ワンピース*海賊と海軍、七武海と白髭。
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第一部
自分の変化。
テントを片付けて、
荷物もまとめて朝食だけを食べ終えるとあたし達は早速歩き出した。
ナミ「で、どうだったのよ?」
ビビの説得のおかげであたしはレオンと話さなくなって、
一人で行こうとしていた所をナミに捕まって正に今、尋問されていた
リノ「どうって…どうもこうもないけど。」
ビビ「リノさんの声が行き成り聞こえたから私、凄く驚いて」
リノ「はぁぁ…朝から無駄に体力使ったわ」
ナミ「まあまあ(笑)でもさ~ぁ?
初めて会った時に比べれば結構、距離は縮んでるわよね~」
何でお前がさっきからニタニタしてんだよ←
元はといえばこの女があの変な衣装をあたしに着せたから…!!
そうすればアイツとはここまで仲は発展しなかったんだよ…!!
リノ「誰のせいだと思ってんの…」
ナミ「さあ~♪」
…ほんと、ふざけてる。
あたしで遊んでるし…!!
ナミ「あっ、そういえばリノ」
リノ「ん?」
ナミ「サンドイッチはどうだった?」
リノ「…言葉の意味がイマイチ分かんないんだけど」
ナミ「だぁかぁらぁ~♪
昨日、エースさんが持ってったサンドイッチの味はどうなの?ってことよ」
リノ「……普通に美味しかったけど」
……何でニタニタしてんだよオイ←
あたしが普通に言っただけなのにニタニタすんなよオイ←
ナミ「で、誰が作ったと思う~?♪」
リノ「蛆虫コック」
ナミ「違う~」
ビビ「それが、エースさんなんですよ」
…ヤベェ、嘔吐しそうだ。
昨日も薄々そんな事、気付いてたけど・・・
リノ「袋くれ。嘔吐してやる」
ナミ「ちょっと止めなさいよ汚い…」
まじでアイツが作るとは…色んな意味で最悪かも。
まあ味の方は良かった…けど。
ビビ「エースさん、すっごく楽しそうに作ってましたよ?」
リノ「興味ない」
ナミ「私が思うにはリノに興味あるかもね~?」
リノ「止めて来ないで近づかないでよ」
ビビ「リノさん…(汗)」
アイツが楽しそうに作ったとか有り得ないわ…
確かに昨日、あたしが食べてる時も嬉しそうだったし
正に危険人物とはアイツの事だ…
ルフィー「なあなあなあビビ~飯にしようぜ~!!」
ビビ「でも実際にユバの街まで十分の一しか進んでないわルフィーさん」
ルフィー「だめだな~お前、こんな言葉があるの知らねーのかよ。
〝腹が減ったら食うんだ〟って言葉を」
ウソップ「嘘つけ!作るなお前!!」
ビビ「分かったわ。次の岩場に着いたら休憩って事でどう?」
ルフィー「よぉぉぉし!!岩場だなぁ!?」
……何でそんなにハイテンションなんだよ
さすがにそこまでのテンションに着いて行きたくない…
ルフィー「皆ぁぁぁ!!早く岩場まで行くぞぉぉ!!
じゃんけんで勝った奴が全員の荷物を運ぶんだぁぁぁ!!!」
ウソップ「勝手に決めんな!!」
サンジ「普通、負けた方が運ぶんだろ」
ルフィー「おうしっ!!」
仲間の言葉はスルーなんだな、蛆虫船長←
それはかなり可笑しいだろオイ←
ルフィー「行くぞぉぉぉ!!ジャンケンポンッッ!!」
ナミ「後出ししてんじゃないわよアホ!!」
ルフィー「痛ェーなぁナミ!!」
エース「リノ、やらねーのか?」
リノ「アホらし」
あたし一人だけがジャンケン集団を置いて、先に進む。
第一この砂漠で全員の荷物を運ぶとか、結末は大体見えてるし。
何処か、誰もいなさそうな場所で荷物を運んでる奴が
鳥だか人間だかそこらにでもいそうな何かが野垂れ死んでいるフリして
荷物係の奴が仲間を呼ぼうと全員の荷物をその場に置いて戻って来る。
…こんなのよくある話じゃん←
ルフィー「チョッパぁぁぁぁあああぁ!!!!大変だああああああ!!!!」
……ほれ見ろ。←
あの大量の荷物は何処行った!?
先に行った蛆虫船長の後を追って皆が岩場で倒れていたという鳥の元へと行くと、
積まれていたはずの皆のカバンは消えて何も残っていなかった
リノ「カバンを預けなくて正解。」
ゾロ「お前、この事を予想してたのか?」
リノ「はあ?こういう砂漠ではよくある話だし」
ビビ「やられたわ…」
ルフィー「ほんとにここにいたんだってば!!」
ほれ見ろあたしの考え←
完璧に当たってたじゃん
レオン『リノ、俺の飲み物を』
リノ「あんたのはアイツらが持ってる」
レオン『何!?』
日陰になっている岩場に座って水を飲んでいると、
死にそうな顔したレオンが、あたしがレオンの分の水を持っているとでも思っているみたいで
あたしが鳥の方に指を向けると一瞬でレオンは蛆虫船長の後を追って飛び出していった
レオン『俺の水ッッッ!!!』
「『返せェェェェェェッッッ!!!』」
リノ「お~頑張れー(棒」
ナミ「リノおねがーい!!少しだけくれる?」
リノ「…いいよ」
ナミ「ありがと!!」
あたしが飲んでいたボトルをナミに渡すと、
ナミは嬉しそうな顔で少しだけだけど水を飲むとビビに渡した
サンジ「リノさんとナミさんとビビさんが…っ!!
