわよ」

まどか「うん、お休み……zzz」

まどかの寝顔はすごく可愛い。何というか、保護欲をそそるような?まあ、形容できない可愛さをまどかは持っている。勿論、
起きているまどかも輝いていて、とても素敵であることに変わりはない。だが、寝顔もものすごく可愛いくて、抱き締めたくなるようなものだ。

ほむら「明日はどこかお出掛けしようね、まどか」

そう言い残し、私は眠りに落ちた。

ーーーー
11月2日
天気 快晴

チチチ、チチチ、チチチ、チチチチチチチチチ

まどか「んぁ〜?」

なんだろう、枕元で刺激される音が響く。それの正体を突き止めずに、うるさい原因を潰す。

まどか「もう朝ぁ〜?」

いつものように、抱き枕を…

まどか「あ、ほむらちゃ…」

何この可愛い生き物。普段のクールさがまるで感じられない。それどころか、弱いとさえ思えてくる。綺麗な黒髪。すべすべな肌。もう、すごく羨ましい。できればずっと見ていたいけど、今日は予定があるので、そうも言ってられない。

まどか「ほむらちゃん、ほむらちゃんてば、起きて」

ほむら「うーん」

まどか「こうなったら…」

カーテンを勢いよく振り払い、そして、

まどか「おっきろー☆」

布団をがばりと取る。

ほむら「うぇぇえ!?」

さすがにママほどの反応は無いが、十分に驚いている。

ほむら「あ、まどか、おはよう」

まどか「うん、おはよう」

それから、色々朝食を取ったり、洗濯物済ませたりといった、朝のうちに片付けるものを終わらせ、出掛ける準備を始める。

まどか「ほむらちゃん、いこ?」

ほむら「ええ、手を繋いでいきましょう?」

まどか「うん!いいよ!」

その二人の手の結び方は友達同士のものではない。所謂恋人繋ぎと言うやつだ。

ほむら「あの三人は元気かしら…」

まどか「心配無いと思うよ?マミさん、杏子ちゃんは一人でもやっていけてたし、さやかちゃんも家が壊れたわけじゃないから、普段通りの生活なんだって」

ほむら「ふーん、まあ、私はまどかがいればそれで十分ね」

まどか「あはは、ありがとう、ほむらちゃん」

二人並んで歩くことはあっても、手を繋いぎながら歩いたことは今まで一度もなかった。それ故に、今のこの状況がとてつもなく幸せで、離したくないものだった。

ほむら「デパート開いてるかしら…」

まどか「あはは、さすがにわかんないや」

ほむら「そうね、まあ仕方ないわ。行って確認してきましょ?」

まどか「うん!行こう!」

それから、デパートまで赴くと、普通に開店しており、普通に営業している。そして、二人で買い物を楽しむ。

ほむら「今日は、何食べたい?」

まどか「うーん、クリームシチュー食べたいなー」

ほむら「ふふ、分かったわ」

シチューの素やら必要な具材やらを買い込み、次の目的地へ向かう。

ほむら「娯楽店は…開いてるかしら」

まどか「ご、娯楽店?あ、ゲーセンのこと?」

ほむら「いえ、それも入れて遊園地みたいな遊ぶ場所のことよ。」

まどか「へぇ〜、まあゲーセンは大丈夫だよ。杏子ちゃんが無理矢理にでもダンスゲームやらせろって言ってドアを蹴破りそうだもん」

ほむら「ふふ、そうね、杏子ならやり兼ねないわ」

そして、ゲーセンへと赴く。目的は杏子と会うためでも、ゲームをしにきたのでもない。

まどか「うーん、こんなに種類があると迷っちゃうね」

目的はプリクラと呼ばれるもので、写真を撮ること。私の提案なんだけど。

まどか「よし、じゃあこれにしよ!」

だいぶ迷ったけど、直感あるのみ。入った後に、デコレーションなどを予めに決める感じらしく、簡単に仕上げてみる。

ほむら「ふふ、可愛いわね」

後ろからの突然の声に少しビックリするが、声に出るほどじゃなかった。

まどか「よくさやかちゃんと行ったからね、こういうのは慣れてるよ」

ほむら「そうなの、なら、後も色々お願いね?」

まどか「任せておいて!」

小さいことではあるけど、確かにほむらちゃんに信頼されている合図。
可愛くデコレーションが出来たところで、ほむらちゃんへとお知らせ。

まどか「パシャってする時、ニコッてしててね!」

ほむら「え、ええ。最善を尽くすわ」

音声アナウンスが入る。何とかして笑顔を作って貰うために色々とやっているらしいけど、ほむらちゃんの顔は少し強張っている。それを無くすために、手を繋ぐ。ほむらちゃんは、途端に笑顔になり、可愛いものが撮れた。

