チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
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『説明って難しいよね』
前書き
少し短めですが早めに仕上がりました。
よかったら見てください。
どうも 黒帝 零です。
ただいま私は……、
「お兄ちゃん……しっかり説明してくれるよね?」
ニッコリと微笑みながら言うなのは。
うん 見惚れるようなかわいい少女の笑顔だよ……
ただ……背景に般若が浮かんでるけどね。
そういや笑顔って元々は相手を威嚇したり攻撃のための表情だってどっかで聞いたな……あながち間違いじゃないかも。
「はい……」
なのはの前で絶賛土下座中です。
ちなみにフェイトはというと……、
「こ……恐い……」
俺の背中で震えています。
「え~と まず事の起こりなんだがな……」
俺はなのはにフェイトとあった日の事を説明する。
「実はなのはとフェイトが初めてあって戦闘になった日なんだけどな……あの後、俺が帰ったらどういう訳かフェイトが家に引越しの挨拶をしに来たのが事の始まりでな」
「そうなの? フェイトちゃん?」
コクコクッ!と物凄い速さで首を上下させるフェイト。
「んでフェイトに俺は交戦の意思は無い事を解らせて、その後は飯を食わせたりとかで仲良くなったんだ」
「なんでなのはに教えてくれなかったの?」
俺を睨むなのは。
正直スマン。
「俺としても教えてやりたかったんだがな ジュエルシードを取り合っている以上どうしても戦いになるのが目に見えていたから教えられなかったんだ……ごめんな」
「そうなの……」
とりあえずはわかってくれたようだ。
「まぁ とりあえず ジュエルシードの件はアイツ等に任せる事にしたからもうなのはとフェイトで取り合う必要は無いから教えたんだ」
「ねぇ フェイトちゃん」
なのはからは先程の威圧感が消え、穏やかな口調でフェイトに尋ねる。
「なに?」
「フェイトちゃんはなんで ジュエルシードを集めてたの?」
穏やかではあるが芯の通った口調で理由をたずねるなのは。
「母さんに集める様に言われたんだ」
それに負けたのかフェイトは理由を話はじめる。
「お母さんに? あんな危険な物何に使うの?」
「わからない……でも……私は……母さんの約に立ちたかったから……」
身体を僅かに震わせながらぽつりと話すフェイトの姿は何かに怯えるようでありまた何かを護るためにも見えた。
「フェイトちゃん……」
「とりあえずその件に関しては俺がフェイトのお母さんに直接聞こうと思っている」
目的は知ってはいるが俺はこのまま悲しい未来なんかに進ませはしない……
あんな悲しい結末なんて俺は認めない!
「お兄ちゃんが?」
「あぁ 目的と真意を聞いて納得出来るなら手伝うつもりだ……なのははどうする?」
「なのはもお手伝いするの! それになのはだけ仲間外れは嫌なの!」
やっぱりこの子は優しいな……。
「了解……フェイトもそれでいいな?」
「本当に良いの?」
フェイトは震えながらもすがるように此方を見る。
「もちろんなの!」
「もとから協力するつもりだったしな」
「あ……ありがとう」
彼女は涙を流しながらも綺麗な笑顔を見せてくれる。
この子のこんな顔初めて見たな。
「気にするな」
「ところでなのはさん」
話しが一段落したところで千歳がなのはに話し掛ける。
「はい?」
「もう夜も遅いので泊まっていかれますか?」
「いいんですか?」
「私は零様がよろしいならかまいませんよ」
コチラをジッと見つめる千歳。
「泊まってもいい?」
上目使いで目を潤ませながら言うなのは。
今夜はオールナイトでお話ですねわかります。
「わかった 桃子さんには俺から連絡を入れておくから その間にフェイトと話し合っておきなさい」
「うん!」
俺は桃子さんに連絡を入れるためにこの場から離れる。
なのは Side
「ねぇ フェイトちゃん」
私はどうしてもフェイトちゃんに聞きたい事があったから私から話し掛ける。
「なに?」
「フェイトちゃんはお兄ちゃんの事どう思ってるの?」
「零の事?」
「うん」
「凄く優しい人だと思う……敵だった私にご飯食べさせてくれたり、協力してくれたりしているから……」
