とある蛇の世界録
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第五話
前書き
暇って人生でもっとも大切な事だと思うんですよね
・・・朧サイド・・・
アーシアと出会ったその日の夜
私はオカルト研究部の部室に来ていた
「じゃあ、イッセー。腕を上げてゆっくり立ち上がって」
昨日出来なかった、イッセーの神器を覚醒させる作業を行っている
「そう、そして目を瞑って一番強い存在を思い浮かべて」
「一番強い存在・・・ドラグ・ソボールの空孫 悟かな」
「その存在を真似るの、強く完全に」
イッセーは両手を上下に揃え、前に突き出した
そして
「ドラゴン波ーーっ!!」
叫んだ、するとイッセーの左腕が光り
赤い篭手が出てきた
(・・・あれは、ドライグか?)
まさか、あいつに赤龍帝の篭手が宿るとはな
今代ははずれか
「うおおぉーーー、なんだこりゃー」
うるさいなイッセー
「それがあなたの神器よ。一度発現させるといつでも出し入れが出来るようになるわ」
「これは、なんなんですか?」
「たぶん、龍の手ね」
「龍の手、ってなんですか」
「所有者の力を二倍にするだけ、つまりはずれね」
それを聞いて落ち込むイッセー
「あらあら、ところで部長」
「どうしたの?」
「大公から討伐の依頼が来ました」
・・・朧サイドアウト・・・
・・・一誠サイド・・・
おっス、イッセーだ。
俺達は今、錆びれた廃墟にいるんだが
なにか、はぐれ悪魔の討伐依頼が来たらしい
「・・・血のにおい」
小猫ちゃんが顔をしかめている
「それじゃあ、いくわよ」
俺達が頷くと
部長はドアを開けて中へ入った
『クヒヒヒヒヒ、何か来たぞ?
あの肉は、うまいのかな?』
上半身裸、下半身は馬みたいな奴がいた
「はぐれ悪魔バイザー、あなたを狩にきたわ」
するとバイザーは
『調子に乗るなよ、小娘がああぁぁぁ』
「祐斗!!」
部長がそう言った瞬間、木場の姿が消えた
と思ったら、バイザーの目の前に急に現れた
「イッセー、今日はあなたに駒の特性を教えてあげる」
「駒の、特性」
「そう、まずは騎士。
本来、有り得ないようなスピード」
「次は戦車」
あっ、バイザーが小猫ちゃんの方に
「危ない!!」
「大丈夫よ、よくみて」
そういわれ目を凝らす
「戦車の特性は、強靭な防御力と馬鹿げた攻撃力」
「吹っ飛べ」
そうつぶやき、小猫ちゃんはバイザーを投げ捨てた
『があああぁぁぁぁーーー』
「最後は女王」
そういうと朱乃さんが、前に出て両手に雷を・・
「彼女は全ての駒の特性を備えた最強の女王よ」
「うふふふふふ」
すっげー、笑ってるんだけど
「そして相当のドSなの」
朱乃さんが一番怖い気がする
「じゃあ、あなたも何かしてくれるかしら?」
そう言って、部長は朧の方を向いた
「別にいいが、お前の出番が無くなるぞ」
「えぇ、構わないわ。好きにして」
それを聞くと朧は、バイザーの方へと歩いていった
・・・一誠サイドアウト・・・
・・・朧サイド・・・
何かしろとは言われたが
こんなのに力を使うのは何か考えさせるものがあるな・・・
「おい」
『が嗚呼あああぁぁぁぁ』
「私の目を見ろ」
『きぃぃぃさああぁぁぁまっ』
私はそれを確認して振り返る
「終わったぞ」
「あなた、何をしたの?」
「特に何もしていない、ただ石にしただけだ」
「「「「「は?」」」」」
「目を合わせて石にしただけだ」
「め、メデューサ?」
「まぁ、そうとも言うな」
唖然としてるな、無理もないが
「ま、まぁ。今日はここで解散よ」
なんとも微妙な空気で終わったな
・・・朧サイドアウト・・・
後書き
びっみょーですね
ところでUAってなんですか?
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