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リリカルなのは 仮面の男

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第八話 戦う決意


第八話 戦う決意

一文字となのははジュエルシードを追っていた。そこにはきっとフェイトも居るからだった。

「変身!」

一文字のベルトの風車が回ると姿が変わった。そして目的地に到着するとジュエルシードとフェイトの姿があった。

「ジュエルシード・・・それにフェイトちゃん」

「一文字さん・・・ここは私に任せてください」

「わかった・・・行ってきな」

「はい!」

なのははフェイトの元へ向かった。

「さてと・・・思いっきり伝えてこい・・・」

一文字が空を見上げるとなのはとフェイトが対峙していた。両者には鬼気迫るものがあり一文字はその姿を見守った。

「仮面ライダー・・・」

「・・・アルフ?」

「ちょっかいは出さないのかい?」

「あの子達自身の問題だ」

「へぇ~じゃあ暇つぶしに遊んでよ」

アルフは構えるが一文字は構えない。それどころかアルフを見ずなのはたちだけを見ていた。合間見えるその時閃光が起きた。

「なに?」

「そこまでだ!」

二人の間に入ったのは時空管理局執務官クロノ・ハラオウンだった。

「ちぃ!今日のところは勘弁してやる!フェイト!撤退!!」

アルフがクロノに魔力弾を放ちながら撤退を開始した。

「く!」

クロノがフェイトに攻撃を加えようとしたその時。

「やめろ!!」

「やめてください!!」

一文字がクロノの攻撃を防いだ。そしてなのはもフェイトをかばった。

「く!」

その隙を突きフェイトは撤退した。残されたのはジュエルシードとなのは、一文字、ユーノ、クロノだった。



クロノはジュエルシードを回収するとリンディの要請でなのは質をアースラに案内した。














クロノの案内でアースラにたどり着いたなのは達。

(ユーノ君ここは?)

(えっと自分とは違う世界があって・・・)

(えっとその)

(わかりやすく言うと・・・)

(噛み砕いて言えばSFのパラレルワールドだ。ガリバー旅行記だと思えばいいんじゃない?)

(納得)

(すごい・・・さすが大人・・・僕も見習わないと)

一文字の簡潔な説明に納得するなのはと脱帽するユーノ。

「その姿だと窮屈でしょ」

「あっそか」

「確かにな・・・」

なのはと一文字は変身を解除した。するとクロノはユーノに視線を送った。

「君も」

「はい」

ユーノの身体が光ると少年の姿になった。

「ふえええええええええええええ!!」

「なのはにこの姿を見せるのは久しぶりだね・・・?」

目の前のことに硬直しているなのは。

「ほう~君も変身するのか」

「いいい一文字さんは知ってたんですか?」

「えっとなのはにこの姿で会わなかった?」

「会ってない会ってない?」

「俺はその場に居なかったからわからない」

「あの~」

認識の不一致があったなのは達はひとまず落ち着くことにした。そしてクロノの案内で艦長の私室に入ると一文字は唖然とした。盆栽に笠。

(日本文化を誤解してそうだな)

とりあえず座ってリンディの話を聞くことになった

「あなたたちの追っていたロストロギアジュエルシードは」

「えっとロストロギアってなんですか?」

「えっとロストロギアっていうのは」

「簡単に言えばオーパーツみたいなものだろう」

「ちょっと噛み砕かないでください。肝心なことなので」

「子供にはわかりやすいほうが良い」

一文字に文句を言いながら自分の説明を続けるリンディ。

(失われた文明の遺産ね・・・ギギの腕輪やキングストーンもそれに入るのか?・・・それにしても次元震ね。厄介な代物だな)

等と一文字は考えているとリンディがお茶に砂糖を入れた。

(あ~こうやって日本文化が誤解されるんだな)

「それと・・・もう一つはあなた達・・・仮面ライダーの目的は?」

「俺はただ拙い代物が動いているということで動いてた・・・みんなの事はわからないな」

「そうですか・・・洋さんも同じことを言って僕たちの前から去りました」

「・・・そうか」

「とにかく・・・これからは時空管理局の管轄になります。あなたたちは元の世界に帰りなさい・・・すぐに普通の生活に戻るのは難しいかもしれないけど」

「送ろう・・・さっきの場所で良い?」

「え・・うん」

一文字も無言で頷いた。





クロノの見送りで元の場所に帰ってきたなのは達はこれからのことを考えた。

「・・・どうしよう」

難しいことに考え込むなのは。

「とりあえず・・・俺はジュエルシードを追う」

「え?」

「ジュエルシードを追ってればあの子も必ず現れる・・・それになのはちゃんだけじゃないぜ。心配している奴は」

「一文字さん」

「なのはちゃんの思うようにしてみろ。ん?」


なのはの頭に手をやると一文字はなのはの前から立ち去った。

「とりあえず・・・うちに帰ろうか」

「うん・・・」

ユーノがフェレットの姿になると、なのはは高町邸に向かった。






なのはは考えていた。これからのことフェイトの事そして一文字の言葉。

(なのはちゃんの思うようにしてみろ)

「うん」

なのはは決意すると桃子の元へ向かい自分の決意を話した。

「お母さん」

沈黙する桃子だが

「なのははもう決めてるんでしょお友達のこと・・・やりたいこと」

なのはの覚悟が伝わった。

「お母さん・・・」

「心配しないでお父さんとお兄ちゃんは何とかするから」

「かわいい子には旅をさせろって言うしね♪」

なのはと桃子が振り向くとそこには良く知る人物が居た。

「「一文字さん!!」」

「よう。桃子さん。大丈夫俺も一緒に行きますよ」

「え?」

「過保護な士郎さんたちは許可なんておろさないでしょ」

「ふふ。確かに一文字さんが一緒なら安心かもね」

笑う桃子そして

(全く・・・誰が一番過保護なのかね・・・)

と一文字は自問自答していた。なのはの準備が整うと一文字のバイクに跨った。

「それじゃ。行こうか」

「はい!」

一文字はバイクを走らせるとメッセージを送った。

(ちょっと頼んだぜ・・・)

「!!」

「・・・!」

「!」

「!!!」

「!」

「!!」

「!」

「!!」

「!」

「!!!」

一文字のメッセージを10人の男が受け取った。



 
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