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RPG WORLD ―ろーぷれ・わーるど―  ~復讐の少年~

作者:一騎
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一章  出会い
  報告

「とりあえず結論から言います。恐らく巣はあるでしょう」
「本当ですか! それが本当ならすぐに対策を立てないと!」

オランドゥさんがあわただしく立ち上がろうとする。

「落ち着いてください!!」

「「「――!?」」」

僕はそんなオランドゥさんに向かって一括した。
同時にオランドゥさん、レヴィアさん、イシュラがちょっと固まる。

「大きい声を出してすみません。でもまだ話の途中です。対策を立てるのは僕も賛成ですがそれは明日にしたほうがいいでしょう。もうこんな時間ですし」

ちなみに現在は夜8時ごろである。
ちなみにガードアントたちとあったのが12時ごろ。
あの後、お昼を草原を抜けた後に三人で食べた後、帰ろうとしたのだが、異様にモンスターとエンカウントしてたのでかなり遅くなってしまった。(一回で1,2ひきしか出ないのでイシュラやレヴィアに任せていたが、数歩歩くごとにエンカウントしていた)

「とりあえずある、といった根拠を話しましょう。まぁ、根拠は一つですが。ガードアントが非常に多かった。ただそれだけです」

ちなみに、二体倒した後、草原を出ようとするだけで、計5体とエンカウントしている。
こんな大勢ではぐれ、なんて天文学的な確立だろう。

「ふぅむ...。わかりました。では続きは明日にしましょう。ソラさんもお疲れでしょう。どうぞ泊っていってください」

「じゃあ、お言葉に甘えます。ありがとうございます」

「では部屋は昨日よ同じところを使ってください。...ではこれから夜ごはんにしますのでちょっと待っていてください」

「あ、すみません。ありがとうございます」

「いえいえ」

そういうと、オランドゥさんはイシュラとレヴィアさんを連れて台所に入っていった。

―☆―☆―☆―

とりあえずFOOD値が満タンを超えるような勢いでとにかく喰いまくりました。
...や、だってめっちゃおいしいんだもん。料理。
作り方教えてほしいな~。僕も一応料理できるし。
そんなことを思いながら満腹の幸福感に包まれながら爆睡。

そして朝の今、

「ふっ!」

神殿の前で武器の素振りをしました。
...だって四刀流の素振りってこの時間帯しかできないんだもん!
まぁ、素振りって言ったって、脳内で作った動きに合わせて剣を振ったり蹴りを繰り出しているだけだけど。素振りっていうか、演舞?
まぁ、これで剣を振る速度やら蹴りの速度やらその他もろもろの速さが上がれば、相手に攻撃をさせない、ということができるようになるかもしれない。

右の剣で上段から斜めに振り下ろし、その勢いを利用して左足で回し蹴りを放つ。そしてそのまま右足で、前蹴り。左の剣を水平に振り、最後に右の剣で突く。

例を挙げるなら、これだろうか。
まぁ、実際にはもっと長いし、ほかにもレパートリーがあるが。
ちなみに、蹴りは光足剣ではなくただの蹴りである。
...だって、光足剣って足の周囲にビーム○ーベル発生させてるようなものだもん。
なので、普通の蹴りでやっても何も変わらないのである。

...そろそろ、みんなが起きだすので、双刀をしまい、再度剛刀を装備し、中に戻る。
この世界って汗をかかないからいいよね...。
ちなみに剛刀一本での素振りは四刀流の素振りのウォーミングアップに済ませている。
家の中に入ると、同時にオランドゥさんが部屋から出てきた。

「おはようございます」
オランドゥさんに挨拶される。

「おはようございます」
なのでこっちも会釈程度に腰を曲げ、挨拶を返す。

「何をされていたんですか?」

「えーっと、素振りを...」

「そうですか。それはお疲れ様です」

レベル等があるこの世界で素振りという言葉を出すのは正直ちょっと不安だったけど、ちゃんと素振りはあるらしいので安心。

「さすが、高レベルの方は日ごろの努力も怠らないのですね」
「あ、はい。まぁ...」

でも、こういうことを言われるのははっきり言って、ちょっと照れるな...。 
 

 
後書き
くぅ...!ネタが...!
次は会話パートかな?
恐らく次かその次でユーゴたちと会う...と思う。 
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