ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!
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私の知り合いのポケモン好きはガチ勢が多い
「・・・嫌々ちょっと待ってくれ、どうしてこうなった?」
あ、ありのまま怒った事を話すぜ!?って良いかこのネタは・・・。俺はサンヨウジムの外で知り合ったユウカとユユコと離していたら何時の間にか近くのバトルフィールドに来ていたんだ。一瞬で・・・一体何が起きてこうなったんだ・・・?
「なんでさっきまでジムの前にいたのにここに居るんだ?」
「それはこの子のお陰よ~」
ってユユコの隣に居るポケモンは・・・
「ゲンガー?」
「そう、私の相棒のゲンムよ~」
ゲンム・・・漢字で書くと幻の夢か・・・。ゲンガーにぴったりだな。
「それで・・・なんでユウカさんは俺と真逆の位置に立っているのでしょうか?」
「トレーナーがこうして出会ったんだから何をするかなんて決まってるでしょ?」
「ああもうしょうがないな~・・・気分晴らしにやらせてもらうぜ!」
「良いわその気迫の篭った目・・・そういう目をしてるトレーナーを負かして悔しがらせてやるのが大好きなのよ私・・・」
ド、ドSだぁ・・・アルティメットサディスティッククリーチャーの名は伊達じゃなかったぁ・・・。ってこぇえ!!?なんか色っぽいけどすんげぇ恐いんですけど!?
「さぁ肥沃な大地に芽生えなさい、ドタイトス!!」
ユウカが投げたボールから出て来たポケモンは地面に着地するとやすやすと地面を大きく割ってしまった。まるで巨木のような足、背中はまるで大陸のように山脈があり、大きな樹があった。ユウカが繰り出したポケモンはたいりくポケモン、ドダイトス。
「ドッダァァァァアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
大きな声を上げるドダイトス。まるで火山の噴火のような轟音だった。ジンも思わず耳を塞ぎそうになるが全身を強く揺さぶるられるようなドダイトスに闘争心が搔き立てられる。
「なら俺は、大地を崩す力を示せ!グルガァ!!」
陣が繰り出したポケモンもドダイトスと同じ様に大地を砕くように現れた。巨大な身体に太く強靭な尻尾、まるで鎧を纏っているかのような重厚さ。怪獣という言葉も当てはまるだろう。よろいポケモン、バンギラス。
「グォォオオオオオオオオオ!!!!!」
「あらバンギラス?強いポケモンではあるけどドダイトスとの相性は悪いわよ?」
ドダイトスはじめん・くさタイプに対しバンギラスはいわ・あくタイプ。じめんタイプにしろくさタイプの技にしろバンギラスにとって大ダメージに成りかねない弱点。
「はっ!そんなのどうって事無い!グルガは相性なんか気にしないんだよ!」
『ドダイトスかぁ、久しぶりに力比べが出来そうじゃねぇか!!』
『はっ、私に力で勝てると思うなよ若造!』
『上等だ!ぶっ飛ばしてやるぜ!!!』
「ユユコ、合図頼むわよ」
「はいは~い、では両者準備はいいわよね?試合、開始!!」
「ドダイトス、リーフストーム!!」「グルガ、あくのはどう!!」
ジンとユウカ、同時に指示がお互いのポケモンへ飛ぶ。ドダイトスは背中の巨木にエネルギーを充填させて、そのエネルギーを込めた葉の形をした竜巻を形成してグルガへ放った。一方のグルガは口にどす黒い闇のエネルギーを集めて、それをドダイトス目掛けて放出した。リームストームとあくのはどう、互いのタイプに一致した技が激突。威力はリーフストームの方が高いのかややあくのはどうが押されている。グルガは負けじと地面を思いっきり爪を立てて踏ん張り、更に出力を上げた。そして、リーフストームを押し返し、リーフストーム諸共あくのはどうをドダイトスにぶつけた。が
「ドァァァァ・・・ドダァァア!!!」
ドタイトスの技を一気に食らってダメージを食らっているはずなのに、それを振り払いグルガを睨みつける。
「ふふふ、中々のパワーね。それじゃこれはどうかしら?ロッククライム!」
「ドダァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
