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インフィニット・ストラトス 黒剣の死神と謳われた天才

作者:マンモス
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一時の休息

「楯無達遅いなー、先に食っとくか?」

「誘っておいてそれはないですよ。そろそろ来るころだと思いますけど……来ましたよ、社長」

食堂の入口の方を見ると、刀奈達とほっぺを真っ赤にした、水月、それを呆れ顔で見てる満月さんがやってきた。

「お一水月、生きてたか」

「生きてるよ。軽く走馬灯を見ましたけど」

そう言って、水月はほっぺを冷やしながら飯の注文に向かった。十分が経ちみんな自分の料理を持って、俺とバロウで取った一番大きい机に料理を置いて食べ始めた。刀奈は言わずとも俺の横だ。

「あーみそ汁がうまいなー」

「真理、わたしにトンカツチョーダイ」

「別にいいけど、ほら」

俺がトンカツを刀奈の皿にのせようとすると、手首を掴んできた。

「……なに?」

「普通彼女が食べ物をチョーダイって言った時は『ハイ、アーン』でしょ」

「普通は彼女が彼氏にやるんじゃないのかそうゆうの」

そんなやりとりをやっていると、食堂にいる外野が騒ぎ始めた。

「ウソ、神倉君って会長と付き合ってたの?」

「何で社長職でイケメンで将来有望の神倉君に、良家の出身で美人でナイスバディの更識会長が付き合ってるの?」

「あぁ、神よ!ナゼ世界はこんなにも残酷なのですか?」

そんなにショキングなのか、なら、

「ホレ、楯無ハイ、アーン」

「ア~ン」

と、ラブラブカップルのように食べさせあってるところを見せられ、騒いでた生徒達は更に騒いだ。

「フゥ!久々に人をイジメてスッキリした~」

「社長。タチが悪いです」

「神倉先輩って人の嫌がることするの好きそうですね」

ちょっとそこのフランスコンビ、なにを失礼なことを言うのかね。

「真理さんはドSだけど、真理さんを見ていると一つ教わることだってあるんだよ」

おぉ水月お前は俺を見て、にどんなことを学んだんだ。

「『ああはなりたくない』とボクは教わったよ」

「ほぉ、なら水月。俺は今度、お前に戦闘訓練を教えてやるよ。IWSでISに負けるんだ。昔教えた戦闘訓練が無駄になったてことだからな」

俺と水月のやりとりを見て、更識家関係者と専用機持ちもクスクスと笑っていた。笑ってないのは、ボーデヴィッヒと織斑である。

「神倉…先輩。一つ聞きたいことがある」

「なんだボーデヴィッヒ?」

「IWSとはなんだ?それはISとは違うのか?」

IWSと言う単語を聞き逃さなかったボーデヴィッヒが質問してきたら他の専用機持ちもそちらに耳を向けた。

「なんだそんなことか。いいぜ、教えてやるよ……IWSの正式名称は『インフィニット・ワンオフ・ストラトス』って言うんだ」

「インフィニット…ワンオフ・ストラトス?」

「そう、インフィニット・ワンオフ・ストラトス。俺がワンオフ・アビリティーの研究の最中に偶然作った産物でな、所有者に一番合い、その所有者だけの能力が使え、その所有者だけに使える機体だ」

そう、IWSはその人間の感情、記憶、身体能力によってその人間にあう機体が出来る。

「それにだ、俺の作るISと束さんが作るISには決定的な違いがある……それは作った元来の目的だ。俺のは完全なる武器だが、束さんのは元々は宇宙進出するための物だったんだ」

「第三世代の武装はヒマな時に考えたやつだけど」とつけて、残りのトンカツを食べ終わった。

「ちなみに、バロウが使うIWSにも第三世代の特殊武装がついてるぞ」

「へ一そんなんだ。どんな武装なのバロウ?」

デュノアは幼なじみのバロウの機体が気になるらしく、聞いてきた。

「『ECU』、エナジー・クリエイト・ウェポンって言ってイメージした形をシールド・エネルギーで作って戦うんだ。本当はエネルギーを結構使うだけど、僕のIWSの能力を合わせるとエネルギー消費を抑えて…」

「バロウ。次、戦う相手に教えるな。行くぞ」

俺はバロウを連れて、アリーナに戻ることにした。俺はバロウに一つ忠告するために。

「バロウ忘れるなよ。お前の機体の武装は…」

「わかってますよ社長。『もし、フランス政府、いやデュノア社にECU渡していれば、シャルロットは辛い思いしなくてすんだ』でしょ」

「そうだ。あれをあの腐れ社長に売れば、デュノアはデュノア家に行くことなく、オーギュスト神父に引き取られるはずだったしな」

正直デュノアには、悪いことをした。まぁ今更そんなことを思っても意味は無いか。

「バロウわかってるよな?」

「ハイ。シャルロットを倒して、一夏も倒して見せましょう」

「よく言った。お前の今月の給料上げとくよ。お前の目的の為にな」

俺それだけ言ってアリーナに向かった。バロウもやる気満々だ。













 
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