| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

濡れ衣というやつ?

「ーーーーそれで?何か様なのか?」

ユウジは扉の前で固まった女性陣を見据えた

蒼也?アイツなら部屋ですすり泣いているだろう……後で謝っとこ

さて、この場にいる全員は俺と面識がある

一人を覗き、助けた経歴があるからだ

「……取りあえず上がっても良いかしら?」

なかなか図々しい奴のようだ…

「好きにしろ」

そういい残してリビングへ向かった



ーリビングー

「それで?」

少し不機嫌になりながら再度質問をする

少し間を開けて、まずはなのはが口を開いた

「あ、あのね、助けてくれたお礼を言いたくて…」

絶対言うと思った…

「いらないと言ったはずだが?」

「………それでも言いたいから…だから、ありがとう!助けてくれて!」

「!(フ…」

少しは認めてやっても良いかもしれない…

「(笑ったの……ちょっとかっこいいかも……)」

なのはは内心そう思った

「学校とは違って良くしゃべるのね?赤志君」

さっきから悉く空気を悪くしてくれるな…

「……俺に関わるなと言っておいたはずだがな?クラスメイト」

「……どうして関わって欲しくないのかしら?」

「それはお前が考えれば分かる事だが?」

「……そう……」

何なんだコイツは…?

「あ、あの!」

「ん?何かな、金髪少女A?」

「(金髪少女A?)…あの、私も…その、家族を救ってくれてありがとうございました」

「ホント!ありがとね!」

何だこの性格相対生物(姉妹)は……

「問題ないぞ金髪少女B」

「私はアリシアだよ!」

「……アシリア?」

「アリシア!何で逆から読むの!?」

「気分だな」

「酷いよ!」

「わはははは!」

「そうだよ!私のことも名前で呼んでくれないし!」

その会話からなのはも参戦

「何を言っている、そもそも自己紹介したか?」

「したよ!昨日したよ!」

「………………………記憶にないな」

あるけどな

「嘘八百!?む~…じゃあ改めて自己紹介するの!」

なのははそう言うとバッと立ち上がり自己紹介を始めた

「私の名前は高町なのはなの!」

「はいよろしく、高町なのはなのさん」

「にゃー!”なの“はいらないの!」

「分かった 高町は」

「なんでそうなるの!?」

「もう面倒だからブランコ少女でよくね?」

「うぅー…………」 

なのはは床に両手をついてOTZの状態になった

「次は私ね! 私はアリサ•バニングスよ!」

「うわ、えげつない名前だな~…」

「なんでよ!」

「いや、あさりをバーニングって…あさりを焼却するって事だろ?
ダメだぞ?生き物、食べ物をそまつにしちゃ」

「何でそうなるのよ!」

「気分だ!」

「きぃー!」

「あ、あの、私はフェイト•テスタロッサです」

次はフェイトか…

「フェイタスローサー?」

「何それ!?」

「名前なの!?」

「………ぐすっ……」

「あー!いけないんだー!」

「そうだぞ蒼也!何とかしろ!」

「えぇ!?何で僕!?」

いつの間にか降りてきていた蒼也に無茶ぶり

「良いから良いから」

「くっ……フェイトちゃん、ユウジは認めた奴しか名前で呼ばないし
人を弄るのが好きだし地味に心にダメージ送るしムカついた奴には
容赦なくトラウマ植え付ける奴なんだ……」