ドダイドスは気合を込めた声と共に前足のつめが大きくなり、大きく前足を振り上げてそのまま地面へ振り下ろす。そして地面が大きく揺れ始めたのだ。
『な、なんだぁ!?』
グルガの足元の地面が突如隆起し、まるで山のように盛り上がったのだ。グルガはいきなりの事に驚きながらバランスを崩さないように片手を地面に付く。そして目を凝らすとドダイトスが爪を約80℃というほぼ直角に近い超勾配の隆起した地面に食い込ませながらぐるが目掛けて突進を仕掛けているのだ。
『マ、マジかよ!!?』
『若造!力比べといこうじゃないか!!!』
「グルガ!降りる勢いを利用してアイアンヘッドッ!!」
『受けて立つぜ糞爺!!!おらぁぁああああああああああああああああ!!!!!』
グルガは安定していた平ら地面から滑り降りるように坂を走り降りていく。そして全身に力とエネルギーを込めて一気に開放し、銀色のオーラを纏って一気にドダイトスに向かっていく。
「グォォォオオオオオオオオオオオオオ!!!(うぉらぁぁああああああああああああああ!!!!!)」
「ドッダァァアアアアアアアアアアアア!!!(ぬぉぉおおおおおおおおおおお!!!!!)」
そしてアイアンヘッドとロッククライムはぶつかり合った。互いに一歩も譲っていないが、
「ドダァァアアア!!!」
「ガアァアアアア!!!!!???」
ドダイトスはグルガを一気に押しのけ弾き飛ばしたのだ。上と下ということでは明らかに重力的に下が不利であるはず。がドダイトスはそれを跳ね除けてグルガを吹き飛ばしたのだ。グルガは吹き飛ばされて地面に叩きつけられるが素早く身体を回転させて、体勢を立て直して立ち上がる。
「まだまだぁ!グルガ、れいとうビィィイイムッ!!!」
『やってくれるじゃねぇか糞爺ぃぃいいいい!!!』
口に冷気を集中させて、それが頂点に達したとき、それを収束させてれいとうビームとして発射した。まだ隆起した地面から降りていないドダイトスは避けれるはずも無くまっこうかられいとうビームを食らう。くさ・じめんタイプを有するドダイトスにとってこおりタイプは天敵中の天敵。
「ダァァアアアアア!!!ドァァァア・・・」
ドダイトスは大ダメージを受けてしまい地面に落ちてしまう。ゆっくりと身体を起こしてグルカに身体を向ける。まだまだ戦闘は続行可能のようだ。
「あらら、大ダメージを食らっちゃったわねドダイトス。もう結構キツイ筈、次で決めるわよ」
「ドタァ!」
ドダイトスもユウカの言葉に賛成なのか声を上げる。グルガも気を引き締める。
「これで決めるぞ!!」「これで決めるわよ!!」
「ギガインパクトッ!!!!」「ウッドハンマァァ!!!!」
『くたばれ糞爺ぃぃぃいいいいい!!!!』『若造がぁぁああああ!!!!』
全身からエネルギーが巻き上がってそのまま超スピードで突撃するグルガ、エネルギーはまるで竜巻のように渦を巻いて巨大なエネルギーの渦になる。ドダイトスは持てる限りの力を前足に込める、その影響か前足にエメラルドグリーンの美しい光が灯っていき、緑色の太陽にも見える。そして・・・巨大なエネルギー同士がぶつかり合い・・・
ドガァァァアアアアアアアアアアアアンッッッッッ!!!!!!!!!!
天高く伸びる巨大な火柱となった。巨大な爆風も巻き起こしてジンとユウカも爆風に巻き込まれて身体を構えて何とか爆風に耐える。ユユコはゲンガーがテレポートを使用して爆風が届かない上空へと待避していた。
「グルガ!!」「ドダイトス!!」
ジンとユウカはお互いのポケモンの名を呼ぶ。徐々に爆風は晴れていく、その中心部に二匹の姿は見えた。グルガとドダイトスどちらも健在だった。が、グルガは苦しそうに片足を付いてしまう。
「グルガ!!」
「私の勝ち・・・!!?ド、ドダイトス!!?」
ユウカは自分の勝ちだと確信したがその考え直ぐに間違っているとわかった。ドタイトスの様子を見ると、立ったまま目を回して戦闘不能となっていたのだ、たとえ戦闘不能となろうとも大地に屈さなかったのだ。
「ドダイトス戦闘不能、バンギラスの勝ち。この勝負、ジンの勝ちね」
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