学園黙示録 終末と武器商人
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武器商人 高茂武蔵
高茂は一旦、皆のいるマンションから離れて、自分の家に向かった。そこに行く道でさえも、奴らがうろついており避けながら、進んでいく。五分後、無事に家に到着
高「うし、周辺に敵影はなし。」
そう言って鍵を開けて中に入る。幸い、誰にも入られていないようだ
高「さっさと、武器と装備を運んじまおう。EVは使える。後は俺用の武器と服だな」
そう言ってパソコンの近くにあるスイッチを押す。すると壁の一部が階段状に出てきて、武器、装備、服が出てくる
武器はFNのP90だ。それが二丁ある。
サブウェポンとして、SAA(シングル・アクション・アーミー)も持ち出した。
これもまた、二丁である。なぜ、二丁なのか?それはただ単にカッコいいからとの事らしい
二丁持ちは扱いが難しく慣れないうちは実戦で使用しない方がいいと言われてきているが、高茂には気にするほどではなかった。なぜなら、上手かった。それだけである
服装は黒いスーツ。営業で行く時の恰好らしい、服の裏側にはSAAを隠し持てる特注のホルスターが付いている。靴はアーミーブーツ。胸には無線機ホルスターを付けて武器商人としての恰好になった。P90はアタッシュケースに入れてある。ご丁寧に大きい奴ではないようだ。
近接武器としてミリタリーナイフも装備している
高「とりあえずはこんなものかな。後は皆の武器やら装備品か。まぁ、身を守れる程度で良いか。」
そう言って適当に見繕っていく。武器は何処から出てきたのかだって?武器販売をする際に軍の横流し品をもらい、それを独自に改良している。または商業用に仕立て上げるのだ。
高「後は車両か。何に乗って行こうかな。狭い日本ならやっぱストライカーかな~」
そう言いつつEVが車庫に着いた。
車庫には各軍の代表する車両が置かれている。代表的なものから一種の珍品まで、まるで博物館のように。
高茂はその中からストライカー装甲車を選ぶ
高「よし、ちっとかいぞうするか。まずは、車体を大きく改造して積載量を増やしてっと、武装は50キャリバーのままで良いとして自動システム(オートシステム)を取り入れて・・・・・」
パソコンから車両の項目を選び出す。その後は機械が自動で行ってくれるため、一種の工場みたいだが、実際の工場より機械は多くなく必要最低限の物しか置いていな。ストライカーの改造も完了し。荷物を積み始める
~荷物~
M4A1×4
M870×3
M92F×6
M82A1×1
SVD×1
青龍刀×1
日本刀×1
それぞれの弾薬×20
手榴弾(箱)×10
装備品
無線機×8
防弾チョッキ×8
双眼鏡×8
葉巻の箱×50(嗜好品)
高性能ノートパソコン×2
高「積みすぎたか?まぁいいや。とりあえずは人は乗れるしな。ストライカーも改造したから大丈夫だろう。」
煙草を吸いながら言った。そして、徐に携帯を取り出し電話を掛ける
孝「は、はい、もしもし?」
相手は孝だった
高「よぅ、孝」
孝「その声は、高茂か?」
高「ああ、こちとらの準備が終わったんでな。今からそっちに向かうよ。誰か出入り口で待っててくれないか?」
孝「なら、僕が待ってるよ。どうすればいいんだ?」
高「そのまま待っててくれ。これから出るわ」
孝「分かった」
そう言って電話を切る
そして、装甲車に乗り込み。エンジンを掛ける
ブォン!ブロロロロロロ
エンジンは問題なく動いた。
高「行くぜ。」
そう言って車庫のシャッターを開けた。外には奴らがいたが、お構いなく飛び出す。タイヤや車体に奴らがぶつかったりして跳ね飛ばされたり潰されたりしていた
~マンション入り口~
(孝視点)
孝「とりあえず、ここら辺で良いのかな?扉閉めてあるから高茂が来たらすぐに開けないとなぁ」
そんなことを言ってると向こうの通りから何かがやってきた。
孝「な、なんだよ・・・・・・あれ」
向こうから来たのは軍で使用されている装甲車だ。ただ、車体後方が上に出っ張っており、その上に重機関銃が載せてある。それは孝のいる入口に止まった。孝は何が何だか分からん状態だった。
運転席と思われる場所のハッチが開く
高「よぅ、孝」
出てきたのは高茂だった
孝「高茂!?これは一体・・・・・」
高「見ての通り、装甲車さ。改造も施してきたからちょっと時間食っちまった。そうだ。この箱を
上に持って行ってくれ。」
そう言って箱を孝に渡す
孝「これは?」
高「無線機だ。何かと必要になると思ってな。持ってきておいた。それを皆に分けてくれ。俺もすぐに行くわ」
孝「わ、分かった」
孝はそう言って階段で上がっていった。
孝(自分の友達が武器商人だなんて親に言えないな~にしてもすごいや高茂はこんなものまで持ってるし。とりあえずは皆に渡しちゃおう)
(孝視点終了)
高茂も一本吸った後、ストライカーから降りて部屋に向かった
高「ふぃ~疲れた~」
冴「おや、高茂君。お帰り」
高「あぁ、先輩。ただい・・・・・・」
最後まで言おうとしたが言えなかった。冴子の姿は裸エプロンもどきの恰好になっていた。
高「な!ななななな・・・・・・」
冴「ああ、これか?小室君にも言われたよ。合うサイズの服が無くてな。はしたなかったら申し訳ない」
高「いえ、天国です」
冴「それはそうと、高茂君も服を変えたのだな?」
高「ああ、これが仕事着なんですよ。やっぱ制服よりも落ち着きます。」
冴「そうか。中々凛々しくて良いと思うぞ」
笑顔で言う冴子
その後家に上がり、皆にスーツの事を突っ込まれたが、そろってスーツの方があってると言った
高「俺の制服姿ってそんなに合ってなかったのか?」
高茂はそう思いながら、夜の街の風景を見ているのだった
後書き
~武器・車両紹介~
P90(プロジェクト90)は通常の短機関銃とは違い、既存の拳銃弾を使用せず、小型化されたライフル弾のような形状の専用弾薬を使用する新しい形態の火器として1980年代末に開発され、「PDW(personall Defence Weapon:個人防衛火器)」という分類で発表された。
コルト・シングルアクション・アーミー(英語: Colt Single Action Army)とは、西部開拓時代に使用されていた回転式拳銃。生産は現在でも継続されている。通称は「ピースメーカー」。1892年から20年ほどアメリカ陸軍に制式採用されており、この際の制式名はM1873。
ストライカー (Stryker) は、アメリカ陸軍の装輪装甲車ファミリーである。LAV(ピラーニャ)の一つであるLAV-IIIをベースに開発され、様々な派生型がある。
製造は米ジェネラル・ダイナミクス社の子会社であるジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ社 (GDLS:General Dynamics Land Systems) が行っており、アメリカ軍向けの生産台数は現在2,988両。
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