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PC部作品1作目 / YAMATAKA Legend

作者:風人
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第一話 すべてはあそこから・・・。

 
前書き
        【YAMATAKA Legend】(短編)」
          ~パソコン部の正義と野望と愛と笑いの物語~
俺の名前はYAMATAKA。
俺はごく普通の人間だ。 でも、俺はあの日を境に人間をやめたかのように変わってしまった。
今からその事件を話そう。 俺がYAMATAKAと呼ばれるようになった理由を・・・。
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        【YAMATAKA Legend】(短編)」
          ~パソコン部の正義と野望と愛と笑いの物語~

父「お~い、」
「・・・」
父「おーい!」
「・・・」
父「オイッ!」
「うわっ!?」
すぐ近くに怒鳴り声が耳に入ってくる。 その声の主は俺の父だ。

父「お前、またうちの材料つまみ食いしたな・・・?」
「うげ・・・」
父の面は般若よりも恐ろしい顔で僕のほうを覗き込む。
父「あのな・・・、うちは貧乏だけど料理店でお前らの生活を賄っているのだ。
でもな・・・、お前が少しでもつまみ食いをすれば、商品が台無しになって売れねぇんだ!」
「・・・で?僕に何を言いたいんだ? そんなことを言ったって僕はつまみ食いをやめねぇぞ? 少しは考えろ、これで同じような説教何回目だ?」
フ・・・勝った・・・、言葉で僕勝ちだな、これで言い返せないはず・・・。

父「バカヤロゥ! 158回目だ! 言わなきゃもっと食うだろ! ふざけんな!」
「うっせぇ!だまってろジジイ!」

これはいつもの日常のようなものだ。 ああ、暇だ・・・刺激がほしい・・・
日常に刺激が・・・欲s
酒屋「誰かあああああああああああああああああああ!」
叫び声が聞こえる。 酒屋の看板娘、小玉妲(こだまたつ)ちゃんの声だ。

父「!?」
「!! 小玉ちゃん!!!」
父「待てっ! 何しに行く気だ!?」
「何って決まっているだろ! 助ける気だよ!」
僕は咄嗟に走ってしまっていた。
何でだろう、何もできる自信がないのに・・・。

僕は走る、だだ・・、その行く先々には野次馬が集まっていた。
「退けろ! 邪魔だ!」
数人の野次馬はよけた。 でもその中に一人よけない人物がいた。
?「待って、どうする気?」
その人物は冷静に僕を呼び止める。
そいつは見た感じ女性のような姿でフードを被って顔が見えにくい・・・。
「君は?」
相手はにやりと口元を緩める。

?「私の名前の ヒロ=クボタ あなたを助けに来た。未来からの使徒です。」
「・・・?ハーフ?」
クボタ「・・・ムッ、悪いですか?ハーフで?」
「いや、そういうわけじゃないけど・・・。 で、何をしに来たんだい?」

クボタ「私はひょんなことからやってきたのですがここで止めなかったら
あなたは妲という人物を人質に取っている泥棒に殺されます。」

なっ・・・ ウソだろ?そんな・・・、泥棒ってどうせモブキャラだろ?
俺はモブキャラに殺されるほどの人物だったのか・・・?

「おい!そ、それ止めるには・・・・、」
クボタ「戦って勝つ、それしかないでしょう。」
戦う・・・?ふざけんなよ、僕そんな経験ないし、まして小説でもないんだし・・・。

クボタ「これがあなたへと託す、日本刀でございます。」
日本刀は2本渡された。その刀はとてもきれいにとがれていて銀が光り輝いている。
「これは・・・?刀って・・・こんな物騒なもの扱えないぞ?触ったのですら初めてだぞ?」
?「おお、こいつが次のマスターか、よろしくな。俺は・・・」
「うわああああああああああっ! か、刀がしゃべった・・・」
いきなり人の声で僕に話しかけてくる刀。 こんなの初めて見たからとっさに後ろに下がって分投げてしまった。
クボタ「ああ、言い忘れていたわね。 こいつは・・・、」
?「H.Jだ。 本名は・・・、聞かないでおいてくれ。」
よくわからないが相手は刀なのにしゃべれるようだ、まったく理解できん。
まぁ、夢か。 しょうがない、楽しんでみるとするか。
やっと自分の状態に理解できた僕は、刀を拾い上げてみる。

クボタ「うん、じゃあ、泥棒のところにでも行ってきなさい。」
H「よし、行くぜ!YAMATAKA!」
「うん?」
H.Jがいきなり変わった名前で呼んできた。

H「ああ、そうだったな。 お前はYAMATAKAじゃなかったなぁ・・・。」
「おい・・・どういうことだ?」
クボタ「あぁ、こいつは何年も前から剣として扱われてきた。 きっと前の持ち主がYAMATAKAという名前だったのだろう?」
H「おう! あのお方はとても勇敢で・・・、しかも私のことをやさしく扱ってくれたのです・・・。」

クボタ「むぅ・・・だとしたらすごいのか・・・、」
「何が?」

クボタ「ああ、YAMATAKAという人物は数年前英雄として語られたことがあったらしい。
 それも一つの街を救ったとかなんとか・・・。」
「・・・、そうか。 なら俺もその人の名前をもらって、妲ちゃんを助けるッ!」
僕は剣を強く握りしめ目の前のほうを力強くみて、泥棒のほうに走り出す。
すると一歩一歩走ると同時に、勇気が湧いてくるような気がした。
もちろんそんなものは形としてないから自分でもしっかりとわからない。
でも・・・

YAMATAKA「行けるッ!!」

 
 

 
後書き
ああ、暇つぶしで書いてみたものが案外続いたんですよねww

友達に見せたら予告編とか作られてねwww そのときはめちゃくちゃ驚いたなぁ・・・

さて、まず第一話を書いてみました。

ぜひ感想送ってください! 待ってますよ??ww 
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