か、かかか///間接キスを…!!」
ナミ「あ、確かにそうなるわね」
リノ「女だから気にしないけど」
ビビ「ありがとうございました」
リノ「いーえ」
サンジ「ぼっ、ぼぼぼぼ///僕にもくだ――――」
リノ「近寄って来るんじゃねェェェよ!!!」
岩場の上から近付いて来た蛆虫コックに落雷が直撃をすると
蛆虫コックは鼻から鼻血を出しながら気絶した
ゾロ「んで、アイツらはまだかァ?」
チョッパー「俺、腹が…」
ナミ「私も…」
リノ「クッキー食べよー」
ビビ「リノさん手作りの!?」
リノ「うん」
カバンの中からクッキーが入った箱を三つ取り出すと、その内の二つを二人に渡すと
二人は他の蛆虫どもにクッキーを渡していく
リノ「……」
本当は嫌だったけど、
岩場を下りてアイツ(エース)の元へと行ってクッキーの箱を差し出すと
エース「…いいのか?」
クッキーと、あたしの顔を交互に見てからクッキーを取り出した
エース「…うめぇな…!!」
……美味しいのは分かったけどさ、
あたしの分が一気にして無くなったんだけど
―――ギュっ
エース「リノありがとなっ!!」
………分かったから。いちいち抱きしめないでよ…((
「「ビリリ…」」
――――バッ
エース「わ、分かった…!!分かったから…!!」
慌ててあたしから離れた途端…
足元がグラグラし始めたかと思うと、あたし達が休んでいる場所から少し離れたとこでレオンの必殺技の大炎柱が見えた後で
あたしたち目掛けて何かがこっちに向かっていた
リノ「……何あれ」
ウソップ「砂に隠れて見えねーぞ」
レオン『リノォォォォォォォォッッッッッッ!!!!!!』
リノ「何ィッィィー?」
さっきまで座ってた岩場の上に立って叫び返すとレオンたちの後ろにいる大きなトカゲ?ヘビ?を見て唖然とした
リノ「何それ!!」
レオン『知らん!!コイツを何とかしろ!!』
リノ「何とかって…」
レオン『このままだと食われる!!』
リノ「食われて死ね」
ナミ「リノ…(汗)」
面倒臭げにレオンの方へと片手を上げた時だった
エース「リノ危ないッッ!!!」
リノ「は?」
背後でも地面が揺れたかと思うと紫色の巨大な何かがあたしに噛み付こうとした途端、
リノ「一定範囲」
そう呟いた後で紫トカゲが地面に倒れそうになった時に蛆虫(エース)が丸焦げにさせた
ナミ「…スゴっっ」
リノ「邪魔すんな」
エース「俺ァ助けてやったんだぜ?」
リノ「助けろとか言ってないし」
エース「そうカッカすんなって」
帽子を軽く抑えながらニカッと笑ったアイツが岩場の上に立っているあたしを見上げる
そしてあたしは複雑な気持ちで見下ろした
こんな事、あんまり思いたくないけどさ…
……あたし、コイツと会ってから変わってるわー(棒←←
でもまあ距離が縮んだとこでナミが言う恋には発展しないけどね。
あたしが許すはず無いから、アンタみたいな男…
絶対に、恋には落ちない。……絶対に……!!
蛆虫どもが紫トカゲの肉を食っている間にあたしは自分専用の物を食べていると
予備としてカバンの中に入れていたレオンが肉を食べながら休憩していた
ゾロ「んでそのラクダは?」
ルフィー「ああ…変な草植物に食べられそうになったとこを助けてやって」
…変な草植物?
ラクダが草に食べられるとか←
ナミ「リノもビビも早く乗りなよ~」
えぇぇ…あんなのに乗るの?
ビビ「私はもう少し歩けるけど・・・」
ナミ「そんな事言わずに!!ほらリノも早く~」
リノ「あーいや、あたしにはレオンがいるから」
レオン『それもそうだな』
ね、だからここはラクダになんて乗りたくないんだよ←
と、思ってもあたしに近付いて来たナミがあたしの手を引っ張るとあっという間にビビの後ろに座った
リノ「あたしにはレオンがいるんだってば~!!」
ナミ「逆にレオンがバテたら嫌でしょ?」
レオン『暑い場所でそう簡単にバテる事は無い』
って、レオンが言うんだから下ろしてよ~←
ナミ「さあ行くわよ~!!まつげお願い!!」
ラクダの名前がまつげってのもどうかと思うけどさ、
行き成り走り出すのは止めようよ←
レオン『リノ、カバン持つか?』
リノ「ううん大丈夫ー!!レオンの方こそ大丈夫なの?」
レオン『肉を食べたら少しは力がついた』
リノ「それは良かった~」
ラクダのスピードにレオンは慣れた顔つきで走り続ける
・・・このラクダって、いいのか悪いのか・・・よく分かんないわ。
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