「東方過去物語」 Scarlet past
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二話「博麗の巫女と狐の妖怪」
前書き
この物語は東方projectの二次創作です。
キャラ崩壊、オリジナルキャラなどが含まれます。それでもいい人はゆっくりご覧ください
この話はまだ、スカーレット姉妹が生まれる前の話…
紅い巫女服を着ている少女の名は博麗鈴菜。幻想郷で人間たちを守り、妖怪退治をする巫女。
左目は、花の模様があり、妖怪を封じる力を持っている。年齢は23歳。
「鈴菜~♪」アンゼリカは鈴菜に飛びついた。
「っと…相変わらず甘えん坊だな…ふふふ♪」鈴菜はアンゼリカを抱きしめながら頭を撫でている。
「そういえば、今日は一緒に晩御飯を食べるんでしょ?」
「あっ、そうそう。人里に買い物に行ってたら、鏡花と会って晩御飯を食べに来てって言われたんだっけ」
「へ~…そうなんだ~」
アンゼリカは鈴菜の胸に顔を埋めていた。
「さて…私は晩御飯を作らないといけませんので、お先に失礼します。」
鏡花はそう言って、調理室へと向かって走って行った。
「そうだ!久々に一緒に演奏しようよ。」
「そうね…久々に紅魔館に来たんだから、やろっか。」
アンゼリカと鈴菜は話をしながらアンゼリカの部屋へ歩いていった。
「ねえねえ、今回は何を演奏する?」
「う~ん……いつも通りでいいんじゃないかしら?」
「分かった」
アンゼリカは自分の部屋にあるピアノのイスに座ってピアノを弾く準備をした。
一方、鈴菜はヴァイオリンを手に持ち、弾く準備をしていた。
「それじゃあ、いくよ」
アンゼリカはそう言い、ピアノを弾き始めた。
そして、それと同時に鈴菜もヴァイオリンを弾き始める。
紅魔館内に、二人の演奏が響き渡った。
「お嬢様~、お客様が来ましたよ」
鏡花は、アンゼリカの部屋に入りそう言った。
「あれ?鈴菜以外は来ないと思ってたんだけど……一応私の部屋に連れて来て」
「かしこまりました」
鏡花は紅魔館の玄関へ行き、一人の青年をアンゼリカの部屋へ連れてきた。
「ここにいたのか……鈴菜…」
紫色の髪をした青年はため息をついて言った。
「あぁ、ごめんごめん…人里に行ったら鏡花と会ったからさ…」
鈴菜は苦笑しながら青年と話をしている。
「鈴菜、その人はだれ?」
アンゼリカは首をかしげながら言った。
「覚えてないの?前に一度会ったはずなんだけど…」
「俺の顔を見るのは初めてだろ、あの時は本来の姿だったんだから」
「そういえばそうだったわね!こいつの名前は夏目。前の事件の時に暴れてた狐の妖怪よ」
「えぇ!?それって本当なの…?」
アンゼリカはかなり驚いた声を上げた。
二話「博麗の巫女と狐の妖怪」END
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