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俺と現実とファンタジー

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part13 連戦 そして 傷戦

 
前書き
……それではどうぞ…… 

 
なんでこうも厄介事ばかり続くんだよ!?
俺がいったい何したんだっての!

「何故このレーティングゲーム用に作られた空間にのあなたがいるのか、
魔力や神器、悪魔祓いの道具も持たずどうやってライザーを倒したのか……
聞きたいことはあるけれど……」

だからレーティングゲームって何なんだよ?
つーか作られた空間て…………え…………?
……”作られた”?……

「ちょっと待て!? ここは駒王学園じゃないのか!?」

だが、作られた空間とかいう物ならこの真っ白な空も納得できる……
………って事は俺、異空間にテレポートさせらせたのかよ!?

「目的は私達じゃなく、駒王学園……? ……という事は……まさか……!」

ちょっと待て!? どんな答えにたどり着いたかは知らないが
絶対にお前の考えている答えじゃ無いっての!?

「部長!加勢に来まし……あぁ! あいつは!!」
「リアス部長!大丈夫か……なっ、こいつは!!」

あぁもう!
現状でも、もうとんでもないってのに、また新たにきた!

「イッセー! 朧! レーティングゲームは中止よ! あの男を倒すわよ!
あの男は…………」



「多分、ソーナが目的よ!!」



なんでそうなるんだよ!? そして”ソーナ”って誰だよ!
あんたが”リアス”ってのは今あいつらが呼んだから解ったけど!

「何!?」

茶髪は驚いているが、イッセーと呼ばれた奴はわからないといった表情をしていた。

「あの、
部長、朧、ソーナって誰なんだ?」

その気持ち(だけ)はよ~くわかる……

「イッセーにはまだ言ってなかったわね。
いい? ソーナ……ソーナ・シトリーはこの学校にもう一人いる眷属を持った悪魔で
魔王の一人……現レヴィアタン、セラフォルー・レヴィアタン様の妹なの。
学校では”支取蒼那”としてこの駒王学園の生徒会長をやっているわ」

……駄目だ、何言ってるか全然わからねぇっての……

「じゃあコイツは……魔王様の妹様を!?」

違うっての!? あの赤髪の胸が鈍器みたいな ←失礼 女の思い込みだっての!

「ちっ!魔王には歯が立たないからって卑怯な奴だな……!」

外見だけで決め付けて、いきなり攻撃してきたお前だけには言われたくねぇ! 茶髪!

「グレイフィアの話だと何度も強制転移させようとしたけど何故かできないみたいよ……」

俺としては強制転移させられた方が良いんだけどな……

「ソーナのことだけじゃなく、朧の敵も討たないといけないわね」
「あの優しい朧さんの腕を折るなんて……ひどい人です……」

おい、金髪の長髪! 折ったのは俺じゃ無い!
……ある意味俺かもしれんけど!

「みんな、気を付けろ!
こいつは俺たちの力を消しやがる腕を持っている!」

……別に腕だけに能力が備わっている訳じゃねぇっての……
つーかなんで腕? 腕に能力持つキャラクターが多いからか? この物語。

「私の眷属を傷つけた罪……この場で償わせるわ! 
いくわよ! イッセー! 朧!」
「はい!」
「おお!」

くそっ!? ソーナ云々は誤解だってのに!

「おい!俺はb…」
「朧はイケメンだけどいい奴で俺の親友なんだ! 親友を傷つけたお前を、俺は許さない!」
「あの時は油断したが……能力が幻想殺し(イマジンブレイカー)の強化版だとわかれば
対処はできる! もう油断はしない!」

だから何でどいつもこいつも、人の話聞かずに自分の中だけで答え出すんだよ!?

「朧の腕を折った分だ!喰らいやがれ!」

しょうがねぇ……覚悟を決めるか。
出し惜しみしている場合じゃねぇな、一気に決める!

俺は赤い籠手の一撃を受け止める!
茶髪よりは多少重いがまだまだ受け止められるレベルだ!

「嘘だろ!? 限界まで強化したのに!」
「な……!? 左手だと!?」

籠手を着けた男が驚いた理由はなんとなくわかる。
だが、茶髪! 何で左手が驚くポイントなんだよ!?
……っと気を取り直して……

……よく考えたら、こいつらと戦う理由も必要もねぇんだよな……
……つっても、向こうは引いてくれる雰囲気じゃねぇし、改めて覚悟決めるか……

「ふんがっ!」

俺は籠手の男にアッパーカットを繰り出す!
男の体が僅かに宙にうき、仰向けに倒れた

「ごはっ……!? くそっ……」

気絶してねぇ……!? 根性あるなこいつ……

「イッセごばあっ!?」

籠手の男に気を取られた隙に、茶髪に体重を込めたフックを繰り出す!
そして間髪いれずにもう一発繰り出す!

「……!!」

よし! 茶髪撃破だ! 
後は……あの金髪と紅髪の女二人にフェイントでもかけて、隙を作って逃げ出せば……

「消し飛びなさい!」

何だ!? あの黒い塊は!? 
黒い塊は俺に当たって消えたが通り過ぎた地面が綺麗に逆アーチを描いて抉れていた
怖っ! なんだよアレ!?

「そんな……私の滅びの力が……」

滅びだと!? 怖すぎる!? 当たっていたら(当たったけど)消えていたのかよ……!
くそっ……紅髪の女の方は戦えんのかよ……しょうがねぇ、こうなったら全員気絶させて……

「させるかぁっ!」

うおっ!? 籠手の男が復活してきた!?
……あの金髪の女の力か!? 傷がないところを見ると……回復の力かよ……厄介だっての……

「部長は! アーシアは! 俺が守るんだぁ! うおおおぉぉっ!」

こなくそっ!









……あれから数分しか経ってはいない……が、籠手の男は傷だらけになり、
……俺は無傷だった。

「……もう……もうやめて、イッセー……!」
「イッセーさん……! それ以上続けたら……イッセーさんが……!」

……くそっ……

「大丈夫です……! 見ててください、部長、アーシア……!」

……くそっ……!

「必ずこいつをぶっ倒して……勝ちますから……!」

……これじゃ……

「……いくぞ……! 消滅野郎……! まだまだこれからだ……!」

これじゃ俺が悪みたいじゃねぇかよ……
……ついてないにも……程があるっての……!

 
 

 
後書き
次回、vs イッセー 終了です 
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