IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
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暴走
前書き
ただただ目の前に居る平穏を乱すものを殺戮し続けた
それが、世界の為になると信じ続けていた
だがそれは違った
気付けば俺が
「平穏を乱すものとなっていた」
専用機持ちは全員召集され、旅館の一室に集合させられた。だがその中には箒も含まれていた。その事に酷く不満に思っていたのは一夏だった、見聞色の覇気を習得している一夏は人の悪意や宜しくない感情に酷く敏感になっている。その覇気が箒からただ自己陶酔しているのを感じ取った。そんな箒を作戦に組み込む可能性があるというだけで吐き気がした。
旅館に一室に教師陣と専用機持ちが集められていた
「え~っとハワイ沖で試験稼動にあったアメリカ・イスラエル共同開発の第三世代型の軍用IS『銀の福音』が制御下を離れて暴走。 監視空域より離脱したとの連絡がありました」
麻耶が部屋に居る、全員に現状を説明した
「その後に衛星を使っての追跡を行った結果で、目標はここからおよそ2キロの地点の空域を通過する事が判明しました。教員の皆さんには学園の訓練機を使用して空域および海域の封鎖をいただきますので作戦の要は専用機持ちに担当して頂きます。何か質問はありますか?」
麻耶は一つ息ついてから、専用機持ち達に質問が無いかと聞いた。すると一夏が手を上げた
「その銀のなんちゃらのスペックの開示を求める、そいつのスペックが解れば作戦を練りやすくなる」
「良いだろう。ただし、これらは二ヵ国の最重要軍事機密だ。けして口外はするな。情報が漏洩した場合、諸君には査問委員会による、裁判と最低でも二年の監視がつけられるぞ」
「俺に監視を付けられると思ってるのかな?んなもん跳ね除けてやる。まあ面倒くさいからやらないけど」
千冬は不安になりながらもデータを開示した。それを見た専用機持ち一向は唸り声を上げる。
「広域殲滅を目的とした特殊射撃型・・・。面倒だな」
「わたくしのブルー・ティアーズと同じ様にオールレンジ攻撃が可能ですわね」
「攻撃と機動力に特化した性能・・・。攻撃力は脅威ってレベルじゃないわよ」
「う~ん・・・これはちょっとキツイな~・・・」
「ふむ・・・どう攻めるべきか・・・」
箒、セシリア、鈴、シャルロット、ラウラは百面相をしながらデータと睨めっこしている。が、一つだけ落胆しながら懐から煙草を取り出して銜えて、え~っとライターどこやったっけ?と言いながらズボンのポケットやら上着のポケットを探しまくる一夏がいた。そして何かを思いついたのか指を鳴らす時に起こる摩擦熱で煙草に火をつけた。その光景にポカンと口を開けたままのご一行。
「ふぅ~・・・トリコさんがやってたのを真似してみたけど以外に出来るもんだな。うん、これならライター忘れても何時でも火が付けられるな。ってあっ!今考えれば簡単に火出せるからライターいらねぇじゃん!かっ~何でそんな簡単な事を理解できなかったんだ!」
「お兄ちゃんって煙草吸うんだっけ?」
「ああ稀にな」
「・・・おい龍神、お前がデータの開示を希望したんだろう」
「いやだってスペックが予想の遥か下だったもんで」
サラっととんでもない事をいう一夏、そこまで期待していたのか酷く落胆しているのが目に見えている。
「ああもうやる気失せたわ」
一夏は壁に寄りかかって煙草を吸う事に集中する
「ちょっと待った~(^^)そんな皆にいいアイデアを授けちゃいま~す!」
のんびりとした声とともに、天井の一部が開閉し、そこから篠ノ之 束が顔を出した。束は天井から降り、千冬に近づく
「ねぇねぇち~ちゃん、私の頭にいい考えがナウプリンテイング~」
「出ていけ・・・」
「聞いて聞いて~ここは断然、紅椿の出番なんだよ~!」
「何?」
束は紅椿のスペックを語りだした。その話を聞いた一夏は頭を抱えた。またこいつは世界のバランスを崩しかねないとんでもない物を作りやがったと、顔にそう書かれている様だった。
「それが本当なら、篠ノ之さんを作戦に組み込むのが良いのではないでしょうか?」
そういったのはモニカだった。束が語ったのは紅椿が現存するISを完全に凌駕している性能とそのISに使われている技術の高さ、それだけ高性能機であるならば無事作戦を遂行するだろうと思った、だが、モニカは束が作ったISならば絶対大丈夫だと信じきっていた。それが、自分の座右の銘『強者には力を、愚者と弱者に力は無用』に矛盾しているとも知らずに。モニカとて箒の実力が高いとはいえないのは知っているはず、それほど箒を信頼しているのか、それとも束の妹なのだから大丈夫だと思っているのか。
「それでは、龍神と篠ノ之でタッグを組み、出撃だ」
「え~・・・なんなら俺一人で行かせてくれよ・・・これと一緒とか不安と不満しかないんですけど」
「命令だ」
「はぁぁ~・・・IGOの重役に命令ね、まっこの事は副会長には言っとくからな」
そういって一夏は凄く不満そうに箒とともに部屋から出て行った。その一夏の背中を凝視している二人が居た。束とモニカだった
「(超獣龍・・・それがいっくんのIS、でもあのISは異常すぎる。何回かアクセスしようとしたけど獣みたいな奴らに止められた・・・。でも戦闘中なら行けるかな?)」
「(龍神 一夏と篠ノ之 箒、篠ノ之さんは少し不安ですがあの、束博士がお作りになられたISならば問題ないでしょう)」
後書き
一「一夏と!」
リ「うp主(作者)の!!」
一、リ「「後書きコーナー!!!」」
リ「はいっという訳で今回も始まりましたこのコーナー」
一「遂に福音か~」
リ「長かったな・・・でも、まだ予定だと福音が終わって漸く3分の1ぐらいなんだよな・・・」
一「ながっ!?」
リ「先はまだ長いな・・・」
一「が、頑張れ」
リ「うん、それと、皆様。一話一話の長さは丁度イイでしょうか?短すぎるのであれば長くしますが・・・」
一「ご意見頼むぜ」
リ「そだよ。それでは皆さん!!作品を読んだら感想を送ってください!これを習慣にして貰えると助かります!感想は私にとって、最高の栄養剤のような物なのです!感想が来ると創作意欲が湧くのでよろしくです!」
一「質問なんかも募集中だぜ!」
リ「今日の夕食は麻婆豆腐だ!」
一「おっ、いいなそれ」
言「うむ、では激辛頼むぞ」
リ、一「今誰かいた!?」
誰も俺を望まない
誰も俺を頼らない
誰も俺を必要としない
俺はどうしたらいい・・・?
「そんな貴方に、答えを差し上げますわ」
誰だ・・・?
「答えを知りたかったら、私を手を取りなさい」
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