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緋弾のアリアAA “照準貫通のラピッドショット”を持つ転生者

作者:マンモス
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東京武偵高校

間宮修蔵暗殺から一年がたち、俺は今ある学校の入学式に出ている。そう、ここは東京武偵高校。武偵を育成する学校だ。俺は一般中からの武偵高に入学して来たという設定になっている。それにしてもここの狙撃科の試験は楽だった。簡単にSランクが取れる程に。校長の緑松の挨拶で終わり、俺達新入生達は自身の教室に向かった。

「やーくんなんか眠たそうだね」

俺の耳元で小さく囁いてきたのはイ・ウーの仲間の理子だった。

「俺はお前みたいに入学式に寝たりしないからな。ずっと座りながら人の話を聞き続けるの苦手なんだよ」

「理子リンだって昨日はそんなに寝てないんだよ。そんなこと言うならぷんぷんがおーだぞっ」

「どーせ、ギャルゲーを夜更かししながらやってたんだろ」

俺が理子に言うと手を頭に乗せながら、舌を出して、「テヘ」とか言ってるし。理子と俺はクラスが違ったので自分の教室に入って自分の席に座ると、左横が結構なイケメンな男子であった。その男子は手を出しながら俺に自己紹介をしてきた。

「僕は不知火亮っていうんだ、一年間宜しく」

「俺は狩矢八雲だ。こちらこそ宜しく不知火」

そう言って俺は握手をして不知火に挨拶をした。担任は狙撃科の南郷で、俺達に1人ずつ挨拶をさせ、淡々とプリントを配って必要な事だけ言って帰っていった。学校は昼から何もやることが無いので、みんな帰る準備をし始めた。そんな中不知火が友人を紹介すると言うので俺達はクラスを出て隣のクラスに行くと背の高い男子が1人の男子に掴み掛かってた。

「ちょっと、武藤君。何してるの!?」

「止めるな不知火。俺はコイツに話があるんだ!」

「だから、何なんだお前は!?」

騒いでいる2人の所にこのクラスだった理子がこちらにやってきた。

「なになに。まさか入学式当日に喧嘩?理子も混ぜて」

「ちょっと武藤って奴も落ち着け!」

「誰だお前は!?」

「俺は狩矢八雲だ。まずなんで喧嘩してるんだお前ら?」

俺が2人に話を聞くと武藤は悔しそうな声で理由を話してくれた。どうやらこのクラスにいる星伽白雪という生徒とこの男子、遠山金次という生徒が仲が良かったため、遠山に食らいついているみたいだ。遠山は幼なじみと言っているが、武藤は冷静さを失っているため、耳に入っていないみたいだ。

「ランバージャックで勝負だ!」

武藤のいきなりの発言に俺達は驚いているが、どうやら遠山を沸点に達したみたいでやる気になっている。ランバージャックは風当たりが強いみたいなので、俺達は人が来ない場所に移動することになった。

「はぁ一。不知火、俺は見てるだけで良いか?」

「いいよ。リング役は僕と峰さんでやるから」

不知火がそう言ってると遠山対武藤の殴り合いが始まった。俺は日陰に座って見ていると殴るわ、殴る。すさまじい殴り合いを始めた。



二時間後……

武藤も遠山もボロボロに殴り合ったせいか、2人共倒れてしまい。遠山が先に立ち上がり武藤が立ち上がるのに手を貸した。なんか知らんが、2人には熱い友情が芽生えたみたいだ。ランバージャックが終わり、俺は2人に自己紹介をした。2人とも、気がよくすぐに仲良くなった。俺は寮にある自分の部屋になる空き部屋に入った。

「確か同居人は誰も居ないんだよな…ヒマな時にダンボールを片付けるか」

俺は床に置いてあるダンボールを見ながら、部屋着に着替えて、布団の中に入り寝た。






 
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