| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

中二病が世界を救う (序盤のみ)

作者:神ノ平原
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
次ページ > 目次
 

日常Ⅵ

体育館の空気は氷点下どころか絶対零度まで下がった。
「…あー」
「やりすぎたね。うん」
息遣いが全くない(※気絶中)生徒が居る中にも関わらず、二人はのんきに会話をしている。
先ほどの中二病技は原因不明の物質が光達の都市にのみ発生し、想像した現象が起こる(ことがある)。
それは、想像が強くなれば強くなるほど確率は100%へと近づいていく。
もちろん国の調査機関が詳細に研究しているが、未だに発生源さえ特定できていない。

…と言っても使用しているのは光と葵のみなのだが。
「…どうしようか。とりあえず…」
「よし。帰ろう」
「…えええ!?」
「まぁすぐに気がつくだろうし。ここは逃走だ」
「…まぁ…いいか」
最近手綱が緩み始めている葵と光だった。

葵様、ご友人の光殿。お入りください。
未だに変わらないAIの文句。
「いやー…この後どうするよ?」
「んー…久しぶりに蹴りの修練でもするかな」
あまり変わりのない日常である。 
次ページ > 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