古の鉄の巨人を駆る他世界への介入者
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母親
前書き
いい加減にアルトを出したいと思う今日この頃
「マ・・・ママ・・・?」
アスカは自分の目に映っている光景が信じられなかった。そこは有り触れた医務室。あるのはベットと医療機器、その程度のはず。がアスカの視線を釘付けにしたのはそれではなかった。ベットから身体を起こして、近くの椅子に腰掛けているキョウスケと会話している人物だった。自分の記憶が正しければ、いや間違えようが無い。キョウスケと話しているのは自分の母親、惣流・キョウコ・ラングレーだった。
「どうやら貴方の娘さんが来たようだぞ惣流博士」
「え?」
キョウコはキョウスケの言葉の意味が理解できていないのか、頭の上にハテナを浮かべているが、キョウスケに促されるままそちらを向くと自分の最愛の娘であるアスカが呆然と立っていたのだ。
「マ、ママァァァアアアアアアアアアア!!!!」
アスカは巻き上がる感情を抑える事が出来ず、駆け足でキョウコに駆け寄ってそのまま抱きついた。キョウコは最初こそ驚いていたが、本当に自分の娘であると理解出来て、強くアスカを抱きしめていた。その様子をミゲル、闇夜、キョウスケは温かい目で見守っていた。
「もうアスカちゃんったら甘え坊さんなんだから」
「ママァ~」
アスカは母に抱かれたままそのまま思いっきり甘えている。無理も無いだろうが
「キョウスケ、どのぐらい博士には説明したんだ?」
「一応必要な事は全部だな、ネルフ、使徒、俺たちの事などをな」
キョウスケは近くにおいてあったマグカップを手にとってコーヒーを飲む。どうやらとても美味らしく口元が緩んでいる。それも、目の前の微笑ましい母と娘の感動の再会のお陰だろう。
「それと総司令?」
「キョウスケでいいぞ、惣流博士」
「なら私もキョウコでお願いします。現状、グライナルリーゼズはネルフとは同盟関係にはないんですよね?」
その問いにキョウスケは縦に首を振った
「ああ勿論だ。というか同盟を組む理由も無い、エヴァのデータも弐号機がある時点で解決済みだ。ネルフにある戦力は零号機と、現在修復中の参号機、そして誰も乗れない初号機だ。こちらと戦力を比較するまでも無い」
「なら安心です。もうアスカちゃんにはネルフと関わって欲しくないので、キョウスケさんの話でそう強く思いましたので」
「でもママ、私使徒が出る限りは弐号機で戦うつもりよ?良いの?」
アスカは少し不安そうな声でキョウコに問いかける。キョウコはアスカの頭を撫でながら
「不安よ、娘を戦場に出すなんて親としてしたくないに決まってるわ。でもね、アスカちゃんが決めた事なんでしょう?私は親だけど、貴方の決めた事を変える事は出来ないわ。でもね、私もグライナルリーゼズに入ってアスカちゃんの出来る限りのフォローをしようと思うの。だから親子二人で頑張りましょう♪」
「うん!!!」
という事があった。が、ここで闇夜が一言
「っていうかマジで親子?俺には歳の離れた姉と妹にしか見えないんだが・・・」
「え?どういうことですか?」
キョウコは意味が解らず聞き返した。闇夜は手鏡を渡して自分を見るように言う。
「・・・えぇぇええええええ!!!!???わ、若返ってるっぅぅうううううう!!!??」
鏡に映っていたのは艶と張りのある美しい肌、若々しい自分の姿だった。
「当たり前だろう、キョウコは今までエヴァ弐号機に取り込まれていたんだ。その時魂の大部分とともに肉体の情報も保存されていたんだろう。だから当時のままの身体なんだろう。まあ姉妹に見えるのはアスカが大人っぽいというのもあるが」
そう言われたキョウコは狂喜乱舞だった。弐号機に取り込まれてからかなり年月が流れており、キョウコは40代という事になるがどう見ても肉体年齢は20代前半になっているのだ。女性にとってはこれは嬉しい限りだろうが、余りの喜びようにキョウスケ、ミゲル、闇夜はひいていた。
「そ、それでは俺たちはこれで、親子水入らずで色々話すが良い」
っとキョウスケたちは気を効かせて部屋から出ていった。
「それでアスかちゃん、誰か好きな人っていないの?」
「い、いきなり何聞くのよママ!!?」
「いいじゃないいいじゃない、娘の恋事情に興味もっても、まああの金髪の彼でしょ?」
「ミ、ミゲルさんの事なんてなんとも!!」
「あら?別に闇夜さんも金髪だったけど?」
「ううう・・・」
子は親に勝てないようだ
後書き
マジでアルト出したい、使徒をバンカーで撃ち抜きたい
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