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この明るい星空の下で。

作者:音無咲夜
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三泊四日幽霊温泉合宿。中編

「ぅぅ・・」
「大丈夫?」
「い、いや・・・大丈夫じゃない。」
俺は姉貴の乱暴な運転のせいで、
俺は車酔いをした。
「いざよい、上で休んでてよ。
これは鍵。」
「十六夜君一緒に行こう。」
「あっわたしも。」
「ああ、・・・」
俺は部屋につくと、
夜空と三咲が布団を敷いてくれた。
「ありがとうな。」
「うんうん、大丈夫、
わたしはこれくらいしかできないから。」
(先輩は手強いです。)
「わ、わたしはタオル持ってきますね。」
椎名は走って階段を降りていった。
「ふふっ、元気だね♪」
「ああ、」
「・・・・ねぇ十六夜君・・・・
あなたのこと奏くんって呼んでもいい?」
「?いいに決まってるじゃないか。」
「そうだったの!?」
「ああ、俺が君を名前で呼んでるんだから。」
「ふふっありがとう。」
そう言うと、夜空は思いっきり顔を近づけてきた。
「なっ!」
「奏くんってさ・・・彼女いそうだったのにね」
そりゃ友達も居ないからな。
「ああ、俺は無愛想だって言われてな。」
「・・・そうか・・・そうかそうか・・・えへへ・・」
「ど、どうしたんだよ・・・」
「嫌なんか嬉しくて・・・」
がらがら・・・
「・・・・夜空先輩といざよい先輩が・・・
ぅぅっぅぃきぅ!!!」
行きなり入ってきた椎名は意味不明な言葉を発して走り去っていった。
「どうしたんだ?あいつは。」
「さぁ。」
「えへへ・・」
「おい入ってくんなよ。」
夜空は俺の布団の中に入ってきた。
「いいじゃん♪」
違う違う!む、胸が当たってる!
「お休み!・・・・・・・・・・・・・・すぅ・・・すぅ」
マジで寝やがった。
「可愛いな・・・」
俺は夜空の顔をしっかりと見つめた。
「ありがと♪」
「うわっ、起きてたのか。」
夜空はニコッと笑って目を閉じた。


十一時三十分
「起きて!奏くん?」
「ん?・・・どうしたんだ?」
「ご飯だよ♪体調は?」
「ああ、大分よくなった。」
「そう・・・・良かった。」
「行こう」
俺達が一階の食堂に降りると。
「イザヨイ!体調は?」
「ああ、大丈夫だ。」
「そう・・・」
「慧さん!三崎ちゃんが居ない!」
「本当?どこにいったんだろ。」
「分からない、探しに行ってみる。」
「うん、飯までに帰ってきてイザヨイ。」
「ああ、」
そう言って俺は外に出た。
どこにいったんだ、あいつは。

(はぁ~、水上先輩に取られちゃったか。本当に何やってんだろあたし。)
「おい。椎名。」
「ひぃっ!十六夜先輩。」
「おいおいそんなに驚かなくてもいいだろ。」
俺は椎名の隣に座った。
「コーヒーいるか?」
「ありがとうございます・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「い、十六夜先輩は水上先輩のことを好きですか?」
「ああ、好きだよ。」
「っ!!」
「友達としてな。」
「ふぅ~」
「俺だって恋愛とかには興味はあるさ、
だけど俺がその人を本気で好きか分からないんだ。
自分がその人を幸せにできるか。」
「クスクス・・」
「なっ人が真剣に話してるところを。」
「だって先輩がそんな風にかんがえていたなんて、
でも・・・先輩は大丈夫だと思います。」
「?」
「先輩は人を真剣に愛せると思います。」
「・・・そうか。・・・・・よし腹も減ってきたし、
旅館に戻ろう。」
「はい!」
俺は椎名と一緒に歩き出した。
「あっ、先輩!
私のこと三咲って呼んでください!」
「なんでだ?」
「いいじゃないですか!奏先輩♪」
まあいいか。飯にしよう。


「遅れた。」
「すいません」
「あっ奏くん!」
俺は慧の隣に座った。
(それでイザヨイ、何かあったのかい?)
(どういう意味だ?)
(修羅場だよ。)
(いやないから。)
(そうかい?この調子なら何かあると思ったんだけど。)
「そこ!ヒソヒソしない!」
「ごめんね瑞希、傷ついた?」
「き、傷ついてないわよ!」
(奏くん、あれがいわいる・・・・)
(そうだな・・・あれが)
(あれですね奏先輩)
(((ツンデレだ)))
「そうだ!みんな、怪談をやらないか?」
俺がこんにゃくを口に運んだ瞬間、慧が言った。
「いいわね!それは!」
「いいんじゃない?」
「先輩はどうします?」
飲み込んでから俺は言った。
「ああ、いいんじゃないか?」
「じゃ、決定ね。」
「集合は僕の部屋。7時半頃でいいかな?」
「ああ、」「そうね」「いいよ♪」「うん♪」
俺達は温泉に入ってから慧の部屋に集まることになった。
この話がこんな事件を引き起こすことになるとは、
誰も予想してなかっただろう。















































 
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