ハイスクールD×D ~THE GAME~
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第一章
初戦闘、頑張ります!
自宅―放課後―
入学して四日目ようやく学校に慣れ始めることができた。
修行の方は神様が付けてくれた魔力増強のおかげで順調に進むが・・・肉体面がかなりつらい体力はイッセーくんや神楽くんに遠く及ばない。
早朝や放課後の鍛錬で体中が悲鳴をあげている。
「ふぅ」
正座をし魔力に集中体全体に纏われた魔力を耳と左手に集中しようとするのだが・・・
「難しいなー、やっぱり2つ同時にやるのはまだ早いのかな?」
(今日から実践経験を得るためはぐれ悪魔狩りをするのだろう?魔力の消費は控えた方が良いのではないか?)
「うん、でもまだ深夜まで時間あるから平気だよ」
時計の針は七時過ぎを指している。
(まったく今回の宿主は真面目すぎる)(主様のお言葉のままに)
再び目を閉じた。
一方その頃―駒王学園オカルト研究部の部室―
「イッセー、この前転校してきた子と何か知ってる?」
「優のことですか?あいつがどうかしましたか?」
この方はオカルト研究部部長にしてグレモリー家の次期当主、リアス・グレモリー様。
俺はリアス先輩の下僕で、最強の兵士・・・になる予定
ただいま先輩とは二人きりである。何か美味しい展開になったりしてニシシシ
「ソーナと神楽がね」
「神楽が言うからには何かあるんでしょうが・・・ソーナ先輩?」
「ああ説明してなかったわね、彼女も悪魔よ。これは後で話すわ」
「は、はい!それで神楽がなんて?」
ビックリしたーまさかソーナ先輩が悪魔だったなんて
神楽は悪魔じゃないけどすげー強いし、頼りになるんだよな。
「注意しろってね」
「え?俺あいつの家で普通に遊びましたけど、別に変わったことありませんでしたよ?まあ他と違うって言ったら・・・」
「言ったら?」
何かあるかな?
(気づいとらんのか?)
何がだよドライグ?
今話しているのは俺の神器、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)に宿っているドラゴンだ。
(あやつにはドラゴンが宿っている・・・二匹な)
「二匹!?」
「どうしたのイッセー?」
「すいません、ドライグが優の中に二匹のドラゴンがいるって・・・」
「ありあないわ!?神器は一人につき一つ、それにドラゴンが二匹って・・・」
リアス先輩が困惑してしまった!?
「あらあら、どうしたのですか?」
「部長、少し遅れました。?」
「何かあったんですか?」
「・・・どうしたんですか?」
オカ研のメンバーが集まった。
副部長の朱乃先輩に同学年の木場とアーシア、一年生の子猫ちゃんだ
「実はな・・・」
優の神器とドラゴンについて説明をする。
「どうしますか部長?」
朱乃先輩はみんなに代わって部長に聞いてくれる。
「そうね。仲間になればこの上なく頼りになるけど・・・」
「・・・・危険」
「優は危険じゃないっすよ!」
「そう言い切れるかな?今までの振る舞いが演技だとしてたら?」
木場の言うことは最もだ、だけど・・・
「友達なんです!優は俺の友達なんです。確かにちょっと独り言多いし、他人ばっか優先していつも自分が損してるような優しい馬鹿なんですよ!まだ四日間しか友達やってないけど俺はあいつを信じます!」
拳をギュッと握りみんなに訴える。
「・・・イッセーがそこまで言うなら一度連れてきなさい」
「部長!?いいんですか?」
「ええ、みんなそれでいいわよね?」
「「「「はい」」」」
「よかったですねイッセーさん!」
よし、明日にでも連れてきてやろう!
駒王学園から遠く離れた廃工場内部―
「ここにいるの?」
天井にはいくつも寂れて出来た穴が空いておりそこから差し込む月明かり
全体的に暗く視界が悪い。
(気配を感じます)
き、緊張してきた。
一歩一歩と少しずつ奥に入っていく。
「いる・・・」
まだ見えないが確かにそこにいるのがわかる。
「!?」
影は唐突に近づいてくる。
咄嗟に転がるようにして回避行動をとる
(落ち着け)
「うん、屍龍の魔手(アンフェス・インフルメント)!」
左手にもう見慣れたドラゴンの籠手が装着される。
(視野を広げ、相手の動きを見切るのです)
はぐれ悪魔は狼のような形状をしており動きが結構速い。
「うっ」
一体じゃないのか。
陰に隠れていたもう一匹の攻撃で右肩を爪で切り裂かれる。
『regeine!』
もう一つの神器、フォレスト・レザレクションが発動し傷を塞ぐ。
『cancer!』
屍龍の魔手(アンフェス・インフルメント)が光る。
これの特性は二十秒間に一度性質を変えられる。
基本は腐敗能力だけど・・・
二体がまたも陰に隠れて正確な場所が掴めない。
「でもこれなら!」
左手の手のひらを地面に置き魔力を集中させる。
『cancer!』
周囲の半径約五メートルにオレンジ色の円が描かれる。
「おいで」
はぐれ悪魔は挟み撃ちを仕掛けるが・・・
円に入った途端、体が溶け骨が見える。血は飛び散らず悲鳴を上げることもない、ほとんど一瞬という速さで溶かしてしまい跡形もない。
「ふう、結構きついね。あんまり向いてないかも僕」
(最初にしてはよかったじゃねえか。)(ご立派でした)
「ありがとう、疲れちゃったし早く帰ってご飯にしよ」
after
「ラードゥンよ、どう思う?」
「天才というやつでしょうか?」
ここはドラゴンたちの深層意識。現在優希は眠っている。
「我の能力をあそこまで使いこなし、最も有効な手段を迅速に導き出した。本当に人間か?」
「過去に類を見ないお方であることは間違いないですね」
「それに一人の宿主に二匹のドラゴンっていうのがまずおかしい話だ」
「それは神の身ぞ知るというやつだ」
「ああ、まったく皮肉にも対極する我らが一緒とは」
「だが今はそんなことより主様の行く末を見据えなければ」
後書き
今回も少し解説を入れたいと思います。
主人公こと優希が今回使った技ですが溶解の性質なのですが・・・技名とか考えてませんでした。
この技は自身の魔力を自分周囲に展開し、そこに『屍龍の魔手(アンフェス・インフルメント)』の力を加えることで魔力の円は発動者以外は敵味方なく溶かしきる恐ろしい能力です。
魔力円のサイズも溶ける早さも発動者の魔力しだいで大きく変わります。
解説は終わりです
次にアンケートの話ですが
・ヒロインを誰にするか?それともハーレムにするか?
・主人公の技を募集しています。
ご協力お願いしますm(_ _)m
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