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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)

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旅の再開

ーー詰まらん。

今現在、この一言に限る。

何がつまらないかって?

クロノの反応がだよ。

昨日、俺はクロノ宛にメールを送った。

『明日、午前中にこの座標に来い。
もし来なかった、遅れたとなればお前のケツから手を突っ込んで奥歯をガタガタ言わせてやる。
更に母親には公衆の面前でストリップでもさせる。
来たら良いこと有るかもね?』

とまあこんな感じに送ってやった。

当の本人と言えば…

「あー、脅迫するのは良いんだがもう少しマトモな文にしたほうが効率的だぞ?」

と言った感じで冷めた言葉をいただいた。

悪かったな文才なくて!っと詰まらん思いを心優しく、寛大な俺は心の内にひっそりしまい込み、
依頼であったクライドと再会させてやった。

それはそれは聞くも涙、話すも涙のとても濃い内容なのだが割愛させてもらう。

正直砂糖を吐き散らすのは勘弁だ。

クロノなんて途中から空気だったからな。

それからハラオウン家はお礼を言いながら食事に出掛けていった。

そして今に至るわけだ。

「……普通俺等も連れてかねぇ?」

俺はちょっとした不満を蒼也に言った。

「あはは、家族水入らずなんだからしょうがないよ…」

苦笑いで答える蒼也は何やらノートに字を書きなぐっていた。

「…お前はさっきから何書いてんの?」

「ああ、これは冬休みの宿題だよ。
もうすぐ終わるんだけどね。」

あー、小学生は宿題なんて物が在るのか…可哀想に(注、全学生に有ります。)

「よし!終わった~!」

「はい、お疲れ~」

「あとは自由研究ってやつだね」

「自由研究?何するんだそれ?」

「えっと、皆が言うにはそれぞれに好きな題材を決めて、
それに見合った絵や作文、写真を撮って提出するんだって」

何それ?やる意味あんの?

「まぁ、一番簡単な写真にしようかと思うんだけどさ…」

「?何だよ」

「いや、何かいい場所知らないかなって」

いい場所ねぇ…ふむ、

「ならあそこにしよう。
丁度様子を見に行かなきゃいけなかったからな」

「???」

「いきゃ分かる。そら、行くぞ」

「え?あー、うん」

「ラクス、頼むぞ」

『OK、lets,go♪』











さて、皆は覚えているだろうか?

いつか、俺が暇をもて余した日に世界樹を植えて育てたのを。

ぶっちゃけると…

「すげー……」

「おおぅ…」

滅茶苦茶に緑の庭園と化していた。

世界樹を中心に美しい草原。

多種の動物に新鮮な空気と産み出されたマナ。

人間において知られている天国のイメージにピッタリなこの場所。

蒼也は夢中でセイバーに撮影、録画をさせている。

《ーーーーありがとう》

「!?」

急に聞こえた声に当たりを見回すが誰もいない。

そもそもいるはずがない。

この世界は俺が許可した者しか立ち入ることができない世界で、
特に悪意のある者からは一切の干渉を受けず、
例え外部からの砲撃だろうと打ち消す障壁と結界が張られているのだ。

ならば今の声は何なのか、ということになる。

「……空耳ではない。
ならいったい?」

「ユウジ?撮影終わったよ?」

「!おお、了解だ。
んじゃま、帰るか?」

「んー、そうだね。
僕としては寂しい感じだけど、また来たいな」

「そうかい、んじゃ、帰るぞー」









「お邪魔しているぞユウジ」

なぜお前がここにいるゼウス。

しかも何我が物顔でコーヒー飲んでンだよ!?

「ゼウス様?何で此方に?」

「ああ、これは世界樹の…いや、世界のおかげなんだ」

「……はい?」

「詰まり、世界が俺が関わることを了承した、と言うことだ。
まぁ、人間のようには出来ないんだがな」

「すみません、分かんないです」

「俺もさっぱりだな」

確かに世界には意志がある。

それは知っているし神であるゼウスもしかりだろう。

だが了承とはなんだ?

