学園黙示録 終末と武器商人
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武器商人の高校生
ここは関東近郊の床主市。人口100万人級の地方都市で中心街にはオフィスビルなどが顕在しており様々な人々が行き交う街だ。港湾施設も整っており、貿易・漁業も盛んである。また、郊外には大きなアウトレットモールができており、街全体が活気に溢れている。
この町にある高校を紹介しよう。私立高校の藤美学園高校、全寮制の高校であり遠くから通っている生徒は寮で暮らすことになっている。部活も盛んであり、去年の大会では剣道部が全国大会に進んだほどである。この高校に通う一人の青年を紹介しよう
名前は、高茂 武蔵(たかしげ むさし)。外見は普通であり、どこにでもいる青年のように見える。両親は武蔵が子供の頃に両方他界していて、父方の両親に育てられた。幸せに生活を送ってきたように見えるが、彼には秘密があった。
~朝 高茂宅~
いつも通りの朝、皆が起きだし、朝食を取り、学校や会社に向かい仕事をする。ここにいる高茂もまた、同じである。が、彼は普通の高校生ではなかった。
(ジリリリリリリ)
部屋にけたたましくなる目覚まし時計
高「う~ん、もう朝か~早いもんだ」
高茂はベットから起きて最新機器のPCの電源をつけた。完全に立ち上がる前に彼は台所に向かい朝食の準備をし、コーヒーを入れて部屋に戻る。
パソコンはホームを映しており、メールフォルダーに新着のメールが来ていた。
高「おっクライアントからメールが来てるか。何々~新型武器を発注だぁ?M4が50丁、M2キャリバーが30丁、またあそこの国は戦線が崩壊してるのか?いくら武器を発注したところで兵士がまともじゃあないなら意味ねぇじゃねぇか。まっ金さえもらえれば俺は良いんだけどな」
メールの内容を読みながら愚痴る高茂
そう。彼は高校生にして武器商人・運び屋などの裏仕事を手掛ける人物だ。正規軍から犯罪組織、はたまた個人にまで武器を売りつけるグリーンカラーである
また、武器を目的地まで運ぶ手段が多種多彩で国家警察にも付けられないという手際の良さ。その事から業界では有名な人物らしい。この仕事は両親がやっていて、表沙汰では事故死とされているが、本当は殺されている事も高茂は知ってしまった。そして、何を思ったのか彼もこうして武器商人になってしまった。
なぜ、彼もなってしまったのか。それは誰にも分からない。そしてその事実を告げる気も彼にはなかったのであろう
高「おや、もうすぐ、学校の時間か。早く出ないとな。とりあえず、適当に送信してっと」
そう言って彼はPCの電源を落とし、朝食を食いながら車庫にあるバイクで出た。
藤美学園は全寮制の学校であるが、高茂は学校から許可が下りており、自宅からの通学・バイクの登校を認められている。[と言っても多額の寄付を秘密裏に理事長に押し付けただけであるが]
そんなこんなで高校に到着する。校門には体育教師の手島先生がいた
手「おう。高茂。おはよう!」
高「おはようございます」
そう言って校門を通り過ぎ、駐輪場にバイクを停める。すると
?「おや、高茂君。おはよう」
高「あっおはようございます。毒島先輩」
現れたのは三年生の毒島 冴子(ぶすじま さえこ)。剣道部の主将で女性ながら全国まで行く剣の腕を持っている
冴「いつも通りの時間だな」
そう言って笑う冴子
高「いつも通りですよ。僕はこうやってバイクを飛ばすのが好きですし。」
高茂も笑いながら言う
冴「いつになったら、剣道部に来てくれるんだい?」
高「御冗談を。僕は一人暮らしだけで大変って言ったじゃないですか。それに剣術や柔道類は護身術程度にしかやってないんですから。それにそろそろ予鈴が鳴りますよ?早くしないと遅刻しちゃいますよ?」
冴「むぅ。そうだな。では、またな高茂君」
そう言って冴子はその場を後にする。高茂も荷物を取り教室に向かう
~教室~
高茂は遅刻することなく教室に着く
高「おはようございます」
?「あっ!高茂!おはよう!」
そう言って高茂のもとに近づくデブの少年。一見ただのデブかと思われるが、あるワードを入れると早変わりする
高「おや、平野君。新しい銃でも見つけましたか?」
彼の名前は平野 コ―タ 見るからにガンオタの少年である。だが、銃に関する事なら何でも分かるらしい
平「うん!ほら、H&KのG36Cがハイサイクルで出るんだよ!これはもうたまんないね!」
高「ほうほう。すごいですね。僕としてはM60とか古いものを出してくれると嬉しいんですがね」
平「あっ高茂って軽機関銃系が好きなんだっけ?」
高「えぇ、といってもジャンル的にはヘビーマシンガンとか対戦車ライフルとか高威力の個人携行兵器が好きですがね。」
[キーンコーンカーンコーン]
平野と話しているうちに予鈴が鳴った。高茂は一旦話を打ち切って、自分の席に座る。同時に先生が入ってきて授業が始まる。
そのまま授業が終わって放課後になった。
高茂は部活に入ってないのでそのまま帰宅した
~家~
高「ただいま~」
誰もいない家に呼びかける。彼はそのまま部屋に入り、PCを付けてメールの確認をする
高「あれま、H&Kから来てるな。武器輸送の仕事か。まぁ、金も良いし引き受けるとするか。大手なら自分の輸送部隊持っててもおかしくはないがな。まぁ、俺は仕事をするまでだがな」
そう言って一人、仕事を確認していく彼だった
後書き
高茂 武蔵
性格 一人でいるときは一人称は俺だが、多人数では僕と言っている。だが、キレた時は俺の方が集中する。基本的に金の事を考えているが、根は良い奴である。困ってるやつを見ると放っておけない性質である。だが、ド派手にやること面白いことは突っ込んでいく
しかし、指揮など自分から指示を出すような真似はしたくないというかめんどくさいと思っている。
趣味 武器改造・整備・射撃
身長 175センチ
体重 60キロ
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