緋弾のアリアAA “照準貫通のラピッドショット”を持つ転生者
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突然の再会
キンジの覗き騒動から一夜明け起きて横にあるもう一つの二段ベットを見ると、来訪者アリアがベットで爆睡していた。アリアの寝てるベット周りの床には『ここから入ってきたら殺す』と油性ペンで書いてあり、クレイモア地雷などが置いてあった。
「はぁ、この居候め。油性ペンでこんなにデカデカと書きやがって」
俺は愚痴をぼやきながら、ベットから降り、台所に行き食パンを取り物音を立てず外に出た。遅刻はしてないが食パンをくわえながら俺は学校に向かった。面倒くさいのでアリアはキンジに任せることにした。
「あーマーガリン塗るべきだったな」
何も塗ってない食パンを加えながら俺は車輌科のガレージに向かった。
ー◇◇◇◇◇◇ー
「狩矢来たか。お前の愛車もホレ、この通りキレイに直しておいたぜ!」
「お一、随分とキレイに直ってるな、さすが山崎。まるで新品みたいだな」
俺のバイク、ストリートファイターを直したコイツは山崎 純一。武藤に次ぐ車輌科の優等生で俺が一時期車輌科にいた時からの友達である。先日俺のストリートファイターのエンジンの調子が悪かったので、山崎に修理を頼んでいたのだ。
「ホイ、じゃあ此処に修理代置いとくから。ありがとな、山崎」
「いいって、いいってコレ位!」
「じゃあ!」
俺は山崎に礼を言ってストリートファイターに乗り、学校指定の駐輪場に向かった。ちょうどイイ位の時間に登校ができ、教室にいると、置いていったことに怒っていたキンジがつかかって来たのを適当にあやして、授業を受けた。昼休みになると俺は急いで購買に走って向かった。
「早く行かないと、パンが無くなっちまう!あーもう、食パン、袋ごと持って来れば良かった!」
俺がそう言いながら廊下を走っていると、購買がある方の曲がり角から出てきた女子とぶつかった。俺はなんとか倒れなかったが女子は尻餅をついてしまった。
「いッて~!」
「悪い!大丈夫か!?」
「まっ、まぁなんとか」
俺が手を差し伸べると女子は手を掴んだので持ち上げると見たことのある金髪頭だった。それにコイツが髪を結んでるのって昔俺がアイツに誕生日プレゼントであげたやつだ。
「お前……ライカか?」
「エッ!……なんでアタシの名前を?」
ライカはいきなり自分の名前を言われて驚きながらにこちらを見るとさっき以上に驚いた顔をしている。
「まさか……お兄ちゃん?」
「ライカお前武偵になってたのか?」
「ライカ~遅いよ!あれ、先輩誰ですか?」
俺の後ろからやってきたのはアリアや理子、平賀よりちっこい女子がやってきた。インターンか?
「なんで…なんで此処に居るんだよ!」
いきなりライカが俺の頭目掛けて鋭い蹴りを入れてきた。俺も俺の後ろのインターンもいきなりの事で驚いている。けど俺はライカの蹴りを
(おーコレはなかなか、勢いがいい!)
膝カックンの要領で蹴りを紙一重で交わし今、ライカの蹴りは俺の顔の上にある。
(蹴りに迷いがない!)
そして身体をひねり蹴りが通った向きに変え、蹴りが俺から遠ざかって行くのを眺めながている
(うん!見事だ!)
「なっ!?」
「すごい!ライカの蹴りを紙一重で!」
ライカとインターンの女子が驚いている。武偵なんだからコレ位で驚くなよ。
「ライカ、俺が教えてやった蹴り。上手くなったじゃないか。だけどこんな狭い廊下で蹴りなんかするな。ぶつかった事に怒ってるのは分かるけど場所を考えろ。危ないだろ」
「違う!そこに怒ってんじゃない!」
「ちょっとライカ」
インターンが止めるがライカは怒りに身を任してる感じだ。ていうか、昼飯!俺が腕時計を見るともうパンが無くなっている時間になっている。しかも、五時間目まで後15分だし。
「あーパンが……腹減った」
「先輩!!後でライカのパンを分けますから、ライカを止めてください!!」
ライカを腹にへばりついて止めているインターンが必死だったので、俺はライカを止めるある秘技を使った。
トン!
俺は軽いデコピンをライカのデコにぶつけた。コレをするとコイツはどんな時でも静かになるのだ。現に今だって、あんなに怒っていたのに落ち着き始めた。
「すごい。たったコレだけで」
ライカを抑えていたインターンも今のを見てキョトンとしながら驚いていた。俺はライカが落としたパンの中からサンドイッチを拾ってライカの頭を撫でながら、ある事を伝えた。
「ライカ。話の続きは放課後この校舎の屋上で話そう。いいな?」
俺はそれだけ伝え、ライカを撫でるのを止め教室に戻った。
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