マジカル☆ウィッチルフェイちゃん!
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マジカル☆ウィッチルフェイちゃんアイスフェスティバルを楽しむ④
本来なら、アイスランはもっと激しくなるらしいのですが、グリフォン寮が優秀すぎてワンサイドゲームになっているのです。もちろん、介入させて頂いたので大変な事になっているのですが。
「ああ、もう、鬱陶しいわよ!」
そして、現在。私はリーちゃんに憑依して1人の女の子を追いかけています。
「うわっ!?」
アタックブースターで加速し、ブレードライガーに装着されていたようなブレードを展開して、斬りつけるも、しゃがんで回避されました。
「氷柱まで切れてるじゃん! 殺す気っ!!」
ウィルベルちゃんは必死に逃げています。氷柱に隠れて進むウィルベルちゃんの進路を封鎖しつつ、臨機応変に氷柱も多数叩き込んであげます。でも、防御魔術で防がれてしまいますけど。
「アンタ、絶対中に誰か憑依しているでしょ! なら、これでどうだっ!!」
ウィルベルちゃんがパンプキンボムの色違いを地面に投げつけたら、大量の煙が発生しました。私は慌てずにサーチを発動してウィルベルがゴールに向かうだろう場所に陣取ります。予想よりも時間が経った後、ウィルベルちゃんが私の目の前に現れました。
「はぁはぁ、くそ~」
そして、踵を返して逃げるので、私も追います。氷柱と氷柱の間を通る時、プチンという音が響きました。
『え?』
氷柱の後ろに隠された山積みのパンプキンボムが一斉に爆発して、氷柱を破壊して、リーちゃんに破片が落ちてきます。アタックブースターを全力で発動させて高くから倒れてくる氷柱を回避……プチンプチンという連続音が鳴り響きました。そして、足元には大量に敷き詰められたパンプキンボムがありました。それらは不気味に光っています。
「アンタはアタシを本気にさせてしまったようね。だから、ウィルベルさんのとっておきを見せてあげる! 空よ、落ちてきなさ~い!!」
パンプキンボム達が光ながら術式を展開して、膨大な魔力を溢れ出して、ウィルベルちゃんが大きな術式を展開すると、同様に空にまで魔術式が展開されて、巨大な隕石が多数落ちてきました。
『デタラメなっ!!』
「アンタにだけは言われたくないわ!!」
パンプキンボムだと思ったアレは発動用の触媒みたいだったみたいです。
『仕方無いので、こっちもとっておきです!』
動力炉を全開にして、ブレードを全面に展開。防御魔術も発動してアタックブースターオーバードライブさせた加速で隕石に突撃し、それを粉砕する為にぶつかり合う。
「ふふん」
服の袖から大量のパンプキンボムを出して、私の着地地点に引き詰めだした。
「ばいばーい」
そして、自身は猛スピードで離れてゴールへと向かっていく。なんとか、隕石を粉砕して着地すると足元で大爆発が起きて、足の一部が崩壊してしまいました。でも、慌ててアタックブースターだけでウィルベルちゃんを追います。でも、ゴール前で何故かウィルベルちゃんが止まっていました。そして、もう1人の人影がありました。
「なんでこんな所に……」
「ゲストとして来たから」
それは良く知った人でした。でも、ウィルベルちゃんも知ってるみたいです。
「大叔母……」
「それはやめなさい。先生でいいわ。それと、ルフェイ。憑依は駄目よ。参加になるから」
そう、ゲストはお母様でした。でも、大叔母様と言おうとした瞬間、杖で叩き潰されましたけど。
「さて、最後の難関はこの私だ」
私は取りあえず、怖いのでさっさとリンクを切りました。
その後、行われた戦いは一方的でした。画面に映し出されました。後から到着した人も同じでした。最終的に順位は到着した順番になりました。なんていうか、ラスボスはお母様でした。ただ、皆さんはその後、課題を教えて貰いました。
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