ヴァルハラ
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子供
なんじゃこりゃぁぁあああああ!?
俺、御伽勇真は、自分の姿を見て驚いた
何これ!?手、ちっちゃっ!!てか、俺ちっちゃっ!!
「あの・・・マスター・・・」
と、シロンが言った
「何だよ!?今はそれどころじゃねーよ!!」
「可愛いです・・・」
・・・は?今、コイツ何て言った?
シロンは頬を少し赤く染め、目を輝かせて俺を見つめている
「マスター、可愛いですッ」
「えっ?あ、ああ、ありがと・・・」
え?何?もしかしてシロンって、ショタコン?
「えーっと、シロンさん?」
「はい、何ですか?それより、抱っこしても良いですか?」
うん、駄目だコイツ、完全にショタコンだよ
俺はシロンの意外な一面を見て、自分がちっちゃくなった事がもうどうでもよくなった
シロンは、何かを我慢しているように、何度もつばを飲み込んでいる
「で、どうしてこうなったんだ?」
と、俺は言ったが、原因はなんとなく分かっていた、おそらく食べたキノコが原因だろう、あれを食べてから苦しくなったし、でも、これからどうする?元に戻る方法はあるのか?
「ぅ・・・ぅうう・・・」
と、シロンが何かを必死に我慢していたが
「・・・もう・・・我慢出来ませんッ!」
と、言って、俺に抱きついてきた!
「うわっ!お、お前!何するんだよ!?」
俺はそう言って、シロンの腕から逃れようとするが、力が全く入らず、逃れられなかった
「あぁ!マスター!可愛いです!」
シロンはそう言いながら、俺の顔に頬をこすりつけてくる!
あ、良い香りがする・・・って俺は変態か!
「おい、シロン!止めろ!放せ!」
俺がそう言うと、シロンはハッとなって、名残惜しそうに俺から離れた
「すみません・・・」
シロンは顔を赤くしながら誤った
「まあ、別にいいよ、元々は俺が変なキノコ食ったのが悪いんだし」
「いえ、マスターは悪くありません、あのキノコが毒だと気付かなかった私が悪いんです・・・」
と、シロンは随分と落ち込んでいる
「とにかく、元に戻る方法を探さないとな、この体だと不便だ」
ちなみに俺は、6歳位の体型になっていて、上手く力が入らず、歩くことができない、これでは覇王を倒すどころか、まともに生活すらできない
「まあ、もう夜だし、明日から探すとして、もう寝よう」
と、俺が言うと
「では、マスターを抱っこして寝ても良いですか?」
シロンはそう言って、目を輝かせた
本当に駄目だコイツ・・・
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