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東方 闇の霧

作者:水雌
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最終回11話 [終演の黒椿]

「ふふふ!!ふふふ!!不死身の黒椿に勝てるとでも!?」

「残念ね。黒椿、私達は、守るべきものを守るために、負けても、死ねない。」
「そうです。お嬢様、妹様、美鈴、パチュリー様を負けても守り抜くのです。」
「そうだぜ、妖夢の命も掛かってるからな!」

「んじゃ!!地獄に送ってやるよっ!!」

突然、霊夢達の召喚獣が光った。

「ま・まぶしい。」

「黒椿、あんたは、幻想卿に喧嘩をうったことを後悔しながら死んでいくんだぜ。」

「そうだわ、行くよ!!魔理沙、咲夜!!」
「おうだぜ!!」
「はい!!」

「星座を駆ける召喚獣よ、主に新の姿を見せ、闇を切り抜けろ!!三大召喚獣!!炎を駆ける、レッドテイルドラゴン!!変形!!レッドアイスソード!!」

「地を駆け巡る、召喚獣よ、主に従え!!闇を切り裂け!!三大召喚獣!!氷と雷の狭間を駆ける!!ライジングホワイトペガサス!!変形!!ライジングアイスツインタガー」

「地獄を駆ける召喚獣よ、主の命令に従え!!闇を光に!!三大召喚獣!!地獄から目覚めよ!!ブラックゴーストフェニックス!!変形!!ブラックフェニックスナイフ!!」

「一気に、三大召喚獣を出すとは・・・・・でも、僕には叶わない!!」

「あたし達は、明日のために!!あんたを倒す!!」

「お嬢様力をお貸しください・・・黒椿に、最大の運命、地獄に溺れろ!!ブラックフェニックス!!インフィニティーダークバード!!」

「だから、効かないって言ってるだろ!!黒椿の闇のスキマ!!」

「お嬢様の為にはあああああ!!」

「うああああああ、なぜ効くんだ!!なぜだ!!」

「それはな、黒椿。お前は闇に溺れすぎたせいだぜ!!」
「なにぃ!?」

「喰らえ!!ホワイトマスタースパーーーーーーク!!」

「う・うああああああ!!何故だ!!何故だ!!私は不死身なんだ!!痛くないんだ!!でも、なんで痛いんだ!!」
「それはね、黒椿、私が意識を戻したからよ。」
「その声、初音ミク!!お前は僕が支配したはずじゃ!?」
「あの人達の愛が伝わって、意識が戻ったからだわ。」

「っふ、君が僕の頭の中に入ってきても、お前の本体を殺せば、僕の力が戻る!!」
「それを出来るのかしら。あの人達に勝てるのかしら。」
「頭の中から消えろおおおおお!!」
「うあっ!!」

「はぁはぁ、お前ら許さん!!」
「黒椿、これで終わりよ。レッドテイル魔方陣!終演の夢想封印!!」
「嫌だあああああ!!うああああああああ!!!」
黒椿は、消える前に誰かが抱きついた

「黒椿、もう止めなさい、私はこんなことを望んでないわ、さぁ、一緒に天に行きましょう。」
「白椿、いや、姉さん。そうだったのか。ごめん・・うん、一緒に行こう」

黒椿は、満足しながら消えていった。

「あとは、ミクってゆう子をボーカロイド世界に送るだけ。」
「そうだぜ。」

「うう、お姉さん達、黒椿を殺してくれてありがとう、お姉さん達のお陰で、闇の心は光に変わったよ。」
「急ぎなさい、ミク、ボーカロイドのゲートが閉じるわ。魔理沙!!送ってて上げて。」

「分かったぜ。さぁ、乗って」
「分かりました。」
「行くぜ!!」

魔理沙は、天空のボーカロイドゲートに送っていった。

「さぁ、飛び込むんだぜ!!」
「はい!!お姉さん達、お名前を・・」

「紅魔館メイド長 十六夜咲夜」
「魔法使いの魔理沙だぜ!!」
「博麗の巫女 博麗霊夢」

「ありがとうございます、それじゃあ!!」
「異変解決ね、っさ、皆、自分の家に帰りましょう」

「おう!!」
「はい。」

「それじゃあね!」




幻想卿に平和が訪れ、ボーカロイド世界にも、平和が訪れ、ミクはゆかりの所に無事に帰ったのだった・・・

東方 闇の霧 END 
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