マジカル☆ウィッチルフェイちゃん!
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マジカル☆ウィッチルフェイちゃん、はっちゃける!
前書き
ネタに走りました
転移した先は摩訶不思議空間でした。天井は暗く、光る花が沢山あり、大きな茎があり、蕾が光っているのもあります。そして、何より、花とドラゴンが合体したかのような存在が私達の目の前に存在していました。
「愚かな……我が領域に追ってきたのか……」
「お姉ちゃんっ!!」
「ニオっ!! 待っててね、直ぐに助けてあげるから!!」
「という訳で、少女を拉致監禁したあなたを倒させて貰います」
「覚悟する事ね」
なんていうか、楽勝ムードでしかないんですよね。
「アーシャさん、支援をお願いします。ベルちゃん、メテオストームの用意」
「分かりました」
「了解!」
私はデモンベインをそのまま開いて、発動する。それより先に匂い袋をアーシャさんが投げつけました。
「先手必勝、ン・カイの闇よ、我が敵を撃て」
11発の重力弾を生成・射出し、着弾すると同時に敵の装甲を抉り取る。相手は回避しようとしますが、その場所ごと抉ります。ましてや追尾も可能です。そして、口、蔦の付け根、足、花と抉る場所に容赦はしません。
「ABRAHADABRA 死に雷の洗礼を」
重力弾で削った後は、無数の雷を放って動けなくします。
「次はウィルベルさんの番だよ!」
メテオストームが放たれ、犯罪者を押しつぶします。もちろん結界を張ってニオさんと私達を守ります。それが終わりそうになった時、犯罪者に近づいて、私は右手を構えて詠唱します。
「光差す世界に、汝ら暗黒、住まう場所無し! 渇かず! 飢えず! 無に帰りなさい! レムリア・インパクトッ!」
右手には触れた対象に無限の熱量を流し込んで滅殺する第一近接昇華呪法を発動。
「そして、追加のハイパーボリア・ゼロドライブッ!」
左手には触れた物に負の無限熱量を流し込んで滅殺する第一近接昇華呪法を発動。
「昇華ぁっー!!」
相反する物を受けた犯罪者は、結果は変わらず塵一つ残さずに完全消滅させました。
「あは、あははははははははははははは」
「ちょ、狂ったのルフェイ?」
「ルフェイちゃん?」
「や、やばいです! 解除されません! ネタで両方発動したのが駄目だったみたいです!」
「アンタ、アホじゃないの! 片方だけでも余裕だったよね! むしろいらなかったわよね!」
反省はしています。でも、後悔はしていません。
「言ってみたかったんですよ! やってみたかったんですよ!」
「あわわわ、手を合わせたらいいんじゃ……」
「「あっ!?」」
「ご、ごめんなさい!」
レムリア・インパクトとハイパーボリア・ゼロドライブを合わせて対消滅させます。すると、真ん中で摩訶不思議エネルギーが生まれています。
「……メドローア!」
空に向かって放つと、巨大な光の奔流が空へと抜けていきました。少しして、収まりましたが……やっちゃったかんが非常にします。
「星が何個か消し飛んだにゃ」
「にゃぁぁぁ」
「ふぅ~大魔術師の課題達成ですね」
「ダメなんじゃないの? 砕くんじゃなくて、消し飛ばしてるし」
「……残念です。しかし、混ぜるな危険ですね」
「って、ニオ、ニオは大丈夫ですか!」
「平気ですね」
ニオさんは結界でちゃんと守っていたので眠ったままです。バイタルに異常は確認されません。少しすれば戻ってくるでしょう。
「さて、アーシャさん、ベルちゃん。今回の件には緘口令を敷かせてもらいます。破った場合は罰則があるかも知れません」
「こら、隠蔽しようとすんな。どうせ、大婆様にはばれるって」
「……怒られそうですね……取りあえず、帰りましょうか」
近くに見えた宝箱を開けて、中にあった本を回収した後、指を鳴らして転移します。一瞬で付いた場所はアーシャさんと初めてあったアトリエです。
「お前達、無事だったか」
そこにはタバコを吸っているおじ様が待っていました。
「さて、何をやらかした?」
「逃亡をはかったので、相手の本拠地に乗り込んで完膚無きまでに倒して来ました。激しい戦いでした」
こちらの攻撃的な意味で、ですが。
「あははは……そうですね」
「そうか。では、私はリーゼンガングの者達にお前達の無事を知らせてくる。しばらくは身体を休めるといい。私は弍番館に居る。訪ねてこい。アーシャ、彼女達を案内してやれ」
「分かりました。キースさん、ありがとうございました」
「私は何もしていない。君に錬金術の道を示しただけだ」
おじ様は転移していきました。しかし、優しいですね。リーゼンガングの人達に知らせによってくれる辺り、凄くです。
「取りあえず、どうぞ。お茶を……やっぱり、その前にニオを寝かせて身体を洗いましょう」
「「「賛成」」」
「にゃあ」
誇りとか、瓦礫とかで凄い事になっていますから、ありがたいです。身体を洗って、お茶を飲んだ後、私とベルちゃんはフィルツベルクという街にあるアーシャさんのアトリエに向かいました。もちろん、鍵も受け取っています。何故なら、姉妹水入らずの所に邪魔をしたくありませんから。
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