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古の鉄の巨人を駆る他世界への介入者

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転校生…来る!

「一組のクラス代表は織斑 一夏君に決定しました!」
「え?」

パチパチパチパチ、クラスの女子から拍手を浴びるがいきなり拍手されて理解出来ていなかった。

「いや~織斑君と同じクラスで良かったよね~」
「うんうん、本当本当。強いもんね織斑君」
「これでクラス対抗戦は私達1組が優勝だね!」
「あの先生、質問があるんですけど?」
「なんでしょうか織斑君?」

一夏はどうにも納得出来ずに手を上げて尋ねる。

「俺、オルコットにも勇太にも負けたんですけど、それなのに何で俺が代表なんですか!?」
「そりゃ俺が辞退したからだけど?」
「何故にそげな事を!?」

勇太は少々頬を欠きながら理由を口にした。

「そりゃあれだよ、俺はお前より前からIS乗ってるから経験がある程度あるけど一夏全く経験無いだろ?それだったら一夏が代表やって経験積んだ方が良いかと思ってさ」
「んで本音は?」
「お前が代表戦前にわたわたして慌ててる姿を見てニタニタしてたい」
「お前ぇぇぇええええ!!!」
「五月蝿いぞ織斑」
「ナイアガラの滝!!」

一夏が変な断末魔と共に机へと沈んだところで授業は再開されてしまった。度々一夏がブロンデーの電撃を食らっていたこと以外は何時も通りの授業風景だった。

その日の夜

「…」

キョウスケは学園の屋上のフェンスの上に立ち月を眺めていた。空には一点の雲も無く晴れまわって満月が煌々と輝いていた。キョウスケはそんな月を見ながら煙草を吸っていた。普段は余り煙草を吸わないキョウスケだが今日に限っては煙草を吸っていた。

「今の所転生者らしき人物は大神 勇太のみか、俺の索敵にもそれ以外の転生者らしき影は映らない。どういう事だ、憑依転生というのも考える必要性が出てきたか」

考えるのはこの世界に来た意味、下級神が審査も無しに転生させた転生者の事、キョウスケはこの世界に着てからずっと神力をソナーの代わりにして世界中に張り巡らせているが全く転生者の反応が勇太以外に反応しない。まだこの世界にやってきていないのか、それとも能力を使い索敵から逃れているのかとも考えたが相手はキョウスケが来ている事を知らない。それなのに索敵に掛からずだ。だから転生者は誰かに憑依するタイプの転生をしているのではと考える。

「さてどうなる事だろうな」

そう呟いてキョウスケはフェンスから飛び降りて煙草を握りつぶして屋上から出て行った。

後日


「転校生?」
「おう、中国の代表候補生らしいけど」

教室で一夏と勇太は仲良く話をしていた。この二人はかなり仲良くなっており親友と言っても違和感が無いぐらいの仲の良さを見せている。

「私も聞きましたわ。もしや私を警戒しての事なのでは」
「なのか?俺は俺と一夏のデータが目的だと思うけどな」
「あ~、いまだ不明瞭な男性操縦者のデータ収集って奴?」

一夏は勇太の言葉に納得する。キョウスケという最初の操縦者がいたがキョウスケの場合は世界最強という肩書きと彼の隣にはもう一人の世界最強と天災が控えている。そんな彼には手を出せなかったのだろう。

「考えられるな、まあそう気負う必要は無いだろ。取りあえずは1年での専用機持ちは俺達3人だけだし」
「その情報古いよ!!」

声が後方から聞こえ振り抜くと一人の少女、嫌幼女が教室の入り口で仁王立ちしていた。精一杯のドヤ顔を浮かべて胸を張っている。

「2組のだいひょーこうほせいは私に変わったんだよ!」
「えっと誰?」
「良くぞ聞いてくれました!私は中国のだいひょーこうほせいの凰鈴音ちゃんでっす!!(ふんすふんす)」

っと胸を張りながらドヤ顔を再び浮かべる幼女ではなく鈴音。が一夏は絶句

「あ~いちかだぁ~♪久しぶり~♪」

そういって鈴音はテクテクっという可愛らしい擬音が付き添うな歩き方をして一夏に抱きついた。そして一夏は思った

「…なんで!?」 
 

 
後書き
後悔はしていないが反省はしている。

この小説内では鈴音さんには幼女化していただきました 
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