「そ、そこまで言わなくても……」

「いや、今まで一番被害に遭ってきた僕が言うんだ!間違いない!」

「うん…頑張って認めてもらうね?」

「そのいきだよ!」

「えーと…月村すずかです  よろしくね?」

「はいよろしく~~」

「何ですずかだけまともなのよ!」

「思い付かなかったんだ!」

「そう言う問題!?」

「うるさいぞブランコ少女もとい高町は!」

「ちゃんと名前で呼んでよ!」

「だが、断る!」

「うわーん!」



色々有りましたとさ


「そう言えばなのはの話は聞いたけど、すずかは助けられたの?」

フェイトよ、唐突だな

「そ、それは…」

「俺が説明しよう!」

「うわ!」

スパッと立ち上がり意気揚々に声を張り上げる

すずかは不安そうにしてこちらを見ている

「まずは…月村すずかは元、吸血鬼だったんだ!」

「な、ナンダッテー!」

「ってなにいってんのよ!」

「餅付け…元、と言っただろう」

「すずかちゃんは自分の正体にコンプレックスを持っていてその吸血鬼という生態から
人間にしてもらったんだ」

「そう!月村すずかが『早く人間になりた~い!』って言ったもんだからな!」

「言ってないよ!?」

「謙遜するなw」

「してないから!ていうか何でそんなに軽いの!?」

「そりゃおまえ、過去の話だからな」

「……………ありがとう…」

「よし!今からお前は少女Kだ!」

「何で!?意味は分かるけどイヤだよ!」

「何だ?不服なら美少女Kでもいいが…」

「そういう問題じゃないよ!」

「わはははは!」

「うわーん!アリサちゃーん」

「はいはい、よしよし」

ふむ、なかなかのオチだったな


またまた色々有りましたとさ



「それで?用が終わったなら帰ると良い。
時間も遅いしな」

「あ!もうこんな時間!」

「今日のところは帰ってあげるわ!だけど次合うときは名前で呼びなさいよね!」

「ふっ………………善処しよう」

「今の間は何!?」

「さぁ~~帰宅帰宅~~~帰った帰った」

「ごめんねみんな……ゆっくり休んでね」

「うん……またね」

「さようなら」

「すずか!放しなさい!あたしはあいつを~~~!」

「安らかに眠れ…バーニング」

「死んでないから!それとバニングスよ!」

「はいはい、帰ろうね~」

「すずか~!」

「またね!」

「お邪魔しました……」

「うん、またね」

「せいぜい仲良く暮らせ」

「あ!うん!」

「ありがとう(微笑」

「!///」

「ユウジ?」

「……何だ」

「もしかして惚れちゃった?」

「…………そんなんじゃねぇ…ハズだ」

「そっか」

あんな微笑みに………不覚だな…




「で、お前は帰らないのか」

リビングへ戻ると落ち込み少女がまっていた

「分かっているでしょ?何で残ったのか」

「消えた特典について…か?」

「分かってるなら話は早いわ、返して頂戴」

返す?何を言っとるんだこの海女は

「ちょっとまってよ どう言うこと?」

「私から奪った特典を返してって言ってるの」

「何で俺がお前のチンケな特典を盗らなきゃならんのだ」

「しらばっくれないでくれる?あの異空間の化け物もあなたなんじゃないの?」

「お前………バカだろ…」

「何ですって?調子に「違う!」?何が違うの?」

「君は知らないかもしれないけど僕たちを助けたのはユウジだ!
普通特典を奪うなら奪った後殺すなりしてるはず…
君の特典が消えたのは他の理由が有るはずだ」

頭の回転が速くなったな…オマケに良い線行ってる

「そうだな、その場合は用済みなわけだから殺すなりしてるな」

「じゃあ何で消えたのよ!訳が分からないわ!」

うるせぇな……消し飛ばしてやろうかな…

「それくらい自分で考えろ…落ち込みながらな」

「馬鹿にしてんじゃ無いわよ!」

「はぁ…蒼也、追い出せ 」

「…了解」

「逃げる気!?立場が悪くなった途端にこれだわ!」

「麗花さん、話はまた後日聞くから……帰って」

「あなたもたらし込まれた口!?二人そろってあり得ないわね!」

「……帰れ」

「!」

「!?」

蒼也…いつの間にそんな殺気出せるようになった…

成長ってのは速いもんだな…

「…………くっ!」

落ち込み少女は早足に玄関へ向かい、そのまま出て行った

「……蒼也」

「?何?」

「(気付いてないのか?)いや、助かった」

「どう致しまして」

「…………寝るかね?」

「そうだね、色々あったし」

「そうだな色々あった」

明日ゼウスに聞くとしよう…特典か…… 
 

 
後書き
更新遅くてすみません 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