「なのはもそう思うの」
私もお兄ちゃんに助けてもらったから今の私がある……ひとりぼっちで寂しかった私にできた初めての友達。
そして大切な人。
「あなたも零が好きなの?」
「うん……私も零お兄ちゃんが大好きなの!」
「そうなんだ……」
「それとね……フェイトちゃん」
「なに?」
「全部が終わったら言いたい事があるの……」
「わかった……全部終わったら聞かせて」
「うん!」
零 Side
「よかった……仲良くしているみたいで……」
あれから桃子さんに連絡を入れたのだがなのはとフェイトが話し合っていたので俺は空気を読んで部屋には入らずにいた。
「そうですね」
頷く千歳、
「さて……とりあえずなのはに連絡を入れた事を伝えますか」
「そうですね」
俺と千歳は部屋に入り、
「桃子さんに連絡を入れたぞ」
「ありがとうなの」
「あっ! なのはさん フェイトさん」
「なんですか千歳さん?」
「お風呂の用意が出来ているのでよかったら入られますか?」
「フェイトちゃん一緒に入ろ!」
「う……うん」
嬉しそうななのはと突然の事に戸惑いを隠せないのか少し恥ずかしそうなフェイト。
「ごゆっくり~」
風呂に入るなのはを見送ろうとしたのだが……、
「あの……なのはさん? 何故 私の服を掴むのですか?」
何故か服の裾を掴まれる俺。
「お兄ちゃんも一緒に入るの!」
「マジで!? マジなの!? マジですか!? って! 三段活用!?」
って! 画面の前の皆さん石を投げないで~!
ちょっ! 岩はシャレにならないって!!
「お風呂の中でたっぷりお話聞かせてもらうの」
「ふ、フェイトは嫌だろ!? 男が一緒に入るなんて!?」
頼む最後の砦よ!!
「えっ? 零なら別にいいよ」
Oh……神は死んだ……。
画面の前の皆さんお願いですから槍を構えるのは勘弁してください!
つかッ! 一人ロンギヌスぽい物持ってんですけど!?
「流石に恥ずかしいとかもうそんな問題じゃないから!?」
「ダ~メ♪」
「今度なんか俺にできる事ならなんでもするから勘弁してぇ~!!」
「本当に?」
「イエス・マム!!」
「じゃあ しょうがないから千歳さんと一緒に入るの」
「私ですか?」
「うん」
「わかりました」
とりあえず危機は脱っしたか……、
「お兄ちゃん♪」
「ハイッ!?」
「約束忘れないでね♪」
アレ? コレ 俺詰んだ?
「イエス・マム!!」
「じゃあお風呂入ろっか?」
「う……うん」
若干引き攣ったような苦笑を浮かべながら返事をするフェイト。
そんな光景を微笑みながら見ている千歳。
それからなのは達は風呂へと向かう、
「魔王の片鱗を見ちまった気がするぜ……」
そんななのはを見送りながら小さく呟く零。
そして風呂にて、
「うぅ~」
小さく唸りながら千歳に羨ましげな視線をおくるなのは。
「どうかしました?」
首を傾げる千歳。
「千歳さん羨ましいの……」
「なにがですか?」
「だってお肌は綺麗だしお胸も大きいの……」
なのはの言う通り薄く染み一つ無い白い肌はうっすらと桜色に染まり、軟らかく大きな双球はプカプカと湯の中で浮かんでいる。
そして自分のと千歳のを見比べるなのは、
「……………」
そのなのはの後ろで自分のを確認するフェイト、
「なのはさん達も大きくなりますよ」
「本当!?」
「もちろん」
「………(千歳の胸 母さんより大きい)」
などといった乙女トークが繰り広げられていたそうな。
零 Side
「とりあえず アリシアの蘇生に関しては俺の能力と宝具のブーストで能力を上げれば まぁ いけるだろぅ……」
まぁ 心配なのはプレシアのセリフでフェイトの心が壊れないかだな……。
すでに本来の歴史からは乖離を始めているからな……、
「まぁ……よっぽどの事がない限りは大丈夫だろ……」
まぁ 用心にこした事はないか……。
「なんにせよ出来る限りの事をするだけだ」
あんな悲しすぎる結末なんざ変えてやるさ。
後書き
今回は少し短めですが早めに仕上がりました、次も早く書けるように頑張ります。
こんな駄目作者ですがこれからも応援よろしくお願い致します。
感想やアドバイスなどをいただけると作者のやる気があがります。
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