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めだかボックス 〜From despair to hope 〜

作者:じーくw
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第30箱 「ううーん… このパターンが続くのかなぁ…」






























とりあえず… 前回は、シリアス感動系だったけど…

うんっ仕事はしないとね!



よし!というわけで、これから仕事編に突入だ!!




「とりあえず、めだかちゃん。本日の投書は3件だよ。」

劉一はそう言い、読み上げていく。

「えっと… バスケ部部室の普請要請 学食の新メニュー開発。」

そこまで言うと…

「最後のがネックだぜ?めだかちゃん。」

善吉が話をつなげてくれた…

「むっ?」

珈琲を片手にめだかが反応する。

「え?なんで? 最後のって、仔犬探しだよ…って あっ…」

劉一は思い出していた。

(そういえば… あの時…動物園で確か…)

そう……あの鯖折を喰らった苦い思い出があるのだ……。 苦笑


「そう言うことだ、どうするんだ?めだかちゃん。」

イスに腰を掛け直し考える。

「詳しい内容はなんなのだ?」

めだかちゃんは劉一のほうを見た。

「ああ 去年の冬休み 学園内で はぐれちゃったんだってさ それからずっと行方不明なんだって。 『どうにか見つけてくれませんか?』って相談だね。」

そう言うと…暫くめだかちゃんは考えて……。

その結論は!

「………では バスケ部と学食の件は私と劉一が担当しよう。丁度二件だしな、仔犬探しの件は善吉、貴様に任せる。」

「ん。ああ 構わないよ。」

善吉はさらっと了承した…。

(善吉…やっぱめだかちゃんって…動物が?)

(ああ… お前と一緒に動物園行った後も まあ いろいろあってな。)

「貴様ら!何をこそこそ話しておる。」

センスをビシッと突きつける!

殺気がッッ!!


「いっ いやっ! 善吉に一任しちゃって大丈夫なのかな〜?って。」

「んだよそれ!!大丈夫だ!!らくしょーだよ!」


誤魔化し劉一&善吉反論!

「…善吉は知っておろう。劉一も知っておると思うが… 私は、動物が…苦手なんだよ」

ふぅ…っとため息を吐くめだかちゃん。

うん… 哀愁漂ってるね…

っと言うわけで、善吉は子犬探し、劉一とめだかはバスケ部と学食の件へ





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まずバスケ部の普請要請ですけど……。

めだかちゃんっていったら…


「ふむ、どうしてもと言うなら私が私財を投じよう!ならば解決「それは駄目だって!!」む?」


仮にも学園なのに、色々予算が決まっててそれでやっていくのに、

個人の私財なんかで一回でもやっちゃったら、

その後いろんな所が我も我もときちゃって収集つかなくなるよぉ〜!っとか、

色々問題が起こるよ!とかなんとか、説明したんだけど…

めだかちゃんの金銭感覚はちょっとおかしいみたいだ。

何でなのかは、後で善吉に聞くとしよう……。

全てまとめてかかって来い!っていう感じだ… 苦笑

まぁ、 それは、めだかちゃんだし…?

とりあえず、バスケ部に関しては予算増枠範囲内で申請してみると言う事で落ち着きました。

で、次に…次の投書の件に…行く前に。


「ふぅ… めだかちゃん… 生徒会役員だけど、会計さんを早く雇った方が言いと思うよ…?」

「ふむ… それについては貴様ら以外とするつもりはないんだが、まぁ 検討してみるとする。」


とりあえず、会計については検討してくれるみたいだ。

これで落ち着いてくれたら良いんだけどね…





続きまして、学食の新メニュー開発の件。




場所は、【食堂】。



「よろしくお願いします!!」

投書してくれたのは…


焔木(ほむらぎ) 勇都(ゆうと)

所属 : 二年一組
血液型: AB型
役職 : 食育委員



「うむ! 焔木二年生。生徒会長の黒神めだかだ。投書にあったのは新メニューの開発だったな?今日は出来る限りの事をさせてもらうぞ。」

「で、僕は会長の補佐、御神 劉一です。よろしくね。」

とりあえず…一通り、自己紹介をし終わった後…

「はい!新メニューの件なのですが… 俺はある人に認めてもらいたくて… それで、自分で悩んでいたんだけど、どうしてもアイディアが出なくて…それで、投書したんです。」

…なるほど。

「ふむ… 認めてもらいたくてか…」

めだかちゃんが腕を組み話を聞く… まあ、先輩なんだし… 一応は敬語を…

まっ いいか。僕も苦手かもだし… 苦笑

あと、劉一はあることを思い出す。

「なるほど… えっと、焔木先輩は食育委員会の委員だよね?」

プロフィールにそう書いてあったんだ。

「あ…はっ はい…そうです。」

急にもぞもぞしているね…ってことは…

「ひょっとして…認めてもらいたい人って、弧呑委員長の事かな?」

「っ!!!!!」



図星…だっと思った。

ただ カマかけてみただけなんだけど効果覿面だったようだ…。

あの委員会は委員長が2人ってちょっと特殊なんだよね。



って劉一が考えていると…



「…………………。」


何か物凄い殺気が……。

めだかちゃんの視線が…痛いよぉ……。

「なっ何か…なぁ…?めだかちゃん。」

恐る恐る話しかけていた。


「劉一……弧呑 とは、米良二年生の事…だな? 何故名前で呼んでおるのだ………?」


ええっと…………

「え……ええっ?べっ べつに深い意味なんて…」

めだかちゃん、 目が光ってる!!


「……むうぅ それは、本当なのか!?」



仕事・感情(私情)・仕事・激情(私情)・仕事・激怒(私情)…が頭の中を…って!激怒って!!



でも…やっぱりめだかちゃんは、まずは、生徒会執行を優先しつつあるみたいだった…

「しかたあるまい… それについては後でゆっくりと尋ねるとする…」

でも目が光ってる…

「……ずっと、このパターン結構続くのかなぁ。迂闊な事……言えないよ……。」

劉一は、はぁーーっとため息をしていた…。

この学園は、女子とても多いし……。

「む?」

めだかちゃんはメンチビーム炸裂!!

「めだかちゃん!仕事仕事!!」

「むぅ…」

めだかちゃん、まだまだ納得をしている気配は無いんだ……。



「ええっと………。」



ポツンと残された焔木先輩はポカーンとしていた。 苦笑








 
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