ほむら「ふふ、ありがとう、まどか」

まどか「ううん、このぐらい当然だよ!」

そして、プリクラから出て、ダンスゲームの所に目をやってみると、

まどか「あ、杏子ちゃん、踊ってるね」

ほむら「こんな昼間から頑張ってるのね」

まどか「が、頑張ってるって…」

ちょっと表現がおかしいけど、頑張ってることには変わりないので、否定はしない。

ほむら「ま、あのままにしといて、私達はいきましょうか」

まどか「うん、早く帰ってクリームシチュー食べたいよ!」

それから、家に帰って、おやすみを言うまでずっと一緒でした。

ーーーー
11月9日
天気 晴れのち曇り

あれから1週間。街の復旧は思ったより早く、一ヶ月もしないうちに、ワルプルギスの痕跡が無くなることだろう。
そして、今日からは学校に行かないといけない。

ほむら「まどか、昨日は学校の準備で帰っちゃったから、寂しかったわね…」

たった、一週間一緒に過ごしただけで寂しさというものは嫌というほどに伝わってくる。

ほむら「うじうじ言ってても意味が無いわね。早く行って、まどかを見つけましょうか」

いつもよりだいぶ早く家を出る。それから、いつもの待ち合わせ場所へ。
なんと、まどかが既にいる。

まどか「あ、ほむらちゃん、おはよー」

ほむら「おはよう、まどか」

まどか「ほむらちゃん、早いね」

ほむら「それをあなたに言われてもね…」

まどか「私は、ほむらちゃんに少しでも早く会いたかったんだもん。と言っても、ついさっき来たんだけどね」

ほむら「あら奇遇じゃない。私もまどかに会いたくて、こんなに早く来てしまったのよ」

まどか「えへへ、やっぱり私達、恋人さんだね!」

ほむら「ええ、そうね」

他愛もない会話を続けているうちに、青い髪と仁美が来た。

青い髪「やっほー、アツアツのお二人さん」

仁美「おはようございます、まどかさん、ほむらさん」

ほむら「ええ、おはよう、仁美」

まどか「おはよう、仁美ちゃん、さやかちゃん」

さやか「転校生、私には挨拶もくれないわけ!?」

ほむら「あら、いたの?ごめんなさいね」

さやか「くー!いい気になってー!」

それから、さやかにちょくちょく茶々を入れながらクラスへと到着する。

そして、例のHR(ホームルーム)が始まる。

和子「焼き芋は、電子レンジで加熱しますか!?わざわざ屋台に行って買ってきますか!?はい、中沢君!」

中沢「えぇ!?えーと、どっちでもいいかと…」

和子「そう!どっちでもいいのです!女子の皆さんは、石焼き芋じゃないと食べられなーいとか抜かす男の人と付き合わないこと!それから、男子の皆さんもそんな器の小さい男にならないこと!」

ほむら「はぁ…」

ここ最近一週間に一回のペースで別れているんじゃないだろうか、この先生は。
そんなことはどうでもよく、授業などで、ペアを組むなどの時はできるだけまどかと一緒になったりなど、色々と楽しい。そして、お昼。

まどか「ほむらちゃん、お昼、屋上で食べない?」

ほむら「ええ、いいわよ」

ささっと弁当を取り出し、まどか達に付いて行く。

さやか「はぁ〜、ここに来ると、生き返る〜」

まどか「さやかちゃん、お年寄りみたい」

さやか「いいじゃないの〜、まどかのオアシスがほむらっていうように、私のオアシスはここなのだよ!」

まどか「え、さやかちゃんなに言って」

仁美「あらあら、まどかさんとほむらさんて、そんな仲でしたの?」

ほむら「………否定はしないわ」

仁美「なんと、大胆な発言。末長くお幸せに」

すると、まどかからテレパシーがくる。

まどか『ちょ、ほむらちゃん!?まさか学校再開初日でバラすの!?』

ほむら『あら、ダメだったの?』

まどか『ダメってことないけど、急すぎるよぉ〜』

ほむら『ふふ、ごめんなさい。あなたの困る顔が見たくて』

仁美「目と目で通じ合うほどの仲でしたのね…お二人は…」

ほむら「当然よ」

さやか「そりゃ、一週間もあんたの家で一緒に過ごしたんだもんね、そうなるよ」

仁美「まあ!お二人は一線はとっくに越えたと!」

さやか「キスなんて毎日のようにしてるらしいよ?」

まどか「さ、さやかちゃん、なにいっt」

仁美「キマシタワー!!!!」

まどかの声を遮るようにして仁美が叫ぶ。予想以上の声の大きさに屋上にいる人達がこちらを見ている。

さやか「あはは、お気になさらず」

さやかが周りの目線を散らす。だが、仁美の熱は下がっていない。

仁美「い、いつからそんな関係に!?」

まどか「えーと、一週間前…かなぁ」

ほむら「そうね、そのぐらいかしら」

既にまどかも認めている。別にバラしたところで、こちらが減るものは一つも無い。

仁美「え、えーと、どちらから告白を…?」

まどか「私…だね」

さやか「前から相談してたもんね〜」

まどか「そ、そんなことさやかちゃんが言う必要ないよ!」

ほむら「だから、あの時はさやかと一緒に帰っていたのね、てっきり嫌われたかと思ってたわ」

まどか「そんなはずないよ!ほむらちゃんを嫌いになるなんて、余程のことが無い限りだよ!」

ほむら「まどか…」

まどか「ほむらちゃん…」

さやか「おーい、二人の世界に入らないでよー」

まどか「あ、ごめんね」

さやか「いいんだけどさ、そろそろ予鈴なっちゃうし、続きは教室でやれば?」

まどか「そ、そんなの無理だよ…」

ほむら「そうね、時期的に早いわ。イチャつくには少し時間が必要よ」

さやか「イチャつく前提なんだな」

ほむら「当たり前じゃない。学校ほど長い時間一緒にいる時は平日には無いのだから」

さやか「はぁ…まあ、好き勝手にどうぞ…」

ほむら「貴女に言われなくてもそのつもりよ?」

さやか「はいはい…」

こうして、楽しいまどかとの思い出を募らせていくのよ、これから。

 
 

 
後書き
今回は少し少ないですが、通常がこれぐらいと思って下さい。 
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