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魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜

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第9話『平凡な日常とドンマイ銀髪君…後編』

~なのは~

4時間目:体育


4時間目は私の苦手な体育なの…


音楽室から教室に戻って体操着を持って更衣室に移動しようとすると

ツバサちゃんが教室で着替えようとしていたの!?

私は慌ててツバサちゃんを止めて更衣室に連れて行ったの


今日の体育はドッジボールをやる事になったの

チーム分けは男女混合で4チームに分かれて

トーナメント式に戦うみたいだったの

私とすずかちゃんとアリサちゃんは同じAチームで

ツバサちゃんだけDチームだったの


最初はAチーム対Bチームで

すずかちゃんとアリサちゃんの活躍でAチームが勝利したの


Cチーム対Dチームは

Dチームが勝利したの


ツバサちゃんは…何かチョコチョコ動いて

相手からの攻撃に当たらずに試合が終わるまで内野に残っていたの


そして最後にAチーム対Dチームの試合になったの


「ツバサ手加減しないからね」

「ツバサちゃん勝負だよ」


アリサちゃんとすずかちゃんがツバサちゃんにそう言い


「うん…勝負……」


ツバサちゃんも了承していたの


A対Dの試合は進んでいき…

Aチームは私とすずかちゃんとアリサちゃんと男子が2人

Dチームはツバサちゃんと男子が1人だけになっていたの


そしてすずかちゃんが投げたボールがDチームの男子に当たり

Dチームの残りはツバサちゃんだけになったの


ツバサちゃんがクッションボールを拾った時に


「ツバサあきらめなさい!!残ってるのはあんただけよ」


アリサちゃんがツバサちゃんを挑発すると


「大丈夫…問題ない……」


ツバサちゃん『大丈夫』と言いながらボールを投げてきた……私の方に!?


