ヘタリア大帝国
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TURN83 ハニワとの戦いその一
TURN83 ハニワとの戦い
枢軸軍はまずはメキシコ、そしてキューバに攻め入った、主力はメキシコに向かいキューバに向かったの分遣的な戦力だった。
宇垣は目の前のキューバ率いるアステカ軍と自分達の軍を見比べて言った。
「敵の戦力の主力はメキシコにいる」
「はい、そうです」
「そうなってるんだぜ」
共にいおる日本妹と韓国が応じる。
「ですからここに送られたのは十個艦隊で」
「残りは全部向こうだぜ」
「そうですな。こちらは敵の艦隊も少ない」
見れば数は同じ位だ。
「キューバ殿の艦隊に人間の艦隊が四つ」
「ハニワ艦隊も三つ」
「そして宇宙怪獣が二つだぜ」
「規模はわかりました」
そこまで聞いて頷く宇垣だった。
「問題はハニワですが」
「彼等には艦載機で攻撃を仕掛けます」
日本妹がすぐに言う。
「人間の艦隊、宇宙怪獣はビームです」
「それでよいかと」
宇垣も日本妹の言葉に頷く。彼等の他にここに来ているのは台湾兄妹とハンガリー兄、それに韓国妹にイタリアとロマーノ、そしてだった。
「今回はだ」
「はい、実験的にですな」
宇垣はモニターに出た津波に応えた。
「夕霧殿も」
「宜しくお願いします」
ピンクの淡い感じの長い髪に目の少女がモニターに出て来た、服も軍服ではないがピンクで可愛らしい感じだ。
その彼女が宇垣に敬礼して言ってくる。
「私達の初陣になりますが」
「それでも頑張りますんで」
「色々ご指導下さい」
「学習能力には自身があります」
それぞれ水色。レモンイエロー、そして緑の夕霧と同じ姿と服で色だけが違う少女達もモニターに出て来た。
「朝霧です」
「昼霧です」
「夜霧です」
「一日の時間で名前を統一してみた」
津波は久重の口から宇垣に説明する。
「どうだろうか」
「名前はいいのでは」
「そうか」
「はい、ただ問題は」
「戦力としてだな」
「それが気になりますが」
宇垣は夕霧達の戦艦としての姿を見ながら言う。
「果たして」
「それは今からわかる」
戦闘によってだというのだ。
「データの上での性能はわかっているがな」
「実践ではどうか、ですね」
「そうだ、それが今からわかる」
「わかりました、では今から戦闘に入ります」
「頼んだぞ。そして外相」
「わしにもですか」
「若し外相に何かがあってもだ」
何故かここで津波は宇垣にも言った。
「安心してくれ」
「安心してくれとは」
「今丁度色々考えていいるところだ」
「色々とは一体」
「その時になればわかる」
今ではないがそれでもだというのだ。
「まあ安心してくれ。悪い様にはならない」
「悪い様にとは」
「私はこれでも外相が好きだ」
そうだというのだ。
「命を失わせはしない」
「ですか」
「そういうことだ、それではだ」
「はい、それでは」
宇垣は津波の今の話にはいぶかしみながら頷いた、そしてだった。
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