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ヘタリア大帝国

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TURN88 うぽぽ菌その五

 大型空母から艦載機が放たれてだった、そうして。
 そのナパームで攻撃を仕掛ける、するとだった。
 うぽぽ菌全体に凄まじい勢いで炎が走る、それでだった。
 菌は瞬く間にダメージを受ける、次にだった。
 ビームで焼き払う、これでうぽぽ菌は退治された。
 だが敵はそれだけではない、彼等もだった。
「ホーーー!今だホーーーー!」
「攻撃だホーーーー!」
「そや、うぽぽ菌は迷惑やけどな」
 この星域の指揮官であるアルゼンチンも言う。
「ええ楯になってくれたわ」
「では今からホーーーー!」
「攻撃だホーーーーー!」
「総攻撃や!やったるで!」
 アステカ軍はうぽぽ菌を攻撃しそこに戦力を集中させていた枢軸軍に一斉攻撃を浴びせた、ハニワ達が攻める。
「ホーーーー!」
「ホーーーー!」
 ハニワ艦のビームが枢軸軍を撃つ、そのダメージはというと。
「結構効きますね」
「はい」
 秋山は今度は日本に応える。
「ハニワ族の攻撃も」
「しかもビームは効果がありません」
「それもまた厄介です」 
 主力兵器が効果がないのはというのだ。
「わかってはいますが」
「それがですね」
「そうです。ここは仕方ありません」
 攻撃を受けるしかないというのだ。
「鉄鋼弾攻撃までの我慢です」
「そうするしかないですね」
「バリアか」
 東郷は二人のやり取りから言った。
「そういえばエアザウナ等大怪獣もビーム攻撃だな」
「?長官それが一体」
「何かあるのですか?」
「大怪獣は艦隊単位ではなく戦隊規模で攻撃をしてくる」
 艦隊が幾つか集まって戦隊になるのだ。それが戦域で戦うのだ。
「それで幾つもの艦隊が薙ぎ倒される」
「多少のバリアでも」
 秋山はそうした大怪獣達のことを話す。
「効果がありません」
「そうだ、なら相当なバリアを容易すればいい」
「しかしバリア艦ばかりでは攻撃になりません」
「そこは考えてある。エアザウナが出ればな」
 その時にだというのだ。
「それを実行してみよう。、大怪獣対策をな」
「その時にですね」
「仕掛けてみる」
 こうしたやり取りも為される、ハニワのその強固なバリアを見てからのことだった。
 ハニワ、そして大怪獣とアステカ正規艦隊の攻撃が終わった、枢軸軍は何とかその攻撃を凌いだ、それからだった。
 東郷は攻撃を耐え切った全軍に告げた。
「よく耐えてくれたな」
「まあね」
 ランファが右目をウィンクさせてモニターから応える。
「生きてるわよ」
「それではだ」
「こちらの反撃ね」
「そうだ、仕掛ける」
 まさにそうするというのだ。
「今からな」
「わかったわ、それじゃあね」
「全軍攻撃だ」
 東郷は命じた。
「艦載機、そしてビームにだ」
「ミサイルと鉄鋼弾ですね」
 今度はリンファが言ってきた。
「それですね」
「既に鉄鋼弾で反撃はしている」 
 これで既にかなりのダメージも与えている。それに加えてなのだ。
「後は一気に攻めて終わらせる」
「それじゃあ艦載機出すあるよ」
 中国妹は機動部隊を率いているので言うのだった。 
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