ヘタリア大帝国
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TURN83 ハニワとの戦いその七
「怖がらせるつもりはなかったんや」
「その割には本気だったじゃない」
「戦争やからな」
この辺りは割り切っているキューバだった。
「そやからな」
「それでだっていうんだ」
「そや、まあ戦争は終わったさかいな」
「うん、もうあんな怖い勢いで来ないでね」
「大丈夫や、それでや」
「はい、これからのことですが」
宇垣は早速キューバに言った。
「貴国は降伏しましたので」
「捕虜かいな」
「いえ、枢軸に加わって頂きたいのです」
こうキューバに言うのである。
「慣習に従い」
「ああ、捕虜やなくか」
「そうです、今から枢軸に加わって頂けるでしょうか」
「そう言ってくれるんやったらな」
キューバも返す、こうしてだった。
キューバは枢軸に参加することになった、そしてその中には。
「ホーーーーー!」
「ホーーーーー!」
「あの、ハニワさん達も一緒ですが」
日本妹が騒ぐハニワ達を見ながら宇垣に問うた。
「これは」
「はい、私も想定していませんでした」
ハニワ達が加わることはだった、宇垣も考えていなかった。
「ですがこれもです」
「当然の成り行きですか」
「宇宙怪獣はともかくとして」
彼等は既に何処かに消え去っていた。
「ですが」
「この人達は」
「中南米が加わると」
「ハニワさん達も」
「そうなります、しかし」
「個性的ですな」
宇垣も少し引いている。
「全く以て」
「しかし悪い人達ではないですね」
「それはそうですね」
宇垣もそれはわかっていた。
「しかしどうも」
「風変わりですね」
「しかし様々な種族と共にいてこそです」
宇垣は帝の言葉をここで思い出した。
「真の八紘一宇ですからな」
「そうですね、それでは」
「はい、彼等とも親睦を深めていきましょう。ただ」
「ただとは」
「私はあまりそうしたゲームはしませぬ」
宇垣はそれはだと言う。
「ですから」
「そちらのことはですか」
「どうでもいいです」
こう日本妹に話す。
「まあ彼等の趣味も罪にさえならばければ」
「よいということで」
「そう考えています」
かくしてキューバも枢軸に加わった、このことはメキシコに入っていた主力にも即座に報告された、そしてそれを聞いたハニートラップが言う。
「ああ、キューバさんも入ったの」
「そうある」
中国がモニターから彼女に応える。
「しかもハニワへの攻略法も確かになったあるよ」
「要するに艦載機ね」
「それか鉄鋼弾ある」
「先手を打つなら艦載機の方がいいわね」
ハニートラップは自身の祖国に話す。
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