まるで世界と話をした様な……






ーーありがとう







「!……………成る程な…世界の意思か」

「その通りだ。
そしてこれはお前のおかげでもある。」

「はい?俺はなにもしてないぞ?」

「いやいや、お前は世界の一部を消し去るような大事件を解決に持ち込むだけでなく、
世界に恩恵をもたらしたじゃないか」

「いやいや、意味が分からんからな?」

「世界樹だよ」

「あの樹が何かあるんですか?」

「あれは大樹カーラーンの種子。
詰まりマナを無限に生み出す世界樹だ。
マナとは現代における石油当の働きの数倍と言っても良い。
そんな世界に優しく、何よりも癒しとなる樹を植えたユウジが気に入ったらしい。
だからこそ、ユウジの隣にいる蒼也、そして俺が連鎖的に認められたと言うわけだ。」

つまりあのときの声は世界の声…初めて聞いたな……世界の声と言うものは。

「まぁ、それは報告と言うわけだが……」

急にゼウスの顔が渋る。

大体のこいつの表情は長い付き合いで分かっている。

「……旅か?」

「ああ、だが今回は前とは違い、救出及びサポートだ」

「旅はやめると言った筈なんだがな?」

「拠点はここで構わない!俺からの依頼として受け取ってくれ!」

依頼、ねぇ?

「あのー、話がさっぱりで分かんないんだけど……」

「俺はここに来る…いや、帰ってくるまで色んな世界を渡り歩いてきた。
まぁ、これは俺の目的があったからなんだが…
そんなこんなで旅してるときにゼウスに出会って
神の頼みや尻拭い、まあ便利屋と言った感じでやって来たんだ」

「あ、成る程」

「頼む「な」……は?」

「頼むな。
お前は俺の数少ない友人であり、腹を割って話せる仲だ。
そんなお前からの依頼なら、依頼としてではなくお願いとして聞いてやる」

「いいのか?」

「そう言ってるんだがな?全知もお亡くなりになったか?」

「なっ!?バカにするな!まだまだ現役だ!」

「ははは!そのいきだぜ、ゼウス」

「ふふふ……はははははははは!」



話題休暇



「では説明に移る。
今回、転生したものたちは全員正規出はあるが、
行き先、物語当に問題がありイレギュラーが発生。
イレギュラーの内容については分かっていないが転生者全員が対象となっている。
まさかの事態に天界も混乱が生じていたが今は問題ない。
二人には転生者6人を無事終着点まで生き残らせるか、希望を希望を聞き転生するかの説明に行ってくれ。」

「あの、物語と言うのはやっぱり?」

「その考えは間違いではないが少し違う。
転生者転生する世界は全てにおいて"それ"に似せられた世界だ。
だからこそイレギュラーが発生したり、アクシデント何かもある。」

「何がもとになった世界なんですか?」

「ソード・アート・オンライン。
通称、SAOと呼ばれるものだ」

「了解しました。
しかし、僕まで付いていっても良いんですか?
僕はこの世界に転生したのに別の世界にいくなんて…」

「そこは問題ない。
あの日、ユウジと契約した瞬間から蒼也は転生者から竜属騎士にかわっている。
だからこそその情報が上書きされ、別の世界へ翔ぶことも許されている。
何よりこの世界があちらの世界に干渉し、ユウジの事を紹介したらしいんだ」

「おいまて、今なんつった!?」

「世界が世界にユウジを紹介した」

「フレンドかよ!良いのか世界!」

「それで、SAOの世界は何と?」

「ぜひ宜しくお願いします、だそうだ 」

「神はs「生きてるよ!」チクショー!」





話題休暇





「それでは頼んだぞ。
それと、依頼達成後は何時ものようにしてくれて構わんからな」

「何時も?」

「自由にって意味だ。
んじゃ宜しく」

「あぁ、因みに時間跳躍で正式サービス開始1日前にしておいたから
向こうの家の机に必要物は置いてある。
説明書とかもあるから確認しておいてくれ」

「了解」

「それでは……開け、世界の境界線……彼の者をあるべき場所へ!」

""パパシュゥ!"

ユウジと蒼也は転送され世界を旅立った。  
 

 
後書き
ごきげんよう皆さん!

クリスマスは如何御過ごしでしたでしょうか?

一人で出掛ける人。一人でゲーセンにいく人。DVD借りて一人で見る人。

色んな方がいたと思われます。

さて、空白期の間は旅を名目に各世界を飛び回ります。

初めはSAOにしましたが、どこどこへー何て要望も受け付けますので

気軽に感想欄に記入をどうぞ!

複数合った場合は勝手に選ばせて頂きますので宜しくお願いします。

知らないアニメ、マンガ立った場合は書くペースが遅れたりもします。

ではまたー 
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