ヘタリア大帝国
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TURN91 アステカの女神その一
TURN91 アステカの女神
ケツアル=ハニーは枢軸との興和の場に向かっていた、そこには強硬派のハニワ達とのぞみも一緒だった。
まずはハニワ達が言う。
「とりあえず話は聞くホーーーー」
「エロゲをくれるならホーーーー」
「それにエロ漫画もだホーーーー」
「くれるなら話を聞くホーーーー」
「その通りだホーーーー」
ハニーも言う、一行はハニワ艦に乗っている、その中でのやり取りだ。
「まあ話は聞いてやるホーーー」
「そうするホーーー」
「あの、皆さんいいですか?」
のぞみがおずおずとハニー達に問う。
「お聞きしたいことがあるんですが」
「何だホ?」
ハニーがのぞみに応える。
「聞くホ」
「あの、講和は」
「考えてないホーーー」
これがハニーの返答だった。
「ずっと楽しむんだホーーーー」
「戦ってですか」
「その通りだホーーーー」
「やっぱりそうですか」
「ハニー達が何故戦うか」
その話もするハニーだった。
「それは楽しいからだホーーーー」
「若しもですよ」
のぞみはハニーの話を聞いてからそのうえでまた問うた。
「戦い以上に楽しいことがあればどうされるんですか?」
「そんなことは決まっているホ」
ハニーはのぞみに顔を向けて答えた。
「そっちに行くホ」
「そうですか。それじゃあ」
「とにかく話は聞くホ」
これはするというのだ。
「エロゲを貰えるならホ」
「ううん、私としては」
のぞみは困った顔のままである、そのうえでの言葉だ。
「戦争はもうしないで」
「それでホ?」
「日本に帰りたいなって」
「そ、それは困るホ!」
「考えなおすホ!」
即座にだった、ハニーも他のハニワ達も血相を変えてのぞみに叫んだ。
「のぞみはずっといるホ!」
「一緒にいるホ!」
「女神がいないと困るホ!」
「だからそんなこと言うなホ!」
「あの、本当に日本が恋しいので」
ハニワ達に気弱な顔で返す。
「お願いです」
「そんなことは言うなホ!」
ハニーはその白い陶器の顔を激怒させてきた、その上での言葉だ。
「ハニー達はのぞみが大好きだホ!眼鏡っ娘萌えだホ!」
「女神萌えホ!」
「気弱萌えホ!」
「何でも萌えなんですか?」
のぞみが今度突っ込みを入れたのはこのことだった。
「前から思っていたんですけれど」
「萌えは全てだホ!」
これがハニーの、ハニワ達の言い分である。
「それで萌えを否定してどうするだホ!」
「私にとって萌えは」
「関係ないと言うホ?」
「特に。これといって」
のぞみは気弱な青で返した。
「そもそ何が何なのか」
「ううむ、ハニー達は今非常に悲しいホ」
ハニーは実際に涙を流して言う。瞳はないが涙を流せてそのうえ見えるから不思議なことである。
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