「きゃっ!!」


ボールは私に当たって跳ね返り

ツバサちゃんの手元に戻ったの

私は当てられたので外野に行ったの…


次にツバサちゃんはトコトコと走りながらボールを男子に投げたの

その子はツバサちゃんが投げたボールを

ガッチリとキャッチしたと思ったのだけど弾いてしまって

運悪くもう一人の男の子に当たってしまい

Aチームも残りはすずかちゃんとアリサちゃんだけになったの


「今のボール…凄い回転だった……」


今のボールを見てすずかちゃんは何かを呟いていたの


ボールを拾ったアリサちゃんが


「中々やるわねツバサ!!だけどこれで終わりよ!!」


そう言ってツバサちゃん向かってボールを投げたの

するとツバサちゃんは

バレーボールのレシーブする時のような体制になって

アリサちゃんの投げたボールを上に弾いたの

そのボールは5メートルぐらい上がって

ゆっくり落ちてきたボールをツバサちゃんはキャッチしたの


そしてツバサちゃんは

自分の投げたボールがあんな風にキャッチされるとは思ってなくて

びっくりして固まっているアリサちゃんの足にボールをぶつけたの

当たったボールは跳ね返ってまたツバサちゃんの所に戻っていったの


これでツバサちゃんとすずかちゃんの一騎打ちになったの


トコトコと走りながらツバサちゃんはすずかちゃんにボールを投げたの

そのボールはそれほど速くなくてすずかちゃんなら余裕で捕れるだろうと思っていたら

すずかちゃんはそのボールを直前で横に移動して回避したの

なんでだろうと思って見ていると

すずかちゃんが避けたボールは地面に着いた瞬間

進行方向と全然違う方向に跳ねて

飛んでくるとは全く思っていなかった

外野の男C君に当たったの

男C君うずくまってしまい

近くにいた男A君が男C君の腰の辺りを叩いていて

男C君に当たったボールは跳ね返ってAチームの内野に転がっていて

すずかちゃんが微妙な顔をしながら拾っていたの


そしてすずかちゃんは

ツバサちゃんに向かって全力でボールを投げたの

それをツバサちゃんは避ける事はしないで

ガッチリと受け止めたの


そしてお返しとばかりに

ツバサちゃんもさっきよりも早い球を投げたけど

すずかちゃんもそれを受け止めたの


この後、数回の攻防が続いて

最後はツバサちゃんが投げたゆっくりとしたボールを

すずかちゃんが取り損ねて決着となったの


キャッチするのに失敗したすずかちゃんは

何故か凄く驚いた顔をしていて


「今の球なに!?」


ツバサちゃんにそう聞いていたの


するとツバサちゃんは


「ひっさつ…ナックルボール……」(・・)b


サムズアップしながらそう言ったの……



その後アリサちゃんとすずかちゃんとツバサちゃんは


「~~っ!!ツバサ!!次は負けないからね!!」

「次も…勝つ……」

「ツバサちゃんさっきのボールの投げ方教えて欲しいな」

「わかった…」


楽しそうにお話をした後

すずかちゃんがツバサちゃんに

さっきのボールの投げ方を教わっていたの


先生が『勝者Dチーム』と言って今日の体育の時間は終わったの




お昼休み

いつもの4人で屋上に行きお弁当を広げたの

全員がお弁当を広げると


「ツバサのお弁当今日も美味しそうね」


アリサちゃんがそう言った

私もそう思うの

するとツバサちゃんが


「食べる……?」


お弁当をこっちに寄せて聞いてきたの

すると


「じゃーみんなでおかずの交換しよっか」


すずかちゃんがおかずの交換をしようと提案して


「いいわねそれ」

「うん。やろうやろう」

「わかった……」


全員が頷いたの


みんなで色々交換して食べていると

すずかちゃんのお弁当の中に入っていた

少しピリ辛の野菜炒めをツバサちゃんが食べて……


「かるぁい…」


口を開けて涙目になっていたの


私たちは慌ててお茶をツバサちゃんに渡すと

ツバサちゃんはコクコクとコップのお茶を飲みほして


「からいの…きらい……」


涙目のままそう呟いたの


その後、私たちも食べてみたけど少しピリッとするだけで

そこまで辛くは無かったの


どうやらツバサちゃんは辛いのがかなり苦手みたいなの

そして涙目のツバサちゃんは凄く可愛かったの…



5時間目:算数

5時間目は私の得意な算数の時間なの

先生が前で教科書を読みながら説明して黒板に問題を書いていたの

私がその問題をノートに書き計算している隣で

ツバサちゃんは凄く眠そうな顔でウトウトしていたの…


すると先生が


「不知火ーこの問題を解いてみろー」


と言ったの


ツバサちゃんはさっきまでウトウトしていて

先生が黒板に書いた問題を全く計算して無かったので

仕方ないから私はツバサちゃんに答えを教えてあげようと

計算したノートを見せてあげようとしたら

ツバサちゃんは一瞬黒板の問題を見た後


「3……」


すぐさま答えたの

しかもそれは私が解いた答えと同じだったの


「正解だ…が…途中式を黒板に書いてみてくれないか?」


先生はツバサちゃんが適当に答えたのだと思って

黒板に『途中式も書け』と言ったの

するとツバサちゃんは立ち上がって黒板の前に行き…


なんかXとかYとかの記号を使いながら

よくわからない計算をしていたの…

そして最後に『=3』と書いて先生に


「これで…いい……?」


合ってるかを聞いていたの


「間違ってはないんだが…出来れば今教えてるやり方で解いて欲しかったな……」


先生の言い方だとツバサちゃんがやったやり方は

私たちがまだ習っていないやり方だった見たいなの……



こんな感じで今日の授業はツバサちゃん驚きっぱなしだったの



今日の帰りアリサちゃんとすずかちゃんはバイオリンのお稽古があるため

私とツバサちゃんの2人で帰宅しているの

でもその時


「っ!!」


私はジュエルシードの反応を感じ取ったの


(なのは!!ジュエルシードが発動した!!)


さらにユーノ君から念話がきたの

私はすぐに


(すぐに向かうの!!)


ユーノ君に念話で返して


「ツバサちゃんごめんなの…用事を思い出したから先に帰るね」


ツバサちゃんに先に帰ると告げた


「ん…わかった…」


ツバサちゃんが返事をしてくれたのを確認してから


「ごめんねツバサちゃん。ばいばいまた明日ー」


そう言ってその場を去った


~side out~



~ツバサ~

なのはと一緒に帰っていたんだけど

予定通り神社の方からジュエルシードの反応がして

なのはは慌てて『用事がある』と言って去って行った


今回は銀髪君も入院中だから介入出来ないだろうと

ボクはジュエルシードを無視して真っ直ぐ家に帰った…


ボクが家に着いた頃

ジュエルシードが封印される気配を感じたので

原作通り封印出来たんだろうと思った





 
 

 
後書き
現在のジュエルシード所持数

ツバサ:15

なのは: 2

のこり: 4


次回はすずかの家でのお茶会の話になる予定

だからフェイトが登場します!!


次回『激突!! 謎の少女と2人の魔導師…前編』
 
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