| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ソードアート・オンライン~黒の妖精~

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

17

 
前書き
レオ視点
φφφ
言葉通り、彼女は始まりの町の広場に一人佇んでいた。
「キリア」
俺は全力の優しい声で彼女を呼ぶ。
「レオ…」
「キリア」
もう一度、優しく名を口にする。
「レオ…!」
キリアはふわりと俺に抱きついてくる。
俺のコートに顔を埋めて小さな鳴き声を漏らすキリアを見ていると、やっぱりまだ小さな、15歳の女の子なんだな、と思ってしまう。
「なあ、キリア」
俺はゆっくりと話し始める。
キリアは俺の目を見て、今にも泣き出しそうな顔になりながら怖々と言葉の続きを待つ。
場違いにも程があるが、いじってやりたい衝動が沸く。
でも今はそんな時じゃない。
「返事のことだけど…」
「…うん」
「ありがとう」
「え…?」
キリアは、俺の顔を見て、目を見開いた。

 

 
断られるとでも思っていたのだろうか。
俺はキリアが好きで仕方無いのに。
「レオ…、ソレ…って」
「理解しろよ… だから…」


俺と付き合って、ってこと


その言葉に、目の前のキリアは輝くような満面の笑みを見せた。
φφφ
レオ、大好き…
私の心には今、それしかなくて。
今まで、断られると思っていたから。
また、人の感情を信じられなくなるところだった。

ねぇ、レオ。


「ずっと、一緒にいてね」


長い、長い約束。 
 

 
後書き
途中からキリア視点。
HAPPYです。
はい。
これで、出会いからの は終わりで、原作の時列に戻っていきます。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