ポケットモンスター ~名と過去を隠した元チャンピオンのシンオウ冒険記~
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第4話
前書き
メイウィルです。
この作品ではすでにクロツグはブレーンに就任している設定です。
「はあ・・・」
どうも、ケイジもといキョウジだ。
俺はまためんどいことに巻き込まれている。
なんでかっていうと・・・
「だから、私も旅に出たのよ!」
「おめーじゃ碌に旅なんてできないっつーの!」
「大きなお世話よ! こっちは同行してくれる人だっているんだから!」
「んなもん知るかっての!」
ギャーギャー
・・・これだ。
202番道路のポケモンをヒカリのポッチャマで倒しながらコトブキシティに到着したはいいものの、ヒカリの実家のワカバタウン出身の幼馴染とかいう「ジュン」と会ったんだが・・・
さっきからヒカリは旅に出るのは早いと言い出しヒカリと口喧嘩、巻き込まれて周囲に変な目で見られるこっちの身にもなってくれ・・・
「だったら!ポケモンバトルだ!」
「望むところよ!返り討ちにしてあげる!」
「おいおい・・・そろそろ落ち着いてくれないか・・・」
「ん?お前誰だよ」
・・・こいつめんどくせぇ・・・なんだろう、このめんどくささ・・・ジョウトに行った時に戦ったタワータイクーンのクロツグそっくりだぞ・・・
「俺はキョウジ、今回のヒカリの旅の同行者だよ。」
「ああ、そうか。あんたが同行者なんだな」
「で、さっきバトルするとか聞こえたんだが?」
「ああそうだ!ヒカリには負けたらおとなしくフタバに帰ってもらう!」
「・・・お前になんでそんなことが言える?」
「俺はヒカリを昔っから見てんだ! おっちょこちょいでドジだしどっか抜けてるしで絶対に旅でなんかやらかすって!」
「おいおい、ずいぶんな言い様だな・・・本人がご立腹だぞ?」
「もう怒った・・・ポケモンバトルで叩きのめしてやるわ!」
「上等だ!」
「・・・もう好きにしてくれ・・・これ以上やってたらこっちがもたんわ・・・」
こうしてヒカリとジュンによるバトルが決まった。
~~~移動中~~~
コトブキシティ ポケモンセンター バトルフィールド
「じゃあ、ルールは1対1のシングルバトル どちらかのポケモンが戦闘不能になった時点での決着でいいんだな?」
「おうよ!」
「もちろん!」
「では、勝負・・・開始!」
「いけ!ナエトル!」
「ナウ~」
「頼むわよ、ポッチャマ!」
「ポチャチャ~!」
・・・ふむ、ナエトルとポッチャマとなると相性の問題でヒカリがやや不利か。
問題は、ジュン君のナエトルがどこまで育ってるかだな。
もし「はっぱカッター」を習得しているのだとすれば、ヒカリにとっては相当不利になるな。
「まずは手始めに体当たりだ!」
「ナウワウー!」
「ポッチャマ、よく見て流し際にはたくよ!」
「ポッチャ・・・ポチャー!」
ヒュッ・・・バシン!
・・・よくできたな。俺が教えた「流し際のカウンター」か。
あれは相手の攻撃を見切るのが難しいんだが・・・ここまでの修練でこのレベル相手の攻撃には反応できるようになったか。
「くっそ・・・一旦殻に篭れ!」
「ナウー!」
ほう、一旦様子見といったところか・・・しかし
「今よ!連続ではたく!」
「ポチャポチャポチャポチャポチャー!」
あのポッチャマはああなると全力で攻め立てるからな・・・
「ナ、ナウ~」
「あ、ナエトル!」
「はい、ナエトル戦闘不能、ポッチャマの勝ち よって勝者ヒカリ」
「やったぁ~!」
「ポッチャ!」
~~~移動中~~~
「くっそー!」
「私の勝ちね?ジュン。」
「ああ、俺の負けだ。でも・・・」
「でも?」
「次は負けないからなー!」
ドドドドドドドドドドドドドドド
おぼえとけよー!
「あ・・・行っちゃった」
「いっつもあんななのか?」
「・・・はい(苦笑)」
・・・ここまでしょっちゅうめんどうごとに巻き込まれてきたが・・・まあ悪くないか。
「さ、ヒカリ。次はクロガネシティ、炭鉱の町でジム戦だ!」
「ジム戦・・・はい!頑張ります!」
後書き
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
補足させていただくと、ケイジはイッシュ制覇のあと、ジョウト地方に旅行した際、バトルタワーに挑戦しており、その際にクロツグと知り合っています。
では、またよろしければご感想、アドバイスなどよろしくお願いします